定例記者会見令和8年8月

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ページID1048899  更新日 令和8年8月31日

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(注意)このページは、定例記者会見のもようを広報広聴課がまとめたものです。

日時・会場

令和8年8月26日(水曜日)午後2時から
宇都宮市役所・3階特別会議室

発表事項

庁議等案件

 それでは、本日開催いたしました庁議の結果について、発表いたします。

 まず、「第7次宇都宮市総合計画策定大綱について」でありますが、これは、本市の都市経営の最上位の方針として、新たに「第7次宇都宮市総合計画」を策定するに当たり、基本的な考え方や策定体制などを明らかにしたものであります。今後、本大綱に基づき、全庁を挙げて議論を進めるとともに、市民懇談会の設置に加え、若者や女性をはじめとする多様な主体から御意見をいただくなど、令和10年3月の計画策定に向けて取り組んでまいります。

 次に、「令和7年度決算の概要について」でありますが、令和7年度一般会計決算は、歳入が2,500億円台となり、そのうち市税収入は初めて1,000億円台に到達し、過去最大となりました。また、実質公債費比率や将来負担比率など、健全化判断比率は基準を大幅に下回っており、本市の財政は引き続き健全な状況にあります。

 次に、「クマ出没に対する検証と対応について」でありますが、本年6月に本市に出没したクマへの対応について、「宇都宮市鳥獣被害防止対策協議会」などから意見を伺い、検証を実施しました。協議会などからの意見や、7月に実施した「緊急銃猟実地訓練」を踏まえ、今後の 市街地などへのクマ出没の備えとして、探索・捕獲時の安全対策強化や、早期発見のための「AI監視カメラ」設置など、具体的な対応策を取りまとめました。可能な対応策から早期に導入し、安全・安心な市民生活の確保に努めてまいります。 

 次に、「フィアロとの包括連携協定の締結について」でありますが、この度、自動車産業において車両開発などを手掛ける「フィアロ」と包括連携協定を締結いたします。今後は、同社が保有する技術力やスポーツ支援のノウハウ、サーキットコース等の施設を最大限活用しながら、実践的な消防訓練や、子どもたちのキャリア教育の推進、市民のスポーツ機会の充実などに連携して取り組んでまいります。協定締結式は、9月24日に開催いたしますので、報道関係者の皆様は、ぜひ、ご参加ください。 

 次に、「自治会運営支援アプリのモデル事業開始について」でありますが、この度、市の回覧の一斉配信や自治会内の情報共有などに自治会運営支援アプリを活用するモデル事業を9月から、県内で初めて開始いたします。今年度は、27地区100自治会で 導入を開始し、順次、拡大してまいります。アプリの活用により、自治会事務の効率化やコミュニケーションの活発化を図り、本市の自治会のさらなる活性化や活動の充実を目指してまいります。 

 次に、「市営住宅の空き住戸の活用による地域活性化について」でありますが、この度、瑞穂野、山王、下栗市営住宅の空き住戸を民間事業者に貸し付け、若者や子育て世帯向けなどにリノベーションし、賃貸する事業を県内で初めて開始いたします。空き住戸の有効活用はもとより、地域コミュニティの活性化や、若年層世帯等の低廉な住戸の確保などの効果が期待できます。明日、8月27日に公募を開始いたしますので、事業者の皆様からの多様な提案をお待ちしております。

 次に、「『宮の家計応援給付金』・『家計応援キャンペーン』の実施状況について」でありますが、食料品の物価高騰による家計負担を軽減するため、すべての市民に1人当たり5,000円を現金給付する「物価高騰対策給付金」については、申請期限が9月30日となりますので、お早めにお願いいたします。また、連動企画である食に関するお得なクーポン企画や、宇都宮産農産物等が抽選で当たるプレゼント企画、「家計応援キャンペーン」についても、実施期間は9月30日までとなりますので、引き続き、ご利用ください。

 次に、「『宇都宮市もったいない運動』20周年に向けた取組について」でありますが、本市におきましては、全国に先駆けて、全てのものに尊敬と感謝をもち、人や物を大切にする本市独自の「もったいない運動」に取り組んでおります。令和9年度には、「もったいない運動」が20周年の節目を迎えることから、改めて市民一人ひとりが「もったいない」について考え、行動に移すきっかけとなるよう「20周年記念事業」を9月に開催する「もったいないフェア宇都宮2026」から展開してまいります。 

