我が家の防火対策
住宅火災の現況
住宅火災の発生状況(令和4年中)
市内で発生した建物火災59件のうち、31件(約52.5パーセント)が住宅火災で、前年比11件減少しています。
住宅火災の発生時間(令和4年中)
住宅火災の多くが、昼食や夕食の火気を使用する時間帯の前後だけでなく、就寝時間帯にも発生しております。お出かけ前や、就寝前にはもう一度火の元を確認しましょう。
住宅火災の出火原因(令和4年中)
出火原因別にみると「こんろ」、「たばこ」、電気が関連する「電灯・電話等の配線」や「配線器具」、「灯火」、「放火」等が多くなっています。
毎年出火原因の上位を占める「放火」や「たばこ」のほかにも、電気機器及び燃焼機器など、日常生活において、身近な製品からの火災が発生しています。
配線器具(コンセントやプラグ)からの火災を防止するポイント
配線器具は、内部の接続部の緩みによる発熱等、普段は気がつかないところで火災が発生することがあります。普段から電気器具や電源コード、コンセント、プラグ等の点検を行うことが大切です。
トラッキング現象による火災
トラッキング現象とは、コンセントやプラグの隙間に付着したほこり等が湿気を帯び、微小なスパークを繰り返し、新たな電気回路(トラック)が形成され出火に至る現象を言います。
防ぐためのポイント
- コンセントやプラグは、ほこりなどをためないよう、きれいに保つこと
- プラグは丁寧に扱うこと
- 痛みや緩みがあるプラグは使わず、プラグはしっかり差し込むこと
- 使用していない器具は電源を切り、電源プラグを抜いておくよう心掛けること
電気コードの短絡(ショート)による火災
電気コードを家具の下敷きにしたり、コードを釘やステープル等で強く固定したりすることにより被覆や心線を傷つけて短絡などの原因となり、火災が発生することがあります。
防ぐためのポイント
- 家具等でコードを踏まないこと
- コードを釘等で固定しないこと
- コードの位置を点検すること
- コードは束ねないこと
たこ足配線(過電流)による火災
電気コードは使用できる電気の量が定められています。多くの電気機器をつないで使用すると許容量を超えてしまい発熱し、それが原因で火災が発生することがあります。
防ぐためのポイント
- たこ足配線をしないこと
- テーブルタップを使用する場合は、電気容量(許容電流)を守るようにすること
電池からの火災を防止するポイント
種類や銘柄の異なる電池を使用する、また、廃棄する際に電池の絶縁措置を怠るなど、使用方法や廃棄方法等を誤ると電池から出火する場合があります。
防ぐためのポイント
- 外装にめくれなどの傷のある電池は使用しない
- アルカリ電池とマンガン電池など、種類や銘柄の異なる電池や、古い電池と新しい電池を混ぜて使用しない
(電池容量の違いから、発熱、液漏れ、破裂の可能性がある) - 保管、廃棄する際は、電池の端子をテープ等で絶縁する
(複数の電池や金属を袋などに入れると、プラス極とマイナス極が接触し、ショートする可能性がある) - 乾電池やリチウム一次電池は充電しない
(液漏れ、発熱、破裂、発火の可能性がある) - 電池や電池パックは分解、改造をしない
(破裂、発熱、発火の可能性がある)
地震時の電気火災を防止するポイント
阪神淡路大震災や東日本大震災において、出火原因の特定された火災では、地震の揺れに伴う電気機器の転倒による火災や停電が復旧した時に起こる通電火災など電気関係によるものでした。
防ぐためのポイント
- 避難が必要な時など家を離れる際は、電気のブレーカーを切ること
(設定した震度以上の場合に自動的に電気の供給を遮断する感震ブレーカーを設置) - 電気の復旧時には、器具などに異常がないことを確認してから使用すること
- 転倒時自動消火機能の付いた器具を使用すること
感震ブレーカーの主な種類
感震ブレーカーを設置するにあたっての留意点
- 機器選択に際しては、製品ごとの特徴・注意点を踏まえて設置すること
- 生命の維持に直結するような機器を使用している場合は、バッテリー等を備えておくこと
- 夜間等に電気が遮断された場合でも安全に避難できるよう、懐中電灯などの照明器具を準備すること
- 設置しているからと過信せず、避難時にはブレーカーを落とすこと
感震ブレーカーには様々な種類があり、取り付け方法や機能が異なるため、各家庭にあったものを設置しましょう。
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このページに関するお問い合わせ
消防局予防課 予防グループ
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