令和8年度 視察概要

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ページID1049980  更新日 令和8年10月19日

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令和8年度 視察概要

視察の様子
視察の様子(岡山市)

1 視察日 令和8年7月13日、14日、15日
2 視察先 福岡県福岡市 明治公園整備・管理運営事業について
        岡山県岡山市 岡山駅前広場への路面電車乗り入れ整備事業について
        香川県高松市 高松丸亀町商店街再開発事業について
3 参加者 矢古宇芳一、中塚英範、横須賀咲紀、出井昌子、成島隆裕、
        内藤良弘、篠﨑圭一、舟本肇
4 視察結果
 本委員会においては、「中心市街地の在り方(移動手段、都市緑化等)」について、先進都市の事例を学び、本市の参考とするため、行政視察を行った。

 

建設常任委員会委員長 矢古宇芳一

1 明治公園整備・管理運営事業について(福岡県福岡市)
 福岡市では、「みどり経営基本方針」に基づき、花や緑で彩られた居心地の良い空間の創出や魅力ある公園整備を進めており、その一環として、明治公園を含む6公園で民間活力を活用したPark-PFIを導入している。Park-PFIでは、民間事業者に対し、建蔽率の緩和や設置管理許可期間の延長等のインセンティブを設けることで、柔軟な施設整備等を可能とし、公園の魅力向上や集客力の強化につなげている。
 また、令和4年度には全都市公園を対象にサウンディング型市場調査を実施し、「市政の推進」「公園価値の向上」「地域ニーズへの適合」の視点から検討した上で公募を実施している。さらに、Park-PFIに加え、老朽化した公園施設の更新等を行う事業や公園の維持管理等を行う事業を一体的に実施する独自のスキームを構築し、より高い事業効果の発現を図っている。
 地域や公園ごとの特性を生かしながら公園の魅力向上を図る福岡市の取組は、本市における緑化推進や官民連携施策を検討する上で参考になる事例であった。

 

2 岡山駅前広場への路面電車乗り入れ整備事業について(岡山県岡山市)
 岡山市では、岡山駅周辺と旧城下町エリアで二極化が進む中、中心市街地の魅力と回遊性向上を目指す取組として、路面電車の岡山駅前広場への乗り入れ整備を進めている。
 従来の駅前広場は、電停が駅から離れていることに加え、バスやタクシー、一般車の動線が交錯するなど、安全性や利便性に課題があった。このため平成26年から検討を開始し、関係者との協議等を経て整備を推進してきた。事業途中には、事業費増加による整備内容の見直しが行われたが、市民意見を踏まえながら事業費の抑制と整備水準の確保の両立を図っており、整備後は、交通動線の分離による安全性向上や交通円滑化に加え、公共交通案内所の整備による利便性向上が期待されている。
 また、路面電車の延伸環状化を目指す「ハレノワ線」の整備では、施設の維持管理費等を市が負担するとともに、運行開始後の営業収支に応じて、市からの支援または事業者から市への納付を行う「みなし上下分離方式」を採用し、持続可能な公共交通ネットワークの構築を目指している。
 岡山市の取組は、本市の中心市街地における公共交通の在り方を検討する上で参考となる事例であった。

 

3 高松丸亀町商店街再開発事業について(香川県高松市)
 高松市では、郊外型店舗の進出により中心市街地の空洞化が進み、商店街においても居住者の減少や業種の偏りが課題であったことから、地元商店街が主体となって再開発構想を策定した。
 再開発では、全長約470メートルの商店街を一つのショッピングモールと捉え、エリア全体を一体的に管理・運営する手法を採用した。商店街を7街区に区分し、役割やテーマを設定した上で段階的に整備を行う中で、植栽やベンチ、オープンカフェ等を設置し、歩行者の滞留を促す空間を創出した。さらに、住宅や医療、子育て支援施設を整備することで、歩いて暮らせる都市構造の実現に加え、G街区では、都市開発事業者のノウハウも取り入れており、広場では、持込み企画が9割を占め、土日祝日は3か月先まで予約が埋まるなど、にぎわいの創出等の成果が現れている。
 また、商業床の一元管理や民事信託の活用により、収益を地域に還元する仕組みを構築しており、持続可能な再開発となっている。
 高松丸亀町商店街の再開発は、地域が主導し、行政が制度や財政面から支援する官民共創のまちづくりの先進事例であった。

 

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