「大谷の奇岩群と採石産業の文化的景観」が国の重要文化的景観に選定されます
<県内初>「大谷の奇岩群と採石産業の文化的景観」が国の重要文化的景観に選定されます。
「大谷の奇岩群と採石産業の文化的景観」が令和6年6月24日(月曜日)に国の文化審議会文化財分科会の答申を受け、国の重要文化的景観に選定されます。数か月後の官報告示をもって正式決定となります。
重要文化的景観に選定されるのは栃木県内初となります。
(参考)重要文化的景観は本景観を含めると全国で73件、関東地方では3件目となります。(令和6年6月24日現在)
「文化的景観」とは
文化的景観とは文化財の一つで、文化財保護法第二条第1項第五号により「地域における人々の生活又は生業及び当該地域の風土により形成された景観地で我が国民の生活又は生業の理解のため欠くことのできないもの」とされています。
日本の多様な気候風土の中で、人々は、地域の自然と関わりながら生業を立て、生活を営み、長い年月をかけてその土地ならではの特徴的な景観を築きあげてきました。こうした景観を受けつぐ土地を「文化的景観」としています。
その中でも、地域の特色を示す代表的なものや、他に例を見ない独特なものとして国が選定したものが「重要文化的景観」です。
詳しくは、文化庁ホームページへ
「大谷の奇岩群と採石産業の文化的景観」とは
今回選定される重要文化的景観の特徴は、大谷石を中心に形成された自然と石をほる人々の営みが共生する景観です。
大谷の奇岩群、カネホン採石場等の採石場、軌道跡、大谷寺等の寺社仏閣、旧大谷公会堂等の大谷石建造物など28個所が、本景観の本質的な価値を顕著に示す重要な構成要素となります。
選定範囲と重要な構成要素
今後の取り組み
今後は、「大谷の奇岩群と採石産業の文化的景観」について市民や来訪者の皆さんに理解を深めていただくため、日本遺産と連携してその特色や魅力を広く情報発信していくほか、案内板の整備や選定記念講演会の開催などを計画しております。
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