 次に、「宇都宮愉快市民事業のリニューアルについて」でありますが、本市では、平成22年度から、市内外問わず、「宇都宮が好き」という想いを持つ方を「宇都宮愉快市民」としてまいりました。9月1日からは、本市の「ファン」を、より愛着が醸成された「コアファン」へと深化させるため、本事業をリニューアルし、デジタルを活用した「宇都宮愉快市民証」を発行するとともに、イベントへの参加などの様々な「愉快ミッション」を設定します。ミッションを達成することで、抽選会への参加などの特典があり、今後、順次拡大を予定しておりますので、是非ご参加ください。

 次に、「『ミヤリー』マンホール蓋の設置について」でありますが、この度、本市及び本市公式マスコットキャラクター「ミヤリー」の更なる認知拡大や、シビックプライドの醸成を図るため、市制130周年と「ミヤリー」の生誕20周年を記念したマンホール蓋を、8月28日、JR宇都宮駅の西口と東口に1か所ずつ設置しますので、ぜひ、現地でご覧ください。また、定例記者会見終了後、1階のロビーにおいて、マンホール蓋のお披露目を行いますので、ぜひ、ご参加ください。 

 次に、「市制130周年記念『第21回宇都宮伝統文化フェスティバル』の開催について」でありますが、市民の伝統文化への理解・関心を高め、郷土への誇りと愛着を深める機会の創出を図るため、9月12日に宇都宮オリオンスクエアにおいて、「宇都宮伝統文化フェスティバル」を開催します。また、今回初めて、友好都市うるま市の指定文化財である「勝連(かつれん) 南風原(はえばる)獅子舞」が応援に駆け付け、勇壮な舞を披露します。ぜひ、ご参加ください。 

 次に、「東京ディズニーリゾートスペシャルパレードキッズダンサー等の募集について」でありますが、11月15日に大通りで実施する「東京ディズニーリゾートスペシャルパレード」に参加する小学生を募集します。参加する子どもたちは、ダンスを踊りながら、ディズニーのキャラクター達とパレードを行います。まちを笑顔で彩り、思い出に残るパレードとなるよう、多くの御応募をお待ちしています。

 これをもちまして、本日の発表を終了いたします。

資料

別紙

質疑事項

庁議案件

クマ出没に対する検証と対応について

記者 AI監視カメラやトレイルカメラの導入について、費用や予算対応について伺う。
市長 9月補正予算で対応を予定しています。
農林生産流通課長 補正予算案として460万円余を提案予定です。
記者 6月のクマ出没に対する検証を受けて、「緊急銃猟実施マニュアル」の一部改正を行うとあるが、改正内容について伺う。
農林生産流通課長 クマ捜索時の手順を見直したいと考えています。具体的には、現場での関係機関の情報共有の場を確保することや、クマ捜索の手法の中でドローンを活用していくことを想定しています。また、探索時の防具の着用や、2名以上の班編成を徹底していくことなどの改正を予定しています。
市長 今回、市内へのクマ出没ということを初めて経験しましたが、AIの活用は大変効果があるということが分かりました。また、現場での情報の共有といった課題も浮き彫りになりました。今回経験したことを有効に次に繋げて、いつこういった状況が起こるか分かりませんので、他の自治体の事例なども取り入れながらよりよいマニュアルにしていきたいと思います。

記者 AI監視カメラを、想定されるクマの市街地への侵入経路に設置するとあるが、今回の事例のクマの侵入経路を推定して設置するのか。
農林生産流通課長 最初の目撃情報があったのは長岡公園であったことから、その付近で、クマの餌になるような果実がなる木があるような場所に設置するのが有効であろうということですので、長岡公園付近への設置を予定しています。今回のクマの移動経路は判明していませんが、クマの習性から、河川を通ってくることが多いと伺っていますので、周辺の河川である田川などへの設置を想定しています。

記者 トレイルカメラの設置について、山林のクマ等をカメラで発見し、どのように対策に生かすのかを伺う。
農林生産流通課長 市内の山中に、既存のイノシシ用の罠が設置されていて、そこには動物が通ると自動で録画する機能がついているカメラがあり、設置されている方は毎日のように罠の確認に行かれますので、そういった早い段階で発見ができると早期に対応もできるのではないかと考えています。

