定例記者会見令和8年9月
(注意)このページは、定例記者会見のもようを広報広聴課がまとめたものです。
日時・会場
令和8年9月25日(金曜日)午後2時から
宇都宮市役所・3階特別会議室
発表事項
庁議等案件
それでは、本日開催いたしました庁議の結果について、発表いたします。
まず、「令和9年度当初予算編成方針について」でありますが、この方針は、施策・事業の優先化・重点化を図る分野や、「持続可能な財政構造」を確立するための取組を明らかにしたものであります。今後、この方針に基づき、物価高騰の影響下にあっても、本市の財政力を最大限に発揮し、未来への投資や魅力ある地域資源の更なる高付加価値化につながる取組に優先化・重点化を図りながら、「スーパースマートシティ」の実現を着実に推進する予算としてまいります。
次に、「『公益財団法人日本財団』との連携協定の締結について」でありますが、この度、障がい者が「親なきあと」も住み慣れた地域で、安心して生活できるよう、親なきあとへの様々な助成事業を展開する「公益財団法人日本財団」と連携協定を締結いたします。今回の連携協定につきましては、本市が4月に開設した「親なきあと相談窓口」の取組が同財団が実施する助成事業の「親なきあとサポートプロジェクト」の理念と合致したことが契機となりました。今後は、同財団が実施する助成事業の「親なきあとサポートプロジェクト」を活用し、親なきあと支援の「宇都宮モデル」の構築に連携して取り組んでまいります。本日、協定締結式を開催いたしますので、報道関係者の皆様は、ぜひ、ご参加ください。
次に、「『全天候型子どもの活動の場』の名称の投票実施について」でありますが、乳幼児から小学校高学年までの子どもたちが、天候に左右されずに思いきり遊び、学び、成長できるよう、田原コミュニティプラザを改修し、市内2か所目の「全天候型子どもの活動の場」の整備を進めています。新たな活動の場が、末永く親しまれ愛される施設となるよう、子どもたちからの意見を踏まえて選定した名称候補4案への投票を実施しますので、ぜひ、ご投票ください。
次に、「『高齢者インフルエンザ定期予防接種』および『幼児インフルエンザ予防接種補助事業』の開始時期の前倒しについて」でありますが、今シーズンのインフルエンザは例年よりも早い時期から流行しており、本市の定点報告数においても、感染が拡大している状況を踏まえ、例年10月1日から重症化リスクの高い高齢者や幼児に対して行っているインフルエンザ予防接種について、開始時期を約2週間早めた9月18日から実施しています。感染予防や重症化防止には予防接種が有効ですので、手洗い・うがいなどの一般的な感染対策を徹底していただくとともに、早めの接種を御検討ください。
次に、「り災証明書・被災証明書の電子申請導入について」でありますが、大雨や地震などの災害で被害にあわれた方々のり災証明書等の交付申請について、オンラインで申請を行うことができるようになります。り災証明書等が必要な方は、事前にオンラインで申請をいただくことで、窓口で証明書を受け取るまでの時間を短縮することができます。運用開始日は、10月1日を予定しております。
次に、「宇都宮駅東口暫定広場における賑わい創出に向けた取組について」でありますが、宇都宮駅東口地区のさらなる賑わい創出に向け、「宮みらい地区連絡協議会」と共同し、駅東口暫定広場においてライトキューブ利用者や駅東口を行き交う多くの方々へのサービス向上を図るため、食事やスイーツなどの移動販売車の出店を実施いたします。10月1日から11月30日の期間、随時出店を行いますので、是非ご利用ください。
次に、「『2026宇都宮ジャパンカップサイクルロードレース』の開催概要について」でありますが、「自転車のまち宇都宮」が世界に誇る自転車ロードレース「宇都宮ジャパンカップサイクルロードレース」を10月16日から3日間開催します。歴代最速レースとなった前回大会に引き続き、アジア最高位にふさわしいハイレベルなレースを展開するほか、小中学生による「クリテリウムパレードラン」に加え、「ウィメンズクリテリウム」など、年齢や性別を問わず幅広い方々が参加できる多彩なイベントを実施します。また、環境に配慮した持続可能な大会となるよう、開催に伴う温室効果ガスの削減に向けて積極的に取り組んでまいります。
次に、「秋のイベント情報について」ご報告いたします。市内各地で、毎週、愉快で楽しい様々なイベントを開催してまいります。10月の「宇都宮城址まつり」や、「宮っこフェスタ」をはじめ、11月には、本市初開催となる「ワールドスケートボードストリート2026宇都宮」や、毎年、多くの方にご来場いただいている「宇都宮餃子祭り」などが開催されます。子どもから大人まで楽しめる魅力あるイベントを多数開催いたしますので、秋の宇都宮で楽しいひと時をお過ごしください。
