企業会計決算審査特別委員会委員長報告(10月1日)
本委員会は、9月10日に開会されました本会議におきまして、委員11名をもって設置され、議案第112号、第113号と第114号の、それぞれの剰余金の処分及び決算の認定についての審査を付託されたものであります。
その後、9月13日と、17日から20日までの5日間、適正に予算が執行されているか、期待した行政効果が得られているか、さらには今後、改善を要する点は何かなどに主眼を置き、現地調査を含め慎重に審査を行いましたので、その経過と結果を報告いたします。
最初に、議案第112号についてでありますが、これは、平成30年度宇都宮市水道事業会計に関するものであります。
平成30年度の業務実績を見ますと、給水人口は50万7,945人で、前年度に比べ0.09%減少し、年間給水量は、5,872万9,991立方メートルで、前年度に比べ0.03%増加しました。このうち、有収水量は5,301万9,485立方メートル、有収率は90.28%であり、前年度より0.18ポイント上昇しております。
次に、主な建設改良事業についてでありますが、第6期水道拡張事業としては、白沢浄水場紫外線処理施設整備工事や配水管新設工事などが行われました。水道建設事業としては、今市水系第1減圧所ほか2カ所の電気通信設備更新工事などが行われました。水道改良事業としては、松田新田浄水場導水管耐震化整備工事や沈澱池耐震化工事などが行われました。配水管整備事業としては、老朽配水管更新工事や出水不良等による配水管更新工事など、延長約10キロメートルの工事が行われました。
この議案につきましては、「老朽配水管更新工事を、2億2,500万円余で実施しているが、もう少し大規模な対策が必要な状況にあるのか」との質疑に対し、「平成30年度は1.8キロメートルの工事を実施したところであるが、金額的にはもう少し実施していく必要があると考えている。今後は、アセットマネジメントの考えに基づき平成31年3月に策定した老朽配水管更新実施計画にのっとり工事を実施していきたい」との説明がありました。また、「有収率の上昇につながった漏水対策は何か」との質疑に対し、「有収率の上昇については、漏水調査の距離を平成28年度から1,000キロメートルに拡大したことや、第2次上下水道有収率向上計画における対策の中で効果のあった給水管の布設替えを第3次計画においても計上し、引き続き実施していることが要因と考えている」との説明がありました。
次に、議案第113号についてでありますが、これは、平成30年度宇都宮市下水道事業会計に関するものであります。平成30年度の業務実績を見ますと、水洗化人口は44万1,002人で、前年度に比べ1.53%増加し、年間総処理水量は7,876万9,759立方メートルで、前年度に比べ2.39%減少しました。このうち、有収水量は4,917万3,891立方メートル、有収率は68.89%であり、前年度より0.10ポイント上昇しております。
次に、主な建設改良事業についてでありますが、公共下水道建設事業としては、処理場において河内水再生センター水処理4系増設工事が行われたほか、管渠において公共下水道雨水築造工事が御幸ヶ原町などで行われました。管渠布設事業としては、公共下水道事業及び特定環境保全公共下水道事業においてそれぞれ延長約3キロメートルの汚水管渠工事が行われました。
この議案につきましては、「5つの水再生センターの維持管理費は計20億円余だが、この経費は、今後、どのような動きとなるのか」との質疑に対し、「下河原、川田の水再生センターについては、施設整備がほぼ完了しているが、清原、河内、上河内の水再生センターについては、施設を増設する計画があることから、今後、維持管理費は若干増加する見込みである」との説明がありました。また、「売電収入について、決算額が1億8,100万円余となり予算額の1億3,200万円余を上回った理由は何か」との質疑に対し、「現在、夜間のみ約12時間機械を運転し、売電しているところであるが、東京電力の能力増強工事後の24時間運転に向け、1か月に渡る24時間の試験運転を年5回程度行った結果、売電収益が予算額を上回った」との説明がありました。なお、この議案につきましては、「雨に強い都市構造とするため積極的に予算を確保し、前倒しで、着実に雨水対策を進めてほしい」との要望がありました。
次に、議案第114号についてでありますが、これは、平成30年度宇都宮市中央卸売市場事業会計に関するものであります。平成30年度の業務実績を見ますと、取扱数量は、青果部では10万7,424トンで、前年度に比べ、0.69%の減少、水産物部では、7,719トンで、前年度に比べ、16.20%の減少でありました。取扱金額は、青果部では286億2,198万6千円で、前年度に比べ、3.30%の減少、水産物部では91億4,376万8千円で、前年度に比べ、6.92%の減少でありました。
次に、建設改良事業についてでありますが、市場整備事業として、水産棟卸売業者事務所電灯設備改修工事が行われました。
この議案につきましては、「水産棟卸売業者事務所電灯設備改修工事について、蛍光灯からLEDに改修した目的は何か」との質疑に対し、「卸売業者等の負担する電気料を削減できることや、CO2の排出量を減少できることを考えて、改修工事を実施した」との説明がありました。
以上の議案3件は、全会一致で原案のとおり可決及び認定することに決定いたしました。
これをもちまして、企業会計決算審査特別委員会委員長報告を終わります。
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