記者 既存のトレイルカメラをクマ対策にも活用するということか伺う。
農林生産流通課長 トレイルカメラは現在も山中に7台設置されており、宇都宮市鳥獣被害防止対策協議会で貸し出しを行っていますが、別に保管しているものも7台あるので、それを追加していきたいと考えています。

記者 AI監視カメラやトレイルカメラの設置台数、設置時期について伺う。
市長 今後精査して設置していきたいと考えています。

記者 AI監視カメラを設置したことについて、市民へのメッセージを伺う。
市長 AI監視カメラが設置されたからといって安心はできませんし、市内全域に設置するのは難しいので、注意喚起は今後も続けていきたいと思います。クマ出没当時の報道などでは、クマを追いかけるような映像も見かけましたが、大変危険な動物ですので、そのようなことをしないよう、慎重に対応していただきたいと思います。

記者 クマが出没しにくい環境づくりの促進に向けて、他自治体では未利用果樹の伐採についての補助を先行事例として行っているところもあるが、宇都宮市での実施予定について伺う。また、藪の仮払いは誰が実施することを想定しているのか伺う。
農林生産流通課長 補助事業については現時点で想定しておりません。藪の仮払いについては、土地の所有者や管理者にお願いできればと考えています。
 

市営住宅の空き住戸の活用による地域活性化について

記者 本事業を実施する背景について伺う。
市長 市営住宅も老朽化が進んでおり、改修などは積極的に行っていますが、特にエレベーターについては建て替えをしないと設置できないといった状況があり、高齢化の中で空室も目立つようになりました。そういったところを有効に活用するために、階段で移動ができる若い世代、ファミリー層に利用いただくことで、様々な年代層が居住することとなり、市営住宅の活性化や、高齢者の孤独感の解消にもつながるのではないかと考えています。そのために民間の皆さんの知恵と経験を活かしていただき、魅力的な部屋づくりができるのではないかと考え、今回このような事業を計画しました。
記者 他自治体で、入居者を先に決定し、ニーズを把握してから自由度の高いリノベーションを行っている事例がある。有効活用につながると思うが、宇都宮市での実施について考えを伺う。
市長 良いアイデアをいただきましたので、参考にさせていただきたいと思います。今回の取組では、民間の賃貸物件等を取り扱っているような民間事業者の方が手を挙げてくださるのではないかと思いますので、まずは事業者の皆さんの経験や実情に応じたアイデアを出していただき、住んでみたくなるようなリノベーションをしていただきたいと思っています。先ほどいただいたやり方では、入居を希望される方のニーズに応じたリノベーションができますので、入居いただく確率が高くなるでしょうし、様々な問題を解消できるような対応についても検討していきたいと思います。
 

「ミヤリー」マンホール蓋の設置について

記者 マンホールのデザインに込めたメッセージや意図を伺う。
市長 ミヤリー、そしてミヤリーの頭に乗っているハッピですが、市民の皆さんにかわいがっていただき、浸透してきたと思っています。特に子どもたちには大変人気で、イベントなどでミヤリーが登場すると大変盛り上がって記念撮影などをしていただいています。マンホール蓋ができたことで、発行が許可されればマンホールカードも発行できますので、そういったことも含めて、大いに本市のPRに一役買っていただきたいと思っています。市民の皆さんには、これからもご愛顧のほどよろしくお願いしたいと思います。
 

東京ディズニーリゾート®スペシャルパレード キッズダンサー等の募集について

記者 キッズダンサーの選外となったチームのうち抽選14チームが、キッズダンスエリアで踊ることができるということだが、具体的にどのような形となるのか伺う。
政策審議室長 パレードルートの一部にキッズダンスエリアを確保しますので、そのエリア内でパレードに併せて14チームが並んで一斉にダンスしていただきます。
 

