大谷石建築物の魅力
大谷石建築物の魅力
大谷石建築物の大半は石蔵であり、蔵は穀物や家財などの保管場所として使用されてきました。大谷石蔵には特徴的なものが多く、建物の構造の一部である扉や窓にも大谷石が利用され、様々な彫刻が施されています。
家紋
蔵の所有を表すように、家紋や屋号、家印、当主の名前を刻んでいます。
吉祥図
松竹梅、鶴亀、恵比寿大黒天などを刻んでいます。
石屋根
大谷石特有の利用方法として石屋根があります。重量は数十kg、上石と下石を交互にくみながら葺いていき、屋根の勾配に応じて瓦も反らせていくもので、加工には高度な技術を要します。
大谷石瓦と同様の加工方法が用いられた石瓦は、近隣の県にも見ることができず、このような技術は、本市に継承されていた技術と言えるものの、現在では扱える職人は、ほとんどいない状態です。
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