乳がん検診
対象者
市内に住民登録のある30歳以上の女性
検診内容
30歳代の女性は、視触診で毎年度受診できます。(個別健診のみ)
40歳以上の女性は、2年に1回マンモグラフィ検査と乳房超音波検査併用で受診できます。(集団健診のみ)
なお、乳房手術(豊胸手術を含む)・ペースメーカー装着・妊娠中及び妊娠の疑い・授乳中(断乳後6か月未満)・VPシャント施術・マンモグラフィ検査が不適とされる漏斗胸・体位保持ができない方のいずれかに該当する方は、乳房超音波検査のみの検診となり、毎年度の受診が可能です。
検査の説明
視触診
乳房を見て触って診断する方法です。全体の形をよく見て、くぼみやひきつれ、皮膚の変化がないか、乳頭や乳輪に異常がないかを観察することを視診といい、指の腹で触れてしこりの有無などを調べることを触診といいます。
マンモグラフィ検査
乳房のエックス線撮影のことをマンモグラフィと呼びます。専用の撮影装置を使い乳房を透明のプラスチックの板に挟んで撮影します。そのため、乳房を圧迫される痛みがありますが、触っても分からない小さながんを発見することができます。
ただし、マンモグラフィは乳腺濃度に影響を受けますので,濃度が密な若い人(特に30歳代)においては、閉経後の女性に比べて、がんを見つけ出す能力が劣るといわれています。
マンモグラフィによる放射線被爆の危険性
マンモグラフィはエックス線検査なので放射線被爆がありますが、乳房だけの部分的なものなので、心配はありません。
1回の撮影で乳房が受ける放射線の量は、一般の人が1年間に受ける自然放射線量の50分の1程度です。健康上の影響はほとんどないと考えられています。
乳房超音波検査
超音波を使って乳房の病変を検査する方法です。針を刺したり、放射線や薬を使わないので、身体への負担が軽い検査です。視触診や自己触診では発見できないしこりを見つけることをができます。
ブレスト・アウェアネス(乳房を意識する生活習慣)を
乳がんの早期発見・診断・治療につなげるために、日頃から自分の乳房に関心を持ち、乳房を意識しましょう。
「ブレスト・アウェアネス」を身につけるために、以下の4つの項目を実践しましょう。
- 自分の乳房の状態を知る。
着替えや入浴などの時に、日ごろから乳房の状態をセルフチェックしましょう。 - 乳房の変化に気をつける。
しこりや血性の乳頭分泌など - 乳房の変化に気づいたら、すぐに医療機関へ行く。
- 定期的に乳がん検診を受診する。
無料クーポン券を送付しています。
国のがん対策の一環である「新たなステージに入ったがん検診の総合支援事業」を宇都宮市でも実施しており、当該年度の4月1日時点で40歳の女性に、乳がん検診の無料クーポン券を7~8月にお送りしています。
無料クーポン券対象者の方で、乳がん検診の自己負担額を支払って受診された場合は、還付申請書をお送りしますので、健康増進課までご連絡ください。
なお、還付申請書の提出期限は、無料クーポン券対象となる年度の翌年度4月の最終開庁日(必着)です。
提出期限を過ぎたものは、還付できませんのでお早めに申請してください。
このページに関するお問い合わせ
宇都宮市保健所 健康増進課 健康診査グループ
電話番号:028-626-1129 ファクス:028-627-9244
住所:〒321-0974 宇都宮市竹林町972
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