庁議案件以外

ライトライン開業3周年を迎えて

記者 ライトラインは26日、開業3周年を迎える。この3年間を振り返り、ライトラインが宇都宮のまちや市民生活にもたらした最も大きな変化はどのようなことだと考えるか。また、現時点での課題もあると思う。市長が考える最大の課題と、その解決に向けた今後の取組について伺う。
市長 ライトラインは開業以降、多くの皆さんにご利用いただき、ありがたく思っています。本市としては、宇都宮ライトレール株式会社と協力し、安全運行の努力を積み重ねてきました。現在、1日の平均利用者数は想定を大幅に上回る、平日約2万人、土日・祝日約1万人に達しており、先月開催された、うつのみや花火大会当日においては、2万3千人を超える過去最高の利用者数を記録したと伺っており、信頼性のある利便性の高い公共交通機関として着実に定着しているものと受け止めています。ライトラインの開業によって、市民の皆様の外出率が向上し、食事や娯楽などによる交流機会が増加するとともに、通院や介護の送迎による負担感が軽減されるなど、ライフスタイルのポジティブな変化がもたらされていると考えています。
大変喜ばしいことに、ライトラインの利用者数は年々増加していますが、一方で、現在、平日、朝の通勤・通学ラッシュ時間帯は首都圏の通勤電車並みに混雑しており、その対応が課題であると認識しています。引き続き、芳賀町や宇都宮ライトレール株式会社と連携し、沿線の事業者や学校と、通勤・通学時間の調整などの定期的な意見交換を行いながら、必要な対応を行ってまいります。

記者 現在のライトラインによる効果や課題について、今後控えている西側延伸に向けてどのようにつなげていけると考えているか伺う。
市長 東側での良かった点は、西側に引き継いでいきたいと思いますが、先ほどお話しした課題についても未然に解決し運行できるよう、調整・努力をしていきたいと思っています。西側は東側よりも利用者数が相当見込めますので、車両の台数や編成数なども考えていかなくてはなりません。また、東側で経験した快適性や利便性などの課題についても、西側の開通前には検討を行い、開通後には満足いただけるような運行ができるようにしてまいりたいと思います。

記者 西側延伸に向けた軌道運送高度化実施計画について、現時点で国の認可がなされていないことについて市長の受け止めを伺う。
市長 だいぶ時間がかかっていますよね。どんな理由かはわかりませんが、我々は待つ立場でありますので、この間にできることはどんどん進めていきたいと思います。特に、西側についてはよりわかりやすい説明をしていく必要があると思いますので、説明にも磨きをかけていきます。

記者 説明に磨きをかけるということだが、説明が足りないという指摘があるということか。
市長 わかりやすい説明をしていきたいと考えています。説明で使用するCGなども、具体的な建物を取り込んでいければと思います。現時点では口頭で説明していますが、沿線のホテルや病院など、見ただけでわかるような工夫をしてきたいと考えています。

記者 西側延伸について、沿線地域以外への効果や、ライトラインの西側延伸の必要性について改めて伺う。
市長 根本的には、ネットワーク型コンパクトシティを作っていくことが目的です。なるべく早く完成させたいと思いますが、時間がかかるでしょうし、じわじわと作っていくことになるかと思います。超高齢化社会の中で、誰もが自分の力で移動できる、そして効率的に行政を運営していくために、地域をコンパクト化していき、そこには必要不可欠なものとして公共交通がなくてはなりません。公共交通を維持発展させていく手段として、これまでは南北のJR線や東武線に頼ってきましたが、東西を結ぶ横の線がないために、コンパクトシティの形成ができない状況でありました。「魚の背骨」と言われる基幹公共交通を東西に結び、これは地下鉄でもモノレールでも電車でもいいのですが、本市の身の丈に合うものを検討した結果、LRTということになりました。駅東では、ライトラインの開通により開発がどんどん進み、特に我々の力以上に民間投資が活発化し、それによって宇都宮の稼ぐ力が高まり、宇都宮全体の魅力づくりに繋がっていったと思います。つまりは、住み続けたい、移り住んでみたい街に成長してきたということだと思います。もう一つの効果としては、これから西側に延伸することで東側以上の効果や稼ぐ力となって投資に対するリターンが返ってくるでしょうし、また、ライトラインが多くの人を東西に輸送することによってバス路線を空白地域に配置換えすることができ、1時間あたりの便数も増やすことができます。ライトラインにより公共交通が発展し、公共交通を利用しやすいまちに変化していきます。ですから、ライトラインの停留場の前に住んでいない人でも公共交通の恩恵を受けることができるようになりますし、本市の財政にプラスとなることで必要な行政サービスを今まで以上に受けることができるようになるとも思います。西側に延伸させることで、こういった効果が確実に出ると私は思っています。
記者 周辺地域の皆さんにも、バスの便数が増えるなど様々な恩恵があるということをよりわかりやすく説明していただきたいと思う。

