1. 「健康うつのみや21」とは
「健康うつのみや21」とは?
市民一人ひとりが「自分の健康は自分で守り、自分でつくる」という意識を持って、生涯にわたり主体的に健康づくりを取り組むための指針となるものであり、個人の健康づくりを地域・行政・学校・職場などが一体となって支援していくための諸活動の指針となるものです。
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本市の三大生活習慣病(脳卒中・心臓病・がん)の年齢調整死亡率 (PDF 498.0KB)
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「要医療(医療機関で治療が必要)」に該当する人 (PDF 498.1KB)
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本市の死因 (PDF 499.7KB)
どうして、「健康うつのみや21」が必要なの?
生活習慣病が増加しています。
本市の三大生活習慣病(脳卒中・心臓病・がん)の年齢調整死亡率はここ5年間ほぼ横ばいで、全国と比べてまだまだ高い状況にあります。特に男性の死亡率が女性を大きく上回り、さらに全国を上回っています。
基本健康診査の受診率は年々上昇傾向にありますが、「要医療(医療機関で治療が必要)」に該当する人が年々増加しています。
本市の死因の第1位は「がん」で全体の3分の1を占めています。次いで「心臓病」、「脳卒中」の順になっており、これらの三大生活習慣病による死亡を合計すると、全体の6割以上を占めており、全国値よりも上回っています。
全国と比較して早世の傾向がみられます。(特に男性)
平均寿命を全国と比較すると、女性は83.3歳で全国平均(83.2歳)を少し上回っていますが、男性は76.3歳で全国平均(76.6歳)を下回っています。
早世率では、男性16.1%、女性は7.7%であり、全国平均(男性15.3%、女性7.4%)より早世となっています。特に、男性はその割合が女性の2倍以上です。
少子高齢化が進んでいます。
本市の少子高齢化は全国よりも遅れてはいますが、全国と同じ傾向で進行しており、今後も少子高齢化が着実に進行していくと思われます。
そのため、今後、生活習慣病などによる疾病の増大、痴呆や寝たきりなどの介護に対する社会の負担は一層増加していきます。
市民の健康についての意識が変化しています。
また、社会経済状況の変化、市民意識やライフスタイルの変化に伴い、市民のみなさんの健康についての考え方は、単に「長く生きる」ということだけでなく、「健康に生きがいをもって、より長く生きる」ということに重点をおくようになってきています。
これからの少子・超高齢社会を健康で活力あるものとしていくためには、健康を増進し、発病を予防する「一次予防((注意)6)」に重点をおいた対策をより一層強力に推進していく必要があります。
宇都宮市においても、これらの状況に対応するため、市民のみなさんの健康づくりを総合的に推進するための指針及びその取り組みを示した具体的な計画が必要です。
用語の説明
- 生活習慣病
食生活、運動、休養、喫煙、飲酒などの生活習慣が引き金となる病気(がん、脳卒中、心臓病、高血圧症、糖尿病等) - 年齢調整死亡率
市区町村間の死亡率を比較するために人口の年齢構成の影響を調整して求められる死亡率 - 基本健康診査
老人保健法に基づき、心臓病、脳卒中、肝臓病等の早期発見のために、40歳以上の市民を対象に、血圧、心電図、血液検査等を実施しています。 - 要医療
健康診査において、医療機関で治療や精密検査を受ける必要があると判断することを言います。 - 早世率
0歳の人が65歳までに死亡する確率をいいます。 - 一次予防
病気にならないように予防することです。病気の早期発見・早期治療によって病気が進行しないうちに直してしまうことを二次予防、適切な治療によって病気や障害の進行予防をすることを三次予防といいます。
(参考)国・県の状況
国では、「21世紀における国民健康づくり運動(健康日本21)」を平成12年3月に策定し、「壮年期死亡の減少」「健康寿命の延伸」「生活の質の向上」を図ることを目的に「栄養・食生活」「身体活動・運動」「休養・こころの健康づくり」などの9領域についての目標値を定めています。
栃木県では、県民の健康づくり運動を総合的に推進するための目標及び基本方向を示す指針となる計画である「とちぎ健康21プラン」を平成13年3月に策定しました。
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このページに関するお問い合わせ
宇都宮市保健所 健康増進課 企画グループ
電話番号:028-626-1128 ファクス:028-627-9244
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