咽頭結膜熱(プール熱)

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ページID1033321  更新日 令和6年4月3日

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咽頭結膜熱(プール熱)について

咽頭結膜熱は、アデノウイルスによる急性ウイルス性感染症です。
発熱(38~39度)、のどの痛み、結膜炎といった症状をきたす、小児に多い病気です。
プールでの接触やタオルの共用により感染することもあるので、プール熱と呼ばれることもあります。

特徴

発熱、頭痛、食欲不振、全身倦怠感とともに、咽頭炎、結膜炎、目やになどの症状が現れ、通常3~5日間持続します。
潜伏期は、5~7日とされています。
眼の症状は一般的に片方から始まり、その後他方にも出現しますが、永続的な障がいが残ることは通常ありません。
生後14日以内の新生児に感染した場合は、全身性感染を起こしやすく、重症化する場合があるため、注意が必要です。

原因となる病原体

アデノウイルス(多くは3型ですが、2型、4型、7型、11型など他の型による場合もあります)

感染経路

感染経路は主に飛沫感染や、手指を介した接触感染です。
結膜や上気道からの感染ですが、プールを介した場合には、汚染された水から結膜へ直接侵入すると考えられています。

治療法

アデノウイルスは特異的な治療法はないため、通常は対症療法です。
眼症状が強い場合には、眼科治療が必要になることがあります。

予防のポイント

感染者との密接な接触を避けてください。タオルなどは別に使いましょう。
流行時には、流水とせっけんによる手洗いをしましょう。
消毒用エタノールの消毒効果は弱いことが知られています。

このページに関するお問い合わせ

宇都宮市保健所 保健予防課 感染症予防グループ
電話番号:028-626-1115
住所:〒321-0974 宇都宮市竹林町972
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。