記者 数カ月前に、急激な物価高や人件費増により、事業費の見直しを常にやっていき、都度公表していくと説明があったと思うが、現段階でその見直しを行っているのか。
市長 物価高や人件費の高騰等については、福祉や子育てなど、ライトラインの事業以外でも、あらゆる歳出に対して当然に対応していかなくてはならないと考えています。影響は相当大きいと思いますので、財政課をはじめ各事業課がしっかりと対応していきたいと思います。ライトラインについては、事業費の見直しや試算結果が出た際には速やかに公表させていただきます。現時点で変わったものはありません。
記者 実際に発注する時点にならないとわからないということか。
市長 当然、調査を行いますので、その段階でわかることになると思います。
記者 半年や1年ごとに定期的に見直しを行うということではないということか。
市長 はい。

記者 西側延伸に向けた地権者との交渉の進捗状況を伺う。
協働広報室長 今後、測量実施後、地権者の方への説明を行っていくので、現時点では令和10年度以降を予定しています。昨年度、対象となるエリアの地域の方を対象とした説明会は実施していますが、個別の説明は行っていません。

記者 ライトラインの開業から3年が経ち、沿線では住宅や商業施設などの開発が進む中、市が掲げるネットワーク型コンパクトシティの将来像を目指す上で、西側延伸の先にある東武線との接続や乗り入れをどの程度重要だと考えているのか伺う。
市長 西側の延伸ができた後の話になりますが、東武線との接続は素晴らしいことだと思いますし、公共交通の利便性の向上やネットワーク化に寄与するものだと思いますが、本市としては、まずは西側の延伸を計画通り優先に進めていきたいと考えています。
記者 西側延伸を進めていく上で、現実問題として事業費や工期の課題も出てくるのではないかと思う。JR宇都宮駅を挟んだ東西の結合を前提としたこの整備計画について現時点の市長の考えを伺う。
市長 今後も揺るぎ無く進めていきます。

記者 駅西口再開発ビルの完成祝賀会が先日開催され、宮の橋南東側の建物の解体が進むほか、バンバ地区の再開発構想など、西側延伸を見据えた再開発の機運が高まっていると思うが、改めて市長の見解を伺う。
市長 行政だけで公共施設を作ったり、ライトラインもそうですがどんどん積極的にモデルとなるような事業は展開すべきだと思いますが、民間の力を活用させていただかないと、大きな効果は生まれません。今回、ライトラインの西側延伸や東側の敷設によって東京資本の民間の投資が生まれ、民と官が連携してそれが大きな効果となっているということですから、大変ありがたく受け止めています。こうした再開発の成功例を見ていただき、ますます外から資本が入って地元の皆さんと連携して大きな力となり、西側へ向けた事業が進んでいくよう期待しています。

記者 東側の課題として、昨年と一昨年に市が実施した利用者アンケートの中で、混雑への不満が1年間でかなり増えている。特に、ラッシュ時の不満が増えており、今年の4月以降の混雑状況を踏まえると、今年調査を行うとすると結果はさらに悪化するのではないかと想像する。企業の時差出勤への協力もあるが、車両の編成数の限界や発注済みの台車も、納車を来年まで待つ必要がある中、朝の通勤ラッシュの早期解決は難しいのではないかと思うが、市長の考えを伺う。
市長 宇都宮ライトレール株式会社も、安全とサービスの向上を常に意識している中、忸怩たる思いをしているのではないかと思います。様々な工夫や努力をしていただいており、行政としては大変ありがたく思っています。行政としては、台車を追加発注していますので、出来る限りの対応をさせていただき、今後も宇都宮ライトレール株式会社と一体となり、安全とサービス向上に努めていきたいと思っています。時差出勤については、企業だけではなく大学でも講義の時間などで工夫していただいていますので、今後ともそういった取り組みも続けていきたいと思います。17車両編成ですが、台車等を活用することでうまくやりくりをして、どのような結果になるかなと思っているところです。

記者 想定よりも利用者数が伸びたことについてどのように分析しているか、また混雑緩和に向けたダイヤ改正等についての考えを伺う。
市長 当初想定していた、1日当たりの利用者数が16、000人ですが、これは固く見積もった数字でありました。事業費総額が恐ろしいほど高く、財政破綻するのではないかなどとご心配の声もいただいていましたが、利用者数をもっと見込めていれば、17車両編成以上になっていたかもしれません。ただ、ダイヤの改正など、宇都宮ライトレール株式会社も努力してくれています。特異日と言われる先日のうつのみや花火大会などでも、柔軟に対応し臨時便なども相当出していただいています。利用者からは、JR宇都宮駅から、終点まで行かずに花火大会会場最寄りの飛山城跡停留場間をピストン輸送してくれたことへの喜びの声を伺っています。様々なアイデアを出し柔軟に対応してくれていますが、構造上難しくなる局面もあるかと思います。その時には新たなアイデアを出さなければなりませんし、行政としてもできる限りの力を発揮していきたいと思います。

