スポーツを活用したまちづくり推進ビジョン
子どもから高齢者まで、誰もがスポーツを通して自己実現が図られる「スポーツのまちうつのみや」の確立に向け、スポーツが有する効果や価値を最大限高めていくことで、市民のウェルビーイングの向上に取り組む「スポーツを活用したまちづくり推進ビジョン」を策定しました。
目標年次は、概ね2030年頃を目途とします。
なお、「ウェルビーイング」とは、「子どもから高齢者まで、一人ひとりの自己実現が守られ、 身体的・精神的・社会的にも良好な状態にあること」としています。
ビジョンの位置づけ
本市が有する豊富なスポーツ資源や地域資源を活用するとともに、スポーツの成長産業化も見据えながら、スポーツと様々な分野を掛け合わせたまちづくりを推進できるよう、総合計画を補完する個別分野計画に対して、分野横断的に方向性を示すものです。
特徴
分野ごとの今後の方向性と基盤づくり
これまでのスポーツを活用した「1 ひとづくり」や「2 魅力創造・交流」の取組をより充実していくことに加え、これらの取組の高度化・高付加価値化に寄与する「3 研究・産業」の取組を新たに推進していきます。また、取組や活動を支える「4 基盤づくり」を強化していきます。
分野 |
今後の方向性(主なもの) |
4 基盤づくり(主なもの) |
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1 ひとづくり |
・子どもから高齢者までの健康増進 ・シビックプライドの醸成 |
・市域全体で、身近な地域で気軽にできるスポーツや健康増進などの環境整備(北西部地域体育施設や新屋内プールの整備など) |
2 魅力創造・交流 |
・プロスポーツチームに対する支援・チームとの連携 ・エンターテインメント性の高い国際大会等の開催・誘致 |
・各圏域の特色や強みを生かしながら、都市の「魅力創造・交流」機能を充実(新アリーナの整備支援、東部総合公園の整備、宇都宮森林公園のリニューアルなど) |
3 研究・産業 | ・健康福祉産業等(重点振興産業)の集積 ・新ビジネスの創出、スタートアップ支援 |
・産学官連携による「研究・産業機能」の向上を図るための基盤づくり(「東部スポーツウェルネスライン」での取組強化など) |
取組の構成イメージ
スポーツを核とした取組・活動を大学等の研究機関や事業者など、様々な関係者が連携しながら展開していくとともに、それぞれの取組を互いに連携・融合させながら、相乗効果を創出していきます。
各圏域の特色や強みを生かした基盤づくりの強化
「魅力創造・交流」や「研究・産業」においては、各圏域の特色や強みを生かしながら、高い経済効果をもたらす「新アリーナ」の整備支援や、街中ならではの「魅せる」スポーツの展開、スポーツを活用した研究開発・実証実験、新産業の創出などに向けた基盤づくりを強化していきます。
圏域 |
圏域の特色 |
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A:中心部 | ・ジャパンカップやFIBA3x3など国際レベルの大会や大型イベントを開催。街中ならではの「魅せる」スポーツにより、賑わい創出や市街地の活性化等を積極的に展開。 |
B:北西部 | ・大谷やろまんちっく村、森林公園など、観光スポットや交流施設、自然体験型スポーツ環境が集積。 ・北西部地域における生涯スポーツの受け皿として、地域体育施設の整備に取り組む。 |
C:北東部 | ・河内総合運動公園には、ドリームプールかわちなど北東部の拠点となるスポーツ施設が集積。プロサッカーチームも活動。河内総合福祉センターなどの健康増進施設あり。 |
D:南部 | ・栃木県総合運動公園では、栃木県による総合スポーツゾーンの整備促進など、新たな地域の顔となるスポーツ・レクリエーションの拠点として形成。国体レベルのスポーツ施設が集積。 |
E:東部 | ・ライトライン沿線には、複数の大学や産業団地、多様なスポーツ施設等が集積している。 ・ライトライン開業により交通利便性が高く、トランジットセンター周辺等で地域特性に応じた拠点の形成が図られるなど、ポテンシャルが高まっている。 |
東部スポーツウェルネスライン
ライトライン沿線はスポーツ施設や大学、産業団地が立地するなど、ポテンシャルが高いことを踏まえ、「東部スポーツウェルネスライン」として打ち出し、スポーツと様々な分野を掛け合わせた研究や産業活動など産学官連携の取組を強化していきます。
なお、「スポーツウェルネス」とは、「生活・社会環境を基盤とし、誰もがスポーツを通して、心身ともに健康で生き生きとした自己実現を図れている状態にあること」としています。
推進に向けて
スポーツを活用したまちづくりの推進に向けて、これまでのスポーツ振興や観光振興などの取組を強化するとともに、スポーツビジネスや新産業の創出など、幅広い分野との融合や関係者間のコーディネートが必要となることから、産・学・官の団体等が連携し、進むべき方向性や新たな事業の創出などについて議論を行うプラットフォームを構築します。
関連情報
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総合政策部 政策審議室 スーパースマートシティ政策グループ(市役所5階)
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