更年期障害について
「更年期」という言葉は知っているけど、具体的な症状や対処法については、よく知らないという方が少なくないのではないでしょうか。
厚生労働省が行った調査によると、「更年期に、女性ホルモンの減少による月経周期の乱れ、自律神経の乱れによって、個人差はあるが、不調等が起きること」について、「よく知っている」と回答した人の割合は、女性では、20~30 歳代で約2割、40 歳代では約4割、50 歳代以降では約5割であり、男性では、60 歳代で約2割、他の年代で約1割ということが分かりました。
また、「男性にも更年期にまつわる不調があること」について知っている 40 歳代以降の女性の割合は約3~5割、40 歳代以降の男性の割合は約1~2割という結果でした。

更年期とは
男女ともに40歳を過ぎた頃から、性ホルモンの分泌量が低下してきますが、女性の場合は、閉経(最後の月経から1年以上月経がない状態のこと)の前後約5年ずつの10年くらいを「更年期」といい、一般的には45~55歳頃です。
男性の場合は、男性ホルモンが低下し始める40歳代頃からといわれています。
更年期障害とは
女性の場合は、女性ホルモンであるエストロゲンの分泌が急激に減少することによって、様々な症状が現れますが、特に症状が重く日常生活に支障をきたすような状態を「更年期障害」といいます。
男性の場合は、男性ホルモンであるテストステロンの分泌が、40代以降、加齢とともに緩やかに減少するため、加齢による身体機能の衰えなのか更年期障害なのか区別がつきづらく、気づかれないこともあります。
主な症状
女性
- 身体的症状:ほてり、のぼせ、発汗、冷え、肩こり、めまい、耳鳴り、頭痛、動悸、息切れなど
- 精神的症状:イライラ、不安、不眠、抑うつ、意欲低下など
男性
- 身体的症状:関節痛、筋肉痛、発汗、ほてり、頻尿、性欲低下、性機能不全(ED)など
- 精神的症状:イライラ、不安、不眠、抑うつ、意欲低下など
更年期をうまく乗り切るために
バランスの良い食事や適度な運動を心がける、十分な睡眠時間を確保するなど、生活習慣を見直すとともに、治療によって症状が改善されることがほとんどですので、辛い場合は、がまんせず医療機関を受診して治療を受けましょう。
宇都宮市では、更年期症状を含め、健康に関する相談を受け付けています。お気軽にご相談ください。
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