生物多様性
「生物多様性」とは
生物多様性とは、「生きものの個性と自然とのつながりの豊かさ」のことです。
生物多様性には、具体的には次の3つのレベルの多様性があります。
種の多様性
種の多様性とは、生きものの種類がたくさんあることです。
地球上には、植物や昆虫、動物、人間などさまざまな種類の生きものがいます。
生態系の多様性
生態系の多様性とは、生きものがすむ場所がたくさんあることです。
地球上には、森や林、川、海などの自然があり、それぞれの場所でさまざまな生きものが暮らしています。
遺伝子の多様性
遺伝子の多様性とは、いろいろな個性があることです。
同じ種類であっても、形や色、模様が違います。例えば、人間の場合、国や地域ごとに肌や髪の毛の色が違います。
「生物多様性」の大切さ
すべての生きものは、食べる・食べられる、助け合う、すみ分けるなど、いろいろな関係でつながりあっています。
私たち人間も、他の生きものとの「つながり」の中で生きており、衣食住をはじめとして、生物多様性からたくさんの「恵み」を受けています。例えば、
- ほとんどの食べ物を動物や植物から得ています。
- 皮や繊維を使って衣服を作り、木材などから家を建てます。
- 植物などによって作られた酸素を吸って生きています。
- 微生物などによってきれいにされた水を利用しています。
このように、私たち人間は、生物多様性の「恵み」がなければ生きていけません。
生物多様性からの恵みを持続的に享受するためには、毎日の暮らしの中で生物多様性に配慮することが求められます。
「生物多様性」と関わる、守る
私たちは、知らず知らずのうちに、「身近な自然とふれあう」、「地元でとれたものを買う」など生物多様性と関わったり、また、守ったりして生きています。
生物多様性を守るために私たちができることは、身の回りにたくさんあります。
生物多様性の大切さを知る
- 屋外に出て、自然の心地よさを感じてみましょう。
- 身近な生きものを観察してみましょう。
- 木を植えて育ててみましょう。
- 生きものを育ててみましょう。
- 自然を守る活動に参加してみましょう。
生物多様性を守る
- 地元でとれた農作物や木材などを選びましょう。
- 環境にやさしい方法で生産されたものを選びましょう。
- ごみのポイ捨てをしないなど、自然を汚さないようにしましょう。
- 自然のものをむやみに採ったり、傷つけたりしないようにしましょう。
- めずらしい生きものの情報は公開しないようにしましょう。
- 生きものを驚かさないように、巣や棲みかに近づき過ぎないようにしましょう。
- ペットは最後まで責任をもって飼いましょう。
「生物多様性」についてもっと知りたい方へ
下記のページ及び資料を参照ください。
-
人と生きものが育みあうまちうつのみや(生物多様性を引き継いでいくために) (PDF 4.2MB)
- 環境省ホームページ(生物多様性センター)(外部リンク)
-
環境省「こども環境白書2019」 (PDF 8.5MB)
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環境部 環境保全課 自然共生グループ(市役所12階)
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