麻しん(はしか)
国内の麻しんの届出数について
全国の2019年第1週から第37週(1月1日から9月15日)までの麻しん患者の累積報告数は685人となり、昨年1年間の報告数282人の2倍以上となっています。麻しん患者の移動等で広い地域において患者が発生する可能性があります。
麻しんは、ワクチンを必要回数接種していれば、感染する可能性はワクチンを接種していない人と比べるとはるかに低くなります。
麻しんに感染したことがない人は、麻しんの予防接種歴を確認し、受けていない場合や接種歴が不明な場合は、予防接種を受けることをお勧めします。
海外には麻しんが流行している地域があります。海外渡航前には、渡航先の感染症発生情報等を確認しましょう。
宇都宮市内の発生状況
宇都宮市内では、発生の届出はありません。(2019年9月24日時点)
麻しんとは
麻しんはどのように感染しますか?
麻しんウイルスの感染経路は、空気感染、飛沫感染、接触感染で、その感染力は非常に強いと言われています。免疫を持っていない人が感染するとほぼ全員が発症します。
麻しんにはどのような症状がありますか?
典型的には、10から12日間の潜伏期間の後、発熱を伴うかぜ症状が2