公共交通問題調査特別委員会

視察概要

視察日　　平成25年11月18日
視察先　　青森県八戸市
　　　　　　　　公共交通に関する取り組みについて
参加者　　南木清一、綱河秀二、今井政範、増渕一基、櫻井啓一、
　　　　　　 小平美智雄、高橋美幸、岡本芳明、五月女伸夫、
　　　　　　 遠藤和信、荒川恒男、藤井弘一、山本正人

公共交通問題調査特別委員会委員長　南木　清一

本委員会は、本市の目指すネットワーク型コンパクトシティの形成を支える、東西基幹公共交通やバス、地域内交通などの公共交通ネットワークの構築について調査研究を行っており、本委員会の調査に資するものと考えられることから、行政視察を実施することとした。

公共交通に関する取り組みについて（青森県八戸市）

八戸市の公共交通に関する取り組みは、市と交通事業者等の協働で「八戸市地域公共交通会議」を設置し、市民の生活の足の確保や地域公共交通の活性化について協議するほか、緊急雇用創出事業を活用し、乗り継ぎにおける情報バリアの解消と公共交通の利用促進を図るための公共交通アテンダント（はちナビ娘“はちこ”）を育成するなど、公共交通の利用環境の向上や路線バスの利用促進に取り組んでいる。
八戸市は、公共交通機関の中核を路線バスが担っており、路線バスの利用者数は年々減少の一途を辿ってきたが、利用者ニーズを捉えたバス路線の運行や路線バス運賃の上限化、“はちこ”などの取り組みにより、利用者減に歯止めをかけており、待たせず、迷わず、お得に乗れる公共交通が重要であることを認識し、大いに参考となるものであった。