令和7年度 視察概要

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ページID1043545  更新日 令和7年10月14日

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令和7年度 視察概要

視察の様子
視察の様子(姫路市)

1 視察日  令和7年8月6日、7日、8日
2 視察先  東京都町田市  ごみ減量対策について
         兵庫県姫路市  ごみや廃棄物減量を目指した食品ロス削減の取組について
         京都府京都市  移住・定住促進事業について

3 参加者  秋成大、岡本源二郎、出井昌子、菅原一浩、山崎昌子、福田智恵、金沢力、小林紀夫
4 視察結果
 本委員会においては、「ごみ減量対策」「ごみや廃棄物減量を目指した食品ロス削減の取組」「移住・定住促進事業」について、先進都市の事例を学び、本市の参考とするため、行政視察を行った。

環境経済常任委員会委員長 秋成 大

1 ごみ減量対策について(東京都町田市)
 町田市では2030年度までの全体目標として「1人1日当たりのごみの排出量を2019年度比で7%削減すること」を掲げ取組を進めており、アクションプランとしてフードドライブの実施や「TABETE」を活用したフードシェアリングサービスの推進など、様々な施策を講じている。
 また、「ごみ減量の歌」の作成や、ごみ収集車を中身が見えるように改造した「みえるくん」による出前講座など、子どものうちから環境意識の醸成に力を入れているほか、ごみの減らし方「まるわかり本」を作成・配付し、市民への周知啓発を行っている。
 その中で、家庭での生ごみをたい肥にするダンボールコンポストの紹介や、生ごみ処理機等への購入補助制度、リユースショップまちエコを立ち上げ、情報サイト「ジモティー」を通し市民への参加を呼び掛けるなど、数多くの施策を市民目線で打っている印象であった。
 まちだごみ情報誌「ごみナクナーレ」の発行や、民間との連携、ゴミ袋の有料化など、本市のごみ減量・3R推進において大いに参考になる取組であった。

2 ごみや廃棄物減量を目指した食品ロス削減の取組について(兵庫県姫路市)
 姫路市では、家庭系ごみと事業系ごみの食品ロスに着目し、ごみ排出量削減を目指している。
 主な取組としては、ご当地キャラ「播州皿屋敷のお菊さん」をイメージキャラクターに採用した食品ロスもったいない運動を展開しているほか、もったいない運動推進店登録制度を実施しており、小盛り、ハーフサイズなど少量メニューの提供や、食べ残しの持ち帰り用ドギーバック「お菊箱」を作成し、推進店に配布している。
 またその他にも、アプリ業者と連携し、食品ロス削減マッチングサービス「タベスケ」を全国で初めて運用を開始し、多くの自治体で採用されている。
 これは登録料・利用料が無料のため、市内のスーパーや小売店、レストランなどが気軽に利用でき、消費者(ユーザー)も希望する商品を安価で購入できる利便性の高いフードシェアリングサービスとなっている。
 限られた予算の中で、食品ロス削減のためのアイデアが発揮されており、本市にとっても、大いに参考になる施策であった。

3 移住・定住促進事業について(京都府京都市)
 京都市では、人口減少や担い手不足など、まちづくりに大きな影響がでている中、北九州市での事例を参考に「京都市定住・移住応援団」を公民連携で推進している。これには企業・団体等が参加し今後のまちづくりへの課題や取組について協議を行っており、事業が終わる3年目までに176団体が登録し、定住・移住への有効な取組については「京都市定住・移住応援団 支援金」として市が一部事業費を支援している。
 また、具体的な事業としては、共創プラットフォーム「京CLASS」という会議体を企画・運営しており、応援団同士や応援団と京都市各部署との連携が図られることで、事業当初の想定以上に盛り上がりを見せ、本事業2年で24事業が支援金の対象となった。
 民間の知恵を結集することで、人口減少問題や子育て世代支援、学生の市内定着、空き家利活用など様々なアイデアが提起され、移住・定住という本事業の目的以上の成果が挙げられており、宇都宮市の移住・定住施策の一つとして大いに参考となる取組であった。
 

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