三味線奏者 本條 秀慈郎 本名 鮎沢 京吾さん

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ページID1008421  更新日 令和6年3月8日

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宇都宮市には、スポーツや芸術をはじめ様々な分野で、日本一になったり日本を代表する活躍をしている人がたくさんいます。そんな、輝いている「宮っこ」を紹介します。

宇都宮でしかできない質の高い音楽を奏でたい

本條(ほんじょう) 秀慈郎(ひでじろう)さん

 際立った芸術活動により、今後の活躍が期待できる芸術家に贈られる宇都宮エスペール賞。今回受賞した本條さんは、「自分がやってきたことが正しかったんだと背中を押してもらった気持ちです。それを自分の故郷の宇都宮が認めてくれたということが本当にうれしいです」と話します。
 本條さんが三味線を始めたのは高校生の時。子どもの頃から音楽が好きで、ピアノ、エレキギター、吹奏楽などに取り組んできましたが、周りがやっていないことをやりたいと、三味線を始めました。「ただきれいな音を奏でるのが楽しくて、夢中で弾いていました」と当時を振り返ります。
 三味線の魅力を「たった1つの音を奏でるだけでも、オーケストラのようにたくさんの音色が広がる、共鳴力がある」と独特の表現で語ります。
 「宇都宮と東京の架け橋になってほしいとよく言われますが、その表現はあまり好きではありません。宇都宮は、東京に負けない素晴らしい芸術や文化がある街です。この財産を我々の世代がもっと広げていきたい。宇都宮でしかできない、質の高い音楽をお客様に届けられるよう頑張っていきたいです」と力強く話す本條さん。今日も地元を思い、その音色を奏でます。

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