災害対策について

記者 先月末に熊本で大地震、今月中旬には千葉で集中豪雨が発生した。真夏に大地震が発生するのはこれまで例がなかったし、千葉の集中豪雨も前例のないような災害であった。宇都宮市ではトイレトラックの導入などの防災対策を進めていると思うが、前例のないような災害に向けた対策について伺う。
市長 熊本の地震や千葉の豪雨被害、県内においても足利市が大変な被害を受けました。亡くなられた方もいらっしゃいます。ご冥福をお祈りするとともに、被災された皆さんにはお見舞いを申し上げます。熊本県には、派遣要請もありましたので、積極的に協力させていただいています。本市でも災害に対する対応や対策はこれまでも行っていますが、今回の千葉県の豪雨は想像以上の雨量であったということもあり、本市であのクラスの雨量があった場合に備えた対策について対応するよう指示をいたしました。今後、来年度も含めて予算上の対応もしていきたいと思いますし、マニュアル等の見直しもしていきたいと思います。
また、本市では災害発生時に、「TKB(トイレ、キッチン、ベッド)」をしっかり整えておき、特に長期避難しなければならない方へ良好な避難所環境を提供できるように努めておりますが、避難所における更なる「質の向上」に向け見直しを図っていきたいと思います。
駐車場や車などが大変な被害を受けていましたが、避難には車が必要な方もたくさんいらっしゃいます。そういった皆さんが安全な駐車場に車を止められるよう、現在17か所、約3、800台の車両退避場所を確保しておりますが、更なる見直しをしていかなくてはならないでしょう。避難所の開設情報も、先日総合防災訓練を行いましたが、訓練を通してだけではなくホームページなどでの周知も行い、市民の皆さんがいざという時に対応ができるような備えを行政として周知を図ってまいりたいと思います。

市制130周年事業、肝高の阿麻和利公演について

記者 先日、宇都宮市文化会館で開催された沖縄県うるま市の中高生による舞台「肝高の阿麻和利」公演は、観た人は皆さん感動したと仰っていた。これほど大規模な文化交流事業はこれまでに実施されたことがあったのか、また、市制130周年のタイミングで宇都宮で公演を行ったことについて市長の思いを伺う。
市長 こういった文化交流事業はこれまでなかったと思います。2日目の最後の公演が終わった際に、スタンディングオベーションがずっと続き、演者の皆さんがホールでお見送りをしてくれた際にも歌や踊りを披露してくれて、それを多くの市民の皆さんが拍手でご覧になる、それがなかなか閉じずに長く続いていたという光景がありましたが、ああいったことは文化会館始まって以来のことではないかと思います。そういった初めてづくしの感動するミュージカルでありましたが、何としても宇都宮でやっていただきたいとうるま市の中村市長にお願いし、一緒に考えていただいて実現に至りました。スポーツでもそうですが、子どもたちには本物を生で見てもらいたいと思っています。本物を生で見た時の感動、そして今までに見たことのないものを見たという感激が、子どもたちの人間力の向上に役立つと思っています。それを提供できるのが我々大人の役割だと思います。
 この肝高の阿麻和利公演を、私はうるま市の勝連城という城跡で初めて拝見しましたが、大変感激しまして、これを宇都宮、そして多くの子どもたちに見てもらい、心に感じたものを大切にして人間力の向上に繋げてほしいなと思って、宇都宮での公演をお願いしました。想像以上に市民の皆さんに喜んでいただきましたし、出演されたうるま市の子どもたちとも話しましたが、これほど大きな会場で公演したのは初めてで、演じながら涙が出たのも初めてだと話してくれました。本市とうるま市と、双方にとってよい公演であったと感じています。

記者 市制130周年事業も折り返しになるが、この1年を通じてどんなレガシーを残していこうと考えているか伺う。
市長 110周年、120周年もやらせていただきましたが、130周年を迎えるにあたり、単に式典を行うだけではなく、様々な記念事業が中心となるように考えました。120周年の際も同じように考えていましたが、色々な溜めてきた力を一気に出すことができたのではないかと思っています。
 

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