箏奏者 前川智世さん
宇都宮市には、スポーツや芸術をはじめ様々な分野で、日本一になったり日本を代表する活躍をしている人がたくさんいます。そんな、輝いている「宮っこ」を紹介します。
箏の楽しさを伝えたい 邦楽のまちを目指して
「受賞できたことに驚きましたが、うれしかったです。この賞をいただいたことでより頑張っていかなくては、と思うようになりました」と話す箏奏者の前川智世さん。第19回くまもと全国邦楽コンクールで、見事、最優秀賞・文部科学大臣賞を受賞しました。
前川さんが箏を始めたのは小学3年生のとき。「いろいろと習い事をしていましたが、箏に初めて触れた時、面白い楽器だなと感じました。始めたころは、楽しいという気持ちだけでしたが、続けるうちにもっと箏を知りたいと強く思うようになり、どんどん箏に引かれていきました」と話します。そして、箏の先生がいつも教えてくれた「継続は力なり」という言葉を胸に今も日々の練習に励んでいるそうです。
前川さんは、皆さんに箏をもっと身近に感じて欲しいという思いから、演奏会だけでなく、さまざまなイベントやワークショップでの演奏、小・中学校の部活動の指導など、幅広く活動しています。「箏に興味を持ってもらうきっかけになればと思っています。特に子どもたちに箏の楽しさを伝えていきたいです」と力強く話します。
「宇都宮からよりよい邦楽を発信していき、全国から邦楽のまち宇都宮と呼ばれるようなまちを目指したいです」と地元への強い思いを抱く前川さんの表情は、明るく輝いていました。
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