「宮っこを守り・育てる都市宣言」を制定しました。
「宮っこを守り・育てる都市宣言」を制定しました
子どもや子育て家庭が抱える問題が複雑・多様化する中、子どもたちが安心して、健やかに成長するためには、地域社会が一体となり、市民一人ひとりが主体的に、子どもを守り・育てる行動を実践していくことが重要です。
また、子どもは「守られるもの」であると同時に、「自ら育つもの」でもあります。
このような考えの下、子どもたち一人ひとりが、地域社会の中で、「人間力」を高めながら、自分らしく、当たり前に成長できるまち「宇都宮」を実現するため、令和6年2月に「宮っこを守り・育てる都市宣言」を制定しました。
「宮っこを守り・育てる都市宣言」
今を生きる、そして未来を生きるこどもたちへ
自分の将来に、夢や希望をもてていますか
周りの大人は、あなたを見守り、支えてくれていますか
自分の意志や思いを、周りの大人に伝えられていますか
すべてのこどもたちが生まれ育った環境に左右されることなく、思いやりの心をもって、
人間力を高めながら、笑顔でいきいきと成長できる社会の実現に向け、私たちは、地域が
一体となって宮っこを守り・育てる都市を目指し、ここに宣言します。
宮っこはいつの時代もうつのみやの宝 みんなで守り、育てます。
1 こどもが個人として尊重され、こどもの今とこれからにとって最もよいことを
こどもと一緒に考え、その実現に取り組みます。
2 こどもが夢や希望にあふれ、心豊かに成長できる環境づくりに取り組みます。
3 すべての家庭が、安心してこどもを産み育てることができる環境づくりに取り組みます。
4 地域社会が、こどもを温かく見守り、安全・安心の確保や一人ひとりに合った支援に
取り組みます。
宇都宮市の取組
宇都宮市では、「宮っこを守り・育てる都市宣言」の実現に向け、様々な事業を実施してまいります。
令和6年度に実施予定の事業は次のとおりです。
1 こどもが個人として尊重され、こどもの今とこれからにとって最もよいことをこどもと一緒に考え、その実現に取り組みます。
- イノベーションmiyaユース会議事業の拡充(拡充)
- 子ども・若者への意見聴取の強化(新規)
- 子どもの権利に関する周知啓発の実施 など
2 こどもが夢や希望にあふれ、心豊かに成長できる環境づくりに取り組みます。
- 児童文学作品「うつのみやこども賞」40周年記念事業の実施(拡充)
- 宇都宮学の推進(拡充)
- 小学生への「totra」の配付(新規) など
3 すべての家庭が、安心してこどもを産み育てることができる環境づくりに取り組みます。
- 多子世帯への支援の充実(拡充)
- 児童手当・児童扶養手当の拡充(拡充)
- 乳幼児健康診査の拡充(拡充) など
4 地域社会が、こどもを温かく見守り、安全・安心の確保や一人ひとりに合った支援に取り組みます。
- 共に支え合う地域づくりの推進(拡充)
- 児童相談所の設置に係る検討(新規)
- 子育て世帯訪問支援事業の実施(新規)
- 交通安全・防災・防犯に関する取組の推進(新規) など
皆様へのお願いしたい取組
子どもたち一人ひとりが、地域社会の中で、「人間力」を高めながら、自分らしく、当たり前に成長できるまち「宇都宮」を実現するためには、家庭、地域、学校、企業などの各主体が、子どもを守り・育てる行動を実践することが重要です。ぜひ、皆様のご協力をよろしくお願いいたします。
家庭における取組の例
- こどもに「大好きだよ」、「大切な存在だよ」と伝えましょう。
- 温かい言葉と一緒に、抱きしめたり、頭をなでたり、スキンシップを取りましょう。
- 習い事や休日の過ごし方など、こどもに関わることを決めるときには、こどもの意見を聞きましょう。
- こどもの意見を実現することが難しい場合は、頭ごなしに否定したり叱ったりするのではなく、こどもが 理解し、納得できるよう「なぜ難しいのか」を説明し、こどもにとって最善の方法を一緒に考えましょう。
学校における取組の例
- 確かな学力や豊かな人間性、健康・体力など、明るい豊かな社会の創造に寄与する「人間力」の向上に努めましょう。
- こどもたちが交通事故に巻き込まれることがないよう、安全な歩行や自転車の利用など、交通安全教育に取り組みましょう。
- 学校のきまりや生活上のルール、児童・生徒会活動などについて、こどもたちが主体的に考え、意見を表明する機会を確保しましょう。
- 先生は、こどもの権利についての理解を深め、こどもの発達の段階に応じて、正しい知識を習得させましょう。
地域における取組の例
- こどもを守り・育てる社会の実現に向け、地域が重要な主体であることを認識し、本宣言の内容を十分に理解した上で、本宣言について、出来るだけ多くの方と共有しましょう。
- こどもたちが安全・安心に通学でき、交通事故や犯罪などに巻き込まれることがないよう、地域の方々で協力しながらこどもたちの登下校を見守りましょう。
- こどもや子育て家庭への笑顔の声掛けを心がけましょう。
企業における取組の例
- 「共働き・共育て」の実現に向け、子育て中の方の育児休業の取得促進に取り組みましょう。
- 従業員が必要なときに休暇・休業制度を取得できるよう、管理職等の意識改革に取り組みましょう。
- 職業体験や工場見学など、こどもたちの将来の職業選択の幅が広がる取組を行いましょう。
「宮っこを守り・育てる都市宣言」への賛同者を募集しています
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このページに関するお問い合わせ
子ども部 子ども政策課 企画調整グループ
電話番号:028-632-2342 ファクス:028-638-8941
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