新型コロナワクチンの効果と副反応

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ページID1032544  更新日 令和6年9月27日

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新型コロナワクチンの「定期予防接種」は、令和6年10月1日から開始となります。
・個人の重症化予防を目的としており、接種対象者は重症化リスクが高いとされる「65歳以上の高齢者」と「60~64歳で一定の基礎疾患のある方」です。
・接種対象者は自己負担額2,000円で接種を受けることができます。接種を希望する方は、ワクチンの効果と副反応についてよくご理解いただいた上で接種をご検討ください。

(注意)このページは、令和6年9月27日時点の情報をもとに作成しております。

定期予防接種に使用する新型コロナワクチンの種類と効果について

・「定期予防接種」で使用する新型コロナワクチンは、すべて「オミクロン株(JN.1系統)対応ワクチン」であり、新型コロナウイルス感染症の重症化を予防する効果があります。
・ファイザー社、モデルナ社、第一三共社が製造する「mRNAワクチン」、武田薬品社が製造する「組み換えタンパクワクチン」、MeijiSeikaファルマ社が製造する「レプリコンワクチン」があります。
・医療機関によって使用ワクチンは異なります。使用されるワクチンの種類については、各医療機関へ直接お問い合わせください。

ワクチンの種類     

mRNAワクチン

組み換えタンパクワクチン

レプリコンワクチン

免疫ができる仕組み  ウイルスのタンパク質をつくるもとになる遺伝情報(mRNA)を注射します。体内で産生されるウイルスのタンパク質に対し、抗体などが作られることにより免疫ができます。 不活化ワクチンの一種であり、B型肝炎ウイルスワクチンなどで使用実績があります。ウイルスの遺伝情報をもとに作られた組み換えタンパク質を注射することで抗体が作られます。 接種した新型コロナウイルスの遺伝情報(mRNA)が体内で複製され、産生されるウイルスのタンパク質に対し、抗体などが作られることにより免疫ができます。

ワクチン説明書

・接種を希望する方は、ワクチン説明書を読み、ワクチンの効果と副反応について、よくご理解の上、接種をご検討ください。
・ワクチン説明書は、定期予防接種を実施している市内の各医療機関にも設置します。

新型コロナワクチンの副反応について

起こりやすい副反応

  • 新型コロナワクチン接種後、体内で新型コロナウイルスに対する免疫ができる過程で、様々な症状が現れることがあります。
  • 主な副反応は、注射した部分の痛み、疲労、頭痛、筋肉や関節の痛み、寒気、下痢、発熱等がみられることがあります。また、まれな頻度でアナフィラキシー(急性のアレルギー反応)が発生したことが報告されています。その他、頻度としてはごく稀ですが、心筋炎や心膜炎を疑う事例が報告されています。

ワクチンを受けた後、30分以上は医療機関で座って様子をみてください

接種後は30分以上、医療機関で様子をみてください。特に過去にアナフィラキシーを含む、重いアレルギー症状を起こしたことがある方や、採血等で気分が悪くなったり、失神等を起こしたことがある方はご注意ください。

副反応を疑う症状が出た時の対応について

・重い副反応が発生した場合は、まずは接種を受けた医療機関等で応急処置を受けてください。その後、宇都宮市保健所保健予防課(028‐626‐1134)へ相談ください。

・その他、新型コロナワクチンの仕組みや効果、安全性や副反応の詳細につきましては、下記のリンク先をご覧ください。

新型コロナワクチンの「副反応疑い報告書」について

  •  厚生労働省では、ワクチン接種後に生じる副反応を疑う事例について、医療機関に報告を求め、収集しています。収集した報告については、厚生労働省の審議会に報告され、専門家が評価を行い、その結果を公表するなどして、安全性に関する情報提供を行っています。
  •  「副反応疑い報告書」は、ワクチン接種後に現れた症状を報告するものであり、ワクチン接種との因果関係が不明なものについても報告を受けています。報告事例には、偶発的なものや他の原因によるものなど、ワクチン接種と関係がないものも含まれる可能性がありますが、厚生労働省では、透明性向上などのため、こうした事例を含めて公表しています。

報告された事例と評価について

 新型コロナワクチンの副反応疑い報告の報告状況については、専門家による評価結果とあわせて、速やかに皆さまに情報提供できるよう、審議会(注意)を通常より頻繁に開催し、審議会の度に公表することとしています。
(注意)厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)

宇都宮市内の副反応疑い報告の状況

本市における「副反応疑い報告書」の接種年度別受付件数と主な症状(ワクチン接種との因果関係不明)

  •  「副反応疑い報告書」は、医療機関が予防接種後に現れた症状を広く報告するものであり、ワクチン接種との因果関係は不明です。

(令和6年7月31日現在)

接種年度

接種回数

報告件数

うち、症状が重いもの

うち、症状が重くないもの

件数

主な症状

件数

主な症状

令和5年度

232,706

0

0

アナフィラキシー(3)、 

アレルギー症状(2)、

呼吸困難(2)、IgA腎症

(2)、肺炎(2)など

0

発熱(281)、頭痛      

(164)、倦怠感(118)、

関節痛(102)、接種部痛

(38)、悪寒(22)、嘔気

(20)、筋肉痛(12)、嘔吐

(8)、蕁麻疹(7)など

令和4年度

586,053

4

3

1

令和3年度

1,042,165

388

25

363

令和2年度

4,202

31

2

29

合計

1,865,126

423

30

393

(注意)「主な症状」のカッコ内の件数は、同一人物で複数の症状が発生する場合があるため、重複しています。また、複数の報告があったものを掲載しています。

(注意)上記の「症状の重いもの」のうち、医療機関から、ワクチン接種との因果関係不明での死亡の報告があったものは6件

(注意)「副反応疑い報告書」は、健康被害が発生した際に、接種を受けた方が医療費などを申請する「予防接種健康被害救済制度」とは異なる制度です。

予防接種健康被害救済制度について

接種を受けた後に副反応が起きた場合の健康被害救済制度

・一般的にワクチン接種では、一時的な発熱や接種部位の腫れ・痛みなどの比較的よく起こる副反応以外にも、副反応による健康被害(病気になったり障がいが残ったりすること)が生じることがあります。きわめてまれではあるものの、不可避的に発生することから、救済制度が設けられています。
・健康被害救済制度の申請に必要となる手続き等については、予防接種を受けた時に住民票を登録していた市町村にご相談ください。
・宇都宮市の申請窓口や連絡先などの詳細は、下記のリンク先をご覧ください。
 

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このページに関するお問い合わせ

宇都宮市保健所 保健予防課 予防接種グループ
電話番号:028-626-1114 ファクス:028-626-1133
住所:〒321-0974 宇都宮市竹林町972
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。