建設常任委員会委員長報告(7月1日)

Xでポスト
フェイスブックでシェア
ラインでシェア

ページID1024721  更新日 令和6年3月8日

印刷 大きな文字で印刷

 建設常任委員会に付託されました案件につきまして、審査の経過と結果を報告いたします。
 最初に、議案110号「令和2年度宇都宮市一般会計補正予算(第4号)」のうち、本委員会に関係する部分についてでありますが、この議案は、歳出第20款衛生費におきまして、水道事業会計の補正に伴う同会計への負担金を減額しようとするものであります。
 第40款土木費におきましては、国庫補助金の交付決定に伴う準用河川等整備費、街路整備費、公園緑地整備費、宇大東南部第2土地区画整理事業特別会計の補正に伴う同会計への繰出金その他を追加計上しようとするものであります。
 次に、議案第111号「令和2年度宇都宮市都市開発資金事業特別会計補正予算(第1号)」についてでありますが、この議案は、歳出におきまして、一般会計への鶴田沼緑地先行取得用地の売払いによる財産収入の増に伴い、一般会計へ繰出金を追加計上し、歳入におきましては、財産収入を追加計上し、歳入歳出それぞれ7,141万2,000円を追加計上して、予算総額を3億5,504万2,000円に補正しようとするものであります。
 次に、議案第112号「令和2年度宇都宮市鶴田第2土地区画整理事業特別会計補正予算(第1号)」についてでありますが、この議案は、歳出におきまして、国庫補助金の交付決定に伴い、土地区画整理事業費を追加計上し、歳入におきましては、国庫支出金その他を追加計上し、歳入歳出それぞれ2億5,000万円を追加計上して、予算総額を9億9,093万5,000円に補正しようとするものであります。
 地方債につきましては、今回の補正に伴い、土地区画整理事業費の限度額を変更しようとするものであります。
 次に、議案第113号「令和2年度宇都宮市宇大東南部第2土地区画整理事業特別会計補正予算(第1号)」についてでありますが、この議案は、歳出におきまして、国庫補助金の交付決定に伴い、土地区画整理事業費を追加計上し、歳入におきましては、国庫支出金その他を追加計上し、歳入歳出それぞれ11億3,896万円を追加計上して、予算総額を25億5,676万円に補正しようとするものであります。地方債につきましては、今回の補正に伴い、土地区画整理事業費の限度額を変更しようとするものであります。
 次に、議案第114号「令和2年度宇都宮市岡本駅西土地区画整理事業特別会計補正予算(第1号)」についてでありますが、この議案は、歳出におきまして、国庫補助金の交付決定に伴い、土地区画整理事業費を追加計上し、歳入におきましては、国庫支出金その他を追加計上し、歳入歳出それぞれ7億573万円9,000円を追加計上して、予算総額を15億1,456万6,000円に補正しようとするものであります。地方債につきましては、今回の補正に伴い、土地区画整理事業費の限度額を変更しようとするものであります。
 次に、議案第115号「令和2年度宇都宮市水道事業会計補正予算(第1号)」についてでありますが、この議案は、収益的支出におきまして、特別職給与の減額に伴う職員給与費を減額し、収益的収入におきましては、一般会計負担金を減額し、予算総額を201億2,594万7,000円に補正しようとするものであります。
 次に、議案第120号「宇都宮市地区計画区域内における建築物の制限に関する条例の一部改正」についてでありますが、この議案は、良好な居住環境を確保するために地区の特性に応じた建築物の整備等に関して定めた、さつきタウン奈坪地区整備計画の決定に伴い、当該計画区域内における建築物の制限に関する事項を規定しようとするものであります。
 以上の議案7件は、全会一致で、原案のとおり可決いたしました。
 次に、議案第125号「工事委託契約の締結について」でありますが、この議案は、LRT事業に伴う一般国道4号新4号国道横断部函渠整備工事に係る委託契約を締結しようとするものであります。
 この議案につきましては、LRTに関する市民からの陳情を考慮し、陳情についての質疑を行った後、採決を行い、起立採決の結果、原案のとおり可決いたしました。
 次に、議案第126号「市道路線の認定について」でありますが、この議案は、民間の開発団地内の道路の受入れ等に伴い、新たに10路線を市道として認定しようとするものであります。
 この議案は、全会一致で原案のとおり可決いたしました。
 次に、陳情第34号「LRTの停留場名を『清原工業団地北』(仮称)から『グリーンスタジアム前』に変更することを求める陳情」についてでありますが、その趣旨は、「LRTの停留場名は、宇都宮市民はもちろんのこと、多数の市外・県外からの来場者にとっても分かりやすいものにすべきと考える。ついては、LRTの停留場名を清原工業団地北(仮称)からグリーンスタジアム前に変更するよう陳情する」というものであります。
 この陳情につきましては、「今後、芳賀・宇都宮LRT停留場名称検討委員会において、検討されるため不採択としたい」などの意見が多く、全会一致で不採択と決定いたしました。
 次に、陳情第37号地域住民の意向を無視した(仮称)大谷スマートIC建設計画の中止、または建設場所の変更を求める陳情についてでありますが、その趣旨は、「市の5回の地元説明会、10回の陳情などにおける市及び市議会の回答内容に納得できない。ついては、(仮称)大谷スマートインターチェンジの計画を中止することなど、4項目について陳情する」というものであります。
 この陳情につきましては、「地域住民への説明責任が全く果たされていない。スマートインターチェンジの建設場所は、通学路に面しており、危険性が高いと思うため、採択したい」との意見がありましたが、「市はアクセス性や地域振興等のほか、周辺道路や生活環境への影響など、様々な視点から検討した結果、大谷街道への接続が最も効果的であると判断している。また、自然災害への対応を含め、緊急性の高い事項については国や県の交付金、財政調整基金などを活用し、既に対応していると認識しているため、不採択としたい」などの意見が多く、起立採決の結果、不採択と決定いたしました。
