ごみ:それは本当にごみなのかな?
まずは腕試し!
みなさんは、どのくらい正しい分別を知っているかな?
まず最初に分別クイズにチャレンンジしてみましょう!
赤ちゃんからお年寄りまで市民一人が出すごみの量は、一年間で約200キログラム相当、一日あたり約600グラム(500ミリリットルのペットボトル約1本分)にもなるんだよ!みんなが捨てているごみの中にはまだ「資源」になるごみがあること、知っているかな?
なぜごみを減らさなければいけないの?
私たちは、たくさんのものを作り、たくさんのものを買い、たくさんのものを使うくらしをしています。その結果、わたしたちの生活は便利で豊かになりましたが、いらなくなったものが、たくさんごみとして捨てられています。
このようなくらし方が、いつのまにか、次のような問題を引き起こしてしまいます。
1.自然や私たちの住んでいる環境が壊れてしまいます
ごみを燃やすと地球温暖化の原因のひとつである二酸化炭素が発生します。地球の気温が上がると、氷がとけて、海の水が増えてしまい、低い土地や小さい島は海にしずんでしまいます。また、集中豪雨による洪水や干ばつなどの災害が増えてしまいます。
2.地球の限られた資源がなくなってしまいます
ものを作る原料にしたり車の燃料として、石油や石炭、鉄、銅などをこのまま使い続ければ、地球の資源はあと数十年から数百年でなくなってしまうといわれています。
そうなると、ものが作れなくなったり車が走れなくなったりしてしまい、今までのようなくらしはできなくなってしまいます。
3.焼却施設や最終処分場を長く使えなくなってしまいます
ごみを燃やした後の焼却灰などは、最終処分場に埋めています。ごみが多くなると、焼却施設で燃やす時間が長くなったり、埋める場所がなくなったりするので、ごみ処理に関係する施設を長く使えなくなってしまいます。
これまでのような「使い捨て社会」のままでは、環境を壊し、地球の資源がなくなるほか、ごみ処理施設を建てる時期が早まるなど、余分なお金もかかってしまいます。
だからこそ、ごみを減らさなければならないのです!
ごみになるものや使用する資源をできる限り減らして、繰り返し利用できるような社会(循環型社会)に変えていかなければならないのです。
ごみの少ないまちを目指して
家庭から出される焼却ごみの中には、本来、まだ食べられるのに捨てられてしまった食品「食品ロス」が含まれているんだ。「食品ロス」は焼却ごみ全体の約1割も含まれているんだよ!
「食品ロス」を出さないために、買い物をするときは本当に必要なものなのかよく考えて、普段の生活の中で、3R(スリーアール)とRenewable(リニューアブル)を意識してごみを減らす工夫をすることが大切だね。
3R(スリーアール)とRenewable(リニューアブル)ってなに?
- Reduce(リデュース):ごみになるものを減らす
・食べ残しをしない(食品ロスを減らす)ようにしましょう。
・まだ使えるものは、直しながら大切に使いましょう。
・ノートや鉛筆は最後まで大切に使いましょう。
・よぶんな包装は断りましょう。
・マイバッグ(レジ袋を減らす)やマイはし(割りばしなどを減らす)、マイボトル・マイカップ(ペットボトルや紙コップを減らす)を使って、ごみになるものを減らしましょう。
- Reuse(リユース):繰り返し使う
・使い捨て商品はなるべくさけ、シャンプーなどは詰め替え商品を利用しましょう。
・いらなくなったものは、人にゆずったり、交換したりして使いましょう。
・別の使い方を考えましょう。(使い古したタオルをぞうきんにするなど)
- Recycle(リサイクル):もう一度資源として利用する
・きちんと分別をして、資源物をリサイクルしましょう。
資源物は種類ごとにリサイクルされ、生まれ変わります。
例:新聞は、新聞や雑誌、印刷用紙などに生まれ変わります。
紙パックは、トイレットペーパーやティッシュペーパーなどに生まれ変わります。
ペットボトルは、洋服・くつした・ぬいぐるみ・定規・カーペット・カーテンなどに生まれ変わります。
- Renewable(リニューアブル):再生可能資源へ替える
・使い捨てのプラスチックストローやスプーンを、紙ストローや木製スプーンへ替えるなど、環境に配慮した取組を心がけましょう。
宇都宮市のごみはどうなっているの?