これをもちまして、本日の発表を終了いたします。
資料
別紙
今回、別紙資料はございません。
質疑事項
庁議案件
令和9年度当初予算編成方針について
記者 8月に示された中期財政計画では、来年度歳出超過になるという試算があり、昨年度に引き続き必要な財源をいかに確保するかということに力を入れていくかと思うが、持続可能な財政構造に必要なものについて市長の考えを伺う。
市長 歳出超過ということでありますが、本市は決して歳出が超過し予算を組めない状況ではありません。中期財政計画の中では様々な施策事業を想定していましたが、人件費や物価の高騰により例年通りいかないものもあるかもしれませんので、来年度の予算編成においては一つ一つ精査し、歳入の中で収めるという作業をしていかなければならないと思います。人口が減少し、税収も落ちていくという中にあって、本市は投資などがうまく行きだして税収が上がっています。これはチャンスだと思いますし、財政調整基金などの基金についても涵養に努めていっていざというときにきちんと対応できる構造にしていく必要があります。次の世代を考えた財政運営は欠かすことができないものですので、必要な事業は実施しながら、市としてもしっかり精査して進めていきます。次の世代、またさらに次の世代が支えやすい社会である、ネットワーク型コンパクトシティを土台としたスーパースマートシティを実現することが我々の目標でありますので、起債なども賢く利用しながら投資にも力を入れていきます。稼ぐ力を高めながら、必要な事業のための財源をそこから捻出していきたいと思います。それがスーパースマートシティであり、魅力ある、住み続けたい街につながって安定するまちづくりができる、そうした心構えで取り組んでいきます。
「公益財団法人日本財団」との連携協定の締結について
記者 「親なき後」の支援が必要だと想定される、医療ケア児や重度知的障がい者が市内に何人くらいいるのかを伺う。
障がい福祉課長 市内の在宅医療的ケア児数は令和7年5月1日時点で117人、重度障がい者数は令和8年3月31日時点で1、423人であり、親御さんの声として、日常生活を送るうえでの不安、また、将来を見据えた不安の声をかなりの数伺っているところです。今回の連携協定を通して、こうした皆さんに寄り添ったサポートができればと考えております。
記者 「親なき後」の支援を必要とする方が市内にも多くいることについて、市長の考えを伺う。また、日本財団との連携協定は大分県に次いで2例目で、県内では初となるが、県ではなく市として協定を行うことの意義について伺う。
市長 障がいのある方のご家庭では、様々な要望や不安に思っていることがあると思いますが、その中でも親御さんは、自分が亡くなった後、この子を残してどうなるだろうかということを口々に仰います。将来に渡っての一番大きな悩みであるという方がたくさんおられます。こうした皆さんに行政としてどのように応えることができるかということで、今年、「親なき後」相談窓口を設置しましたが、これをきっかけとして今回の日本財団との連携協定に結び付きました。法人や企業が社会を支えていく役割を担う中で、自治体単独でなく社会で障がい者を支えていくということで、支援も膨らみを増していくと思います。「宇都宮モデル」という言葉を使ってくださっていますが、これが全国の自治体や地域に波及していけたら、社会にとって良いことかと思います。今年度、窓口の想定相談件数を年間40件程度と見込んでおりましたが、すでに50件近い相談をいただいております。すぐに解決できなくても、不安な気持ちを相談することで気持ちが落ち着くなどの効果があるかと思いますので、今後は日本財団と連携し、こうした相談窓口だけでなく、様々な事業を展開していきたいと思っています。
「全天候型子どもの活動の場」の名称の投票実施について
記者 全天候型子どもの活動の場のデザインの理念について伺う。
子ども政策課長 整備する大型遊具については、お子さんやその保護者のアンケートで体を思いきり動かせる大型遊具が欲しいというニーズが非常に強かったので、そうした意見をしっかり反映したデザインとなっています。また、工作・創作エリアも整備しますが、体を動かすだけでなく工作等の活動をしたいという声もアンケートで多くいただきましたので、それについても反映させていただいています。