 次に、陳情第38号「心の繋がりを大切にする、安全で安心できる町づくりのため、宇都宮市の現在計画中の(仮称)大谷スマートインターチエンジ建設に反対する陳情」についてでありますが、その趣旨は、「市民一人一人が心のつながりを大切にする、安全で安心できる町にしてほしい。ついては、本当に宝木地区にスマートインターチェンジが必要なのか、本当に便利になるのか、本当に地域振興につながるのかを、もう一度考え直すよう陳情する」というものであります。
 この陳情につきましては、「大谷スマートインターチェンジは、移動時間の短縮や地域住民の利便性向上が期待できるなど様々な効果が見込め、機能的なまちづくりに必要な施設であるため、この陳情は不採択としたい」などの意見が多く、起立採決の結果、不採択と決定いたしました。
 次に、陳情第39号「地域住民の生活環境を無視した(仮称)大谷スマートIC建設計画中止と大谷PAへの変更に関する陳情」についてでありますが、その趣旨は、「市の5回の地元説明会における説明内容に納得できない。ついては、住宅密集地を無理やり通す(仮称)大谷スマートインターチェンジ計画について、現地を詳細に見て、計画の不当性を確認することなど、4項目について陳情する」というものであります。
 この陳情につきましては、「周辺住民の生活環境上や道路構造上、危険であり、車が1年365日24時間自宅の前を通ることに配慮してほしいため、採択したい」との意見がありましたが、「大谷スマートインターチェンジは周辺環境への配慮、経済性、妥当性の観点を考慮しており、利便性の向上や構造上のコンパクト化を図っている。地域住民の理解を促進し、事業を進めていることから、本陳情は不採択としたい」などの意見が多く、起立採決の結果、不採択と決定いたしました。
 次に、陳情第40号「市認定道路第1388号線の拡幅整備に関する陳情」についてでありますが、その趣旨は、「市が地権者であり管理者でもある法定外公共物水路の土手を崩し、家の出入り口にするなど、無断で私物化している人がいる。ついては、自治会長の要望書と地権者の承諾書の提出がなくても、無断私物化されている市の青地と、私物化している人が所有する畑を交換する承諾書への捺印により、拡幅整備ができるよう陳情する」というものであります。
 この陳情につきましては、「本市では、道路整備に当たり、自治会単位での要望書と利害関係者による承諾書の提出を求めているが、本件では、それらの提出に至っていない。また、市担当課において、無断で私物化している人と話し合いによる解決を模索し、交渉に当たっていることから、この陳情は不採択としたい」などの意見が多く、全会一致で不採択と決定いたしました。
 次に、陳情第41号「除草剤に関する陳情」についてでありますが、その趣旨は、「主要道路でのグリホサートを主成分とする除草剤の散布は、道路を利用している人々や作業員に健康被害をもたらしかねない。ついては、市が管理する公共施設及び道路において、今後も除草剤を使用しないことなど、2項目について陳情する」というものであります。
 この陳情につきましては、「主成分のグリホサートは発がん性や神経発達障がいと関連が疑われているため、採択したい」との意見がありましたが、「本市において、本庁舎及び出張所や、管理する道路、学校、保育施設など、利用者の多い施設では除草剤の使用は控えており、薬剤の特性を鑑みながら、使用条件や周辺環境に配慮しつつ使用しているため、除草剤の使用全般を禁止とする本陳情は不採択としたい」などの意見が多く、起立採決の結果、不採択と決定いたしました。
 次に、陳情第42-1号「『東部地区LRT整備に関連する予算の凍結・削減』と、『JR駅横断トンネル整備等の検討』の決議を求める陳情(陳情事項 1、2、4)」についてでありますが、その趣旨は、「宇都宮市を日本一のバスの街にしてほしい。ついては、東部地区LRT整備費を凍結・削減することなど、3項目について陳情する」というものであります。
 この陳情につきましては、「LRT事業に関連しており、廃止あるいは先送りという内容もあることから、採択したい」との意見がありましたが、「2022年3月に東部地区のLRTが開業となる現状を踏まえ、本市が目指すネットワーク型コンパクトシティの推進が必要である。また、駅西側についても、まずはLRT導入の調査を行い、総合的な公共交通やまちづくりの在り方を検討していく必要があるため、不採択としたい」などの意見が多く、起立採決の結果、不採択と決定いたしました。
 次に、陳情第43号「(仮称)大谷スマートIC建設計画の見直しに対する陳情についてでありますが、その趣旨は、「大谷スマートインターチェンジは、将来的にも地域的にも不要なため、必要ない。ついては、税金は改善のために使われるべきで、改悪でしかない(仮称)大谷スマートインターチェンジはいらない」というものであります。
 この陳情につきましては、「大谷スマートインターチェンジは、整備による様々な効果が見込め、機能的なまちづくりに必要な施設であるため、不採択としたい」などの意見が多く、起立採決の結果、不採択と決定いたしました。
 なお、請願第1号「宇都宮市が変更計画した(仮称)大谷スマートIC計画中止又は建設場所の変更に関する請願」につきましては、「この請願書自体が、請願者が望んでおり、議会に審査を求めているとは判断ができない」といった意見が多数を占めたため、本委員会として審査しないことに決定いたしました。
 これをもちまして、建設常任委員会委員長報告を終わります。

このページに関するお問い合わせ

議会事務局 議事課
電話番号:028-632-2608 ファクス:028-632-2613
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。