PFIとは

Xでポスト
フェイスブックでシェア
ラインでシェア

ページID1004818  更新日 令和6年3月8日

印刷 大きな文字で印刷

 PFIとは、「Private Finance Initiative」(プライベート・ファイナンス・イニシアチブ)の略称で、民間の資金及び経営能力・技術力(ノウハウ)を活用して公共施設等の社会資本を整備し、公共サービスを提供する手法です。
 これまでの公共事業との違いは下図のとおりです。

PFI

 市が「発注者」であることに変わりはありませんが、民間事業者が「SPC(特別目的会社)」を設立し、市はSPCと契約を締結します。

SPC(特別目的会社):
 「Special Purpose Company」(スペシャル・パーパス・カンパニー)の略。
 特定の事業を行うことのみを目的として設立する会社。
 今回であれば、新斎場の整備運営等だけを行う会社。

相違点

(1)資金調達

  • PFI
     SPC(特別目的会社)が資金を調達。
  • 従来の公共事業
     市が資金を調達。

(2)発注の仕方

  • PFI

1.性能発注
 市は、最低限達成すべき施設の性能やサービスの水準(要求水準)を示す。
 民間事業者が、創意工夫を行い事業全般にわたっての提案をする。
 市は、提案の中から最も優れた提案を選定する。

2.一括発注
 市は、SPC(特別目的会社)に全ての業務を一括して発注する。
 SPC(特別目的会社)が、市から業務を一括して受託し、設計・建設・運営等をそれぞれ個別に業者へ発注する。

  • 従来の公共事業

1.仕様発注
 市が細かく仕様(材料や仕上げ、設備の数等)を定める。

2.分割発注
 市は、設計・建設・運営等をそれぞれ個別に業者へ発注する。

(3)契約期間

  • PFI
     契約締結時から運営期間終了までの長期の契約。
  • 従来の公共事業
     基本的には単年度の契約。

PFIの概要

PFIの成立

  • 1990年代に英国で生まれた手法です。
  • 官民が協同して、効率的かつ効果的に質の高い公共サービスを提供する
     「PPP(Public Private Partnership:官民の連携)」の概念からくるもので、PFIはその手法の一つです。
  • 日本国内では、平成11年7月に「民間資金等の活用による公共施設等の整備等の促進に関する法律(PFI法)」が制定され、PFI事業が実施されるようになりました。

PFIの目的

  • 良質で低廉(安価)な公共サービスの提供を実現することを目的としています。

これまでのPFI事業(平成17年10月21日現在)

内閣府PFIホームページより

 これまでに実施方針が策定・公表されたPFI事業数は217件です。
 事業主体別件数は次のとおりです。

  • 国 28件
  • 都道府県 49件
  • 政令指定都市 23件
  • 市区町村 84件
  • 事務組合 6件
  • 特殊法人その他 27件

 複数の事業主体による共管事業は、それぞれの事業主体で件数を数えています。

 これまでに実施されている事業分野は次のとおりです。

  • 教育と文化
     文教施設、文化施設
  • 生活と福祉
     職業訓練施設、福祉施設
  • 健康と環境
     医療施設、保健衛生施設、廃棄物処理施設、水道施設、斎場、浄化槽
  • 産業
     農業振興施設、漁港、工業振興施設
  • まちづくり
     道路、公共交通、空港、河川、公園、下水道施設、海岸保全、港湾施設、公営住宅、市街地再開発
  • あんしん
     警察施設、消防施設、防災施設、行刑施設
  • 庁舎と宿舎
     庁舎、宿舎
  • その他
     複合施設、その他

このページに関するお問い合わせ

市民まちづくり部 生活安心課 生活安心グループ 斎場担当(市役所2階D-1番窓口)
電話番号:028-632-2866 ファクス:028-632-6600
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。