令和4年度は1年間に約139,872トンのごみがでました。
- 家庭から出る焼却ごみの中には、どんなものが含まれているのでしょうか?
焼却ごみの中にはまだまだ資源物がまざっているね。
きちんと分別すれば、もっと焼却ごみを減らせるよね!
- 宇都宮市の家庭から出るごみの減量目標
宇都宮市では、ごみを減らすための計画を立てています。目標達成のためには、家庭から出るごみの量を一人1日あたり約19グラム減らす必要があります。
毎日、みんなで少しずつごみを減らせば、1年間でたくさん減量することができるんだね。
できることからはじめてみよう!
- ごみ処理の費用
ごみを車で集めて、清掃工場を動かしてごみを処理するためには、さまざまなお金がかかります。令和3年度は、ごみを処理するお金が1年間で約64.0億円かかりました。
これは、ごみを処理するために市民一人あたり、1年間で約1万2,400円を負担したことになります。
ごみが多くなれば、多くの車や工場などが必要になり、さらにお金が必要になります。
しかし、逆にごみを減らせば、市民一人ひとりが負担するお金も減らすことができます。
1年間のごみ処理にかかるお金を
例えば、学校の体育館を建てることに使えば・・・
約16棟の体育館が建てられます。
市が取り組んでいること
食品ロスを減らすため、食べ切り・使いきりを呼びかけています。
- 食材の使いきりや料理の食べきりを呼びかける「もったいない残しま10(てん)!」運動を進めています。
「もったいない残しま10(てん)!」運動ってどんな運動?
・ 食材は10割(全部)使い切る、料理は10割(全部)食べ切る!
10割食べて生ごみを減らしましょう。
・ 毎月10日は「残しま10(てん)!」の日
10日は冷蔵庫をチェックして、食べ物の管理をしましょう。
資源物をリサイクルして大切に使うため、ごみをきちんと分別するよう働きかけています。
- 宇都宮市のごみの出し方は、資源物9分別、焼却ごみ、不燃ごみ、危険ごみ2分別、粗大ごみの5種14分別となっています。
- また、地域の集会などで開催する「分別講習会」では、実際にごみや資源物の見本を見せながら、ごみの分け方や出し方について、くわしくわかりやすく説明しています。
市の施設などに回収ボックスを設置して、再生できるごみの資源化を進めています。
- 使用済みの食用油
家庭から出る使用済みの食用油や、賞味期限切れの未開封食用油を回収して、インクの原料などに再生しています。
- 使用済小型家電製品
市では、携帯電話や携帯ゲーム機などの使用済小型家電製品を回収しています。小型家電製品には、レアメタル、金、銀、銅などの貴重な金属が含まれており、金属資源として再生しています。
みんなでごみのないきれいなまちづくり
一人ひとりが、「ルール」と「マナー」を守りましょう
- ごみはポイ捨て禁止
ごみはごみ箱に捨てるか、自宅に持ち帰りましょう。 -
ペットのフンの放置禁止
ペットを散歩した際には、フンを持ち帰りましょう。 -
自分の敷地はきれいに管理
近所の方の迷惑にならないよう、自分の敷地では、ごみを放置したり、雑草や樹木がはみ出したりしないように注意しましょう。
「美化推進重点地区」を知っていますか
美化推進重点地区とは、JR宇都宮駅やオリオン通りなど、市の中心街で決められた場所です。(下図----内の部分)
この地区内で、ごみのポイ捨てやペットのフンを放置した違反者は、 2,000円を支払わなければなりません。
【美化推進重点地区マップ】
- 路面標示を見つけてみましょう
美化推進重点地区内では、歩道などにごみのポイ捨て禁止を示した標示が貼り付けてあります。(右図)
分別やリサイクルなどが進み、ごみの少ないまちになるよ!
もっと詳しく調べてみよう!
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小学校4年生社会科補助教材 わたしたちのくらしとごみ(令和6年度版)1.くらしとごみ (PDF 3.9MB)
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小学校4年生社会科補助教材 わたしたちのくらしとごみ(令和6年度版)2.市民・事業者・行政のそれぞれの役割 (PDF 5.4MB)
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小学校4年生社会科補助教材 わたしたちのくらしとごみ(令和6年度版)3.ごみについて考えてみよう! (PDF 3.3MB)
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このページに関するお問い合わせ
環境部 ごみ減量課 3R推進グループ(市役所12階)
電話番号:028-632-2414 ファクス:028-632-3316
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