記者 10月下旬頃の名称案の投票結果の公表をもって名称の正式決定となるのか伺う。
子ども政策課長 10月末時点はあくまで名称案の決定となりますので、正式名称については、施設オープンまでに議会に条例案を諮り、それをもって決定となります。
記者 全天候型子どもの活動の場の整備は、市長の選挙公約の一つであると思うが、どんな場所になってほしいか市長の思いを伺う。
市長 少子化で子どもの数は減少していますが、全天候型の遊び場についての設置の要望は保護者の方から数多くいただいています。遠方まで出かけるのが難しい方にとっては、身近なところで遊びさまざまな体験ができるということで、子どもたちの体験格差のことを考えたときに、こうした施設が必要であると思い公約にも入れさせていただきました。特に最近は長雨が続き、土日のたびに雨が降っている状況ですので、子どもたちもストレスが溜まっているのではないかと思います。こうした子どもたちのストレスも和らげることができるような全天候型の子どもの遊び場を、今後南部地域にも整備できるように、次の施策として進めてまいりたいと思います。お子さんたちが自由にのびのびと遊べる施設ですので、専門家や利用者など多くの方々の意見をいただいて設置してまいりたいと思います。
「高齢者インフルエンザ定期予防接種」および「幼児インフルエンザ予防接種補助事業」の開始時期の前倒しについて
記者 インフルエンザの早期流行を受けて市長から市民への注意喚起を。
市長 現在、市内や全国的にもインフルエンザが猛威を振るっています。本市では、高齢者の定期予防接種とお子さんの予防接種補助を2週間前倒しで始めましたので、早めの接種をしていただくとともに、外出から帰った際や食事の前などの手洗い・うがいをしっかりしていただき、自ら予防をしていただきたいと思います。十分に注意してください。
り災証明書・被災証明書の電子申請導入について
記者 り災証明書・被災証明書の電子申請の導入に至った経緯について伺う。
市長 全国で、また直近でも、大雨や地震などの自然災害に見舞われている方がたくさんいらっしゃいます。報道などで拝見しますと、生活の再建に苦しまれている様子に心を痛めています。生活の再建に向けた行政の役割として、り災証明書や被災証明書の発行がありますが、被災された方の手間にならないよう、簡潔にできるようにしたいということで、オンライン申請を導入することとしました。
記者 電子申請になることでどれくらい手続き時間が短縮されるのかを伺う。
市民課長 事前にオンラインで申請いただくと、証明書を市民課窓口や地区市民センターなどであらかじめ用意できますので、窓口での待ち時間はほとんどなく手続きいただけると考えています。
宇都宮駅東口暫定広場における賑わい創出に向けた取組について
記者 2か月間のみの実施ということか伺う。また、出店が決まっている店舗があれば伺う。
市街地整備課長 事業の実施に際し、「宮みらい地区」連絡協議会及び移動販売車出店者などとのマッチングシステム「モビマル」を運営する株式会社シンクロフードと調整する中で、季節的に利用者を多数見込める期間として10月と11月の2か月を設定したところです。出店の状況は、延べ4日間、4店舗の申し込みをいただいております。まだ申込数が少ない状況でありますので、連絡協議会とも連携しながら、情報発信に取り組んでまいります。
記者 状況によっては11月以降も継続することもあるのか伺う。
市街地整備課長 今回の2か月の出店の状況や利用者の状況などから、事業の継続や充実など、暫定広場を有効活用していきたいと考えています。
記者 今回、この場所で移動販売車を出店するに至った経緯を改めて伺う。
市長 いい立地でありますので、有効に活用できればと考えています。また、ライトキューブ宇都宮や宮みらいライトヒルを利用される方の利便性も増すのではないかと思います。ライトラインの終着駅ということもあり、多くの方が乗降されますので、手軽にご利用いただけるということでこのエリアの魅力がさらに増していくのではないかと思います。
市街地整備課長 宇都宮テラスの出店状況が、飲食店を中心に100%になっており、特に飲食の需要が高まっているということで、今回の移動販売車の取組を実施することとなりました。
記者 このエリアは、元々ハイブランドホテルの建設が予定されていたが、建設費高騰等により当面の間整備が困難であると事業者から申し出があったようであるが、今後の動きについて伺う。また、このエリアの整備の重要性について市長の考えを改めて伺う。
