洗濯用パック型液体洗剤に気を付けましょう

3歳以下の乳幼児に事故が集中しています

　洗濯用パック型液体洗剤は、新たな形の洗濯用洗剤として、近年、日本でも製造販売が行われています。計量の必要がなく簡便という利点があるものの、フィルムが破れ、洗剤が口や目に入る事故情報が消費者庁に寄せられています。フィルムは水に溶けやすいため、子供が握ったり、噛んだり遊んだりしているうちに、破れてしまうケースが多く、特に3歳以下の乳幼児に被害が集中しています。
　また、海外でも同様の洗濯用パック型液体洗剤で、同種の事故が多数報告されています。

　乳幼児の手の届かないところで保管するよう注意してください。

消費者の皆様へ

• 子どもの手の届くところにはおかないようにしましょう。
• 洗剤の使用後は、必ずフタをしっかり閉めて、決まった置き場所にすぐ戻すよう習慣づけましょう。
• パック型液体洗剤を濡らさないように気を付けましょう。

対処方法

• 飲んでしまった場合
  できるならば口をすすがせ、水または牛乳を少量飲ませて、受診する。吐物が気管に入ってしまう恐れがあるため、無理に吐かせない。
• 目に入ってしまった場合
  こすらずに、すぐ水で10分以上洗い流して、受診する。
• 皮膚についた場合
  すぐに大量の流水で洗う。付着した衣類は脱ぐ。