子猫を見つけてもさわらないで!!

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ページID1033944  更新日 令和6年11月20日

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母猫が近くにいます!!

警戒心の強い母猫は人前に姿を見せないこともあります

親子猫写真

今は母猫と一緒にいなくても、母猫が近くにいてお世話をしています。
母猫はエサを探したり、より安全な場所を探しに子猫の側を離れることがあります。あなたが母猫を見かけていなくても、多くの場合近くにいます。
生まれて間もない、あるいは授乳中の小さな子猫が無事育つには、母猫と一緒にいるのが一番安全です。
親子を引き離すような行動(保護しようと連れ去る・子猫にさわる)はせず、見守ってください。

母猫の育児放棄につながります

1~2日は、そっと見守る、観察する。さわったり、抱き上げたりしないでください!

子猫写真

母猫が離れているときに、人間が子猫を触る、移動させる(段ボールに入れる)、毛布やタオルに包むなどすると母猫が警戒して近づかなくなったり、人間の臭いが付いた子猫を母猫が見つけられなくなる場合があります。
1~2日は母猫が近くに来ていないか、子猫が弱ってきていないかを観察してください。
観察のため頻繁に子猫がいる場所に近づき過ぎると、警戒心の強い母猫は子猫を置いて逃げてしまいますので、母猫の育児放棄につながらないよう、そっと見守ってください。
母猫が世話をしていない様子で、子猫がぐったりして動かない(鳴かなくなった)、体温が低い(触るときは手袋をつける)ときは、保健所にご相談ください。
お腹いっぱい乳を飲んで、ぐっすり眠っている場合もあります。すぐに触らずに前日と比べてお腹周りがしぼんで小さくなっていないか、寝姿などをよく観察してください。母猫が子育てしている場合は、人間の手出しは無用です。遠くから見守ってください。

捨てられた??

愛護動物の遺棄は犯罪です

いつの間にか自分の敷地や路上に見知らぬ子猫が!もしかして捨てられた?と慌てる方がいます。
「子猫とともに置手紙がある」「封をされた入れ物に子猫がいる」といった遺棄(捨て猫)を発見された場合、あなたがお住いの管轄の警察署(南警察署・中央警察署・東警察署)へ連絡をお願いします。
納屋や物置など人気のない場所、庭や道路に子猫だけがいる場合、母猫が運んできた可能性があります。手出しせず、まずは見守りましょう。

あなたは子猫をどうしたいですか?

猫と関わりたくない、そこにいてもらっては困る

猫イラスト

子猫と関わるつもりがないのであれば、何もしないで見守りましょう。
母猫にエサを与えていなければ、もともといなかった場所に親子でずっと居つくことはありません。数日~数週間でいなくなる可能性が高いです。
子猫を捕まえて移動させてしまうと遺棄になる可能性があります。
子育て中の母猫は安全な場所を求めて子猫を連れて何度も引っ越しをする習性があります。それを利用して、「居心地が悪い」「落ちつかない場所」と感じさせて引っ越しを促しましょう。

(1)引っ越し移動途中の子猫は数時間~1日でいなくなります(子猫の頭数が増減するなど母猫が運んでいる形跡がある時は引っ越し中です)
(2)納屋や物置など潜める場所への侵入を防ぐ、家の周辺を片づけて猫が隠れる場所をなくす。
(3)ネコが嫌いな臭い(酢、塩素系漂白剤、猫の忌避剤)や音(ラジオや超音波)で追い払う

 

子猫を保護したい、新しい飼い主を探したい

子猫を保護することは責任が伴います。保健所では保護した野良猫の引取りは行いません。自身で最後まで面倒を見る覚悟で臨んでください。

(1)母猫がいる場合は、離乳するまで待ちましょう。
(2)母猫のいない子猫を保護した場合、ご自身で子猫用粉ミルクとほ乳ビンを用意して、3~4時間おきにミルクを与えてください。牛乳は下痢をするので与えないでください。
(3)生まれたばかりの子猫は自力で排せつできません。少し刺激を与えて排せつを手助けする必要があります。
(4)あなたが母猫にエサを与えている場合、子猫を引き離したら母猫の不妊手術を早急に行わないと次の妊娠が始まります。その際の手術費用は自己負担となりますが、市の補助金(一年度に1頭に限りメス猫のみ¥4,000)が活用できます。
(5)保護した猫の新しい飼い主探しを行いたい場合、保健所の譲渡メール配信サービスをご利用いただけます。利用方法については、お電話でご相談下さい。

猫は飼えないけど、かわいそう!エサだけでもあげたい・・・

野良猫にエサをあげるということは、その命に責任を持つということ!!

「野良猫にエサをあげる」ことは「あなたが屋外で猫を飼育する」ことになり、あなたには飼い主と同等の責任が生じます。
「かわいそう」という気持ちだけでエサを与えてしまうと、猫が過剰に増えてしまったり、地域の生活環境を悪化させたりして、人にとっても猫にとっても不幸な状況を引き起こします。一生を外で過ごす野良猫は、交通事故にあったり、十分なエサがもらえないなど過酷な環境で生きていくことになります。

最後まで面倒を見れないのであれば野良猫にエサだけ与える関わり方は絶対にやめましょう!
保護して新しい飼い主探しをするか、不妊去勢手術を行い「一代限りの命」としたうえで、外猫用トイレの設置や清掃、猫の健康管理を行い適切に見守りしましょう。
人と猫が共生できるよう、見守り活動の説明を行い、地域の理解を得るのも猫にエサをあげている人の責任と役割です。

【野良猫へのエサやりに関して生活衛生課に寄せられる相談事例】
◆ふん尿により悪臭がする
◆庭や花壇、畑が荒らされる
◆ケンカや発情期の鳴き声がうるさい
◆置きっぱなしのエサに他の猫やカラス、虫が集まって不衛生
◆子猫が生まれて地域の野良猫の数が増えている

このページに関するお問い合わせ

宇都宮市保健所 生活衛生課
電話番号:028-626-1108  ファクス:028-627-9244
住所:〒321-0974 宇都宮市竹林町972
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。