市長 このエリアは駅東に位置し、一等地と呼ばれるような場所でありますが、一つ欠けているような状況になっていますので、全力を挙げて対応していきたいと思います。ライトラインやライトキューブ、カンデオホテルなどの魅力がさらに増していくことになると思いますし、観光客数も年々増加している状況でありますので、ホテルも必要であると考えています。東口にふさわしいホテルが来てくれれば大変ありがたいと思いますので、今後も努力してまいりたいと思います。
記者 ホテルの事業者からは、申し入れがあった以降の動きは何かあったか伺う。
市街地整備課長 昨年申し入れがあった際も建設費が高騰している状況があったので、その状況などを継続して報告を受けているところです。
「2026宇都宮ジャパンカップサイクルロードレース」の開催概要について
記者 市内小中学生を対象とした「クリテリウムパレードラン」を拡充するということだが、子どもや大人まで幅広い世代を対象としたイベントが今後広がってくためにはどのようなことが重要であると考えるか伺う。
市長 毎年開催していますが、油断せずしっかりとPR、広報をしていかなくてはならないと思います。クリテリウムパレードランは、子どもたちが普段自転車で走れない場所を走りますので、ご家族だけでなく多くの方に見ていただきたいと思います。ロードレースについても、本物を生で見ていただきたいというのが我々の思いです。これまで、様々なスポーツが東京や大阪などの大都市で開催され、そこまで行かなければ見られない環境でありましたので、本物のプロスポーツや国際レースを宇都宮で開催する意味として、市民の皆さんに本物を生で見てもらいたいという思いがあります。市外からも多くの方に来て、見ていただきたいので、設営や運営をしっかりしていき、こうした機会があることを知っていただくこと、来た方に満足して帰っていただくおもてなしにも力を入れて、例年以上に皆さんに楽しんでいただきたいと思います。ヨーロッパに行かなくても、日本、この宇都宮で国際レースを見られるわけでありますので、しっかりとアピールしていきたいと思います。
記者 市内協力店舗による「まちなかミュージアム」を新たに実施するとのことだが、実施するうえでの期待感を伺う。
市長 街なかを巡って楽しい宇都宮を知っていただければと思いますし、抽選で公式グッズが当たる仕掛けも用意していますので、楽しみながら宇都宮の良さを感じていただければと思います。人が動くことで経済が動き、賑わいも循環すると思いますので、しっかり力を入れてまいります。
庁議案件以外
豪雨災害の激甚化に伴う防災対策について
記者 近年、線状降水帯の発生などに伴う短時間豪雨が全国各地で頻発し、市内でも道路冠水などが発生している。河川の氾濫に加え、市街地での内水氾濫やアンダーパスの冠水、農地への浸水などへの懸念が高まっている。地域によって災害リスクが異なる中、市長は今後の防災・減災対策において何を最優先課題と位置付けているか。また、その課題に対し、どのような対策を重点的に進めていく考えか伺う。
市長 今年は災害が続いており、8月の千葉豪雨をはじめ、想定を超えるような豪雨が全国各地で発生しています。犠牲になる方もおられる中で、何を一番に優先すべきかと言えば、市民の命だと思います。命を守ること、これが最優先であります。そのための対策を講じていくことが必要になります。本市では、令和元年台風の甚大な被害を元に、宇都宮市総合治水雨水対策推進計画を策定しました。流す・貯める・備える、この3つを柱にした計画ですが、河川改修や雨水幹線整備などの「流す取り組み」、調節池や田んぼダムなどの「貯める取り組み」、そして想定を超える豪雨に対しては市民の皆さんが自ら適切な避難行動を取り、自分の命を守ることができるよう、事前の防災対策として防災ハザードマップの周知、マイ・タイムラインの作成支援など、災害を自分事として捉えていただくための「備える取り組み」を充実強化しているところです。また、短時間豪雨の発生時におけるアンダーパスの冠水対策でありますが、一定の水位に達した際に冠水情報板で通行する車両に注意を促すとともに、速やかに通行止めを実施する体制を整えています。さらに、現在は冠水時に物理的に車両の進入を防止するエアー遮断機について、御幸町アンダーへの年内の設置に向けて工事に着手したところです。これは、自動的に空気で膨らんだバーが道路を遮断し、アンダーに侵入できないというもので、設置に向けて取り組みを進めています。
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