自然環境基礎調査

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ページID1005384  更新日 令和7年7月29日

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調査の目的

長岡湿地の谷戸

 宇都宮市には、豊かな自然環境が残されており、たくさんの動物や植物が生息・生育しています。市では、そのような自然の現状を調べるため、自然環境基礎調査を行っています。この調査は、過去に3回行っています。4回目となる今回の調査は、令和5から6年度にかけて、次の3つのことを目的に行いました。

  • 自然環境の調査を行い、現状を把握すること
  • 平成21・22年度調査と比較して環境の変化を見ること
  • 調査結果をもとに、今後の生物多様性の保全に役立てること

 過去3回の実施状況・・・1回目を平成2から3年度、2回目を平成11から12年度、3回目を平成21から22年度に実施

第4回調査結果の概要

シルビアシジミ

確認された生きもの

  • 20地点の調査地点で、植物1,274種、動物2,799種が確認されました。
  • そのうち、66種の植物、146種の動物が天然記念物や環境省のレッドリストに掲載されている重要種でした。

前回調査からの主な変化について

  • 各調査地点において確認した生きものの種数・重要種・外来種に増減があるものの、環境や生物相はおおむね維持されていました。

  • 山地周辺では、イノシシの確認地点が増え、ニホンジカが新たに確認されました。

  • 外来種については特定外来生物に指定される侵略性の高い種を含め、市内全域に侵入が進んでおり、在来種などの生息などを脅かしていました。

  • 気候変動の指標となる南方系チョウ類のツマグロヒョウモンなどの確認地点が増え、温暖化の兆候がみられました。

重要配慮地域について

  • 調査した20地点の中から、特に優れた環境や生物相を有するなど、優先的に継続的な環境の把握や保全活動を実施していく上で重要な環境を有することがわかった14地点を選定しています。

 (注意)詳細はパンフレットを参照ください。

うつのみやの自然(パンフレット)

 自然環境基礎調査結果の概要について、「うつのみやの自然(第4回宇都宮市自然環境基礎調査)」パンフレットで紹介しています。 

宇都宮市の自然(動画)

 調査で見つかった生きものや環境を紹介する動画を公開しています。(準備中)

宇都宮市の侵略的外来種リスト

 調査結果等を基に、宇都宮市の生物多様性を脅かすおそれのある侵略的外来種のリストを作成しました。
 リストに選定された種については、「外来種」のページで紹介しています。

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このページに関するお問い合わせ

環境部 環境保全課
電話番号:028-632-2405 ファクス:028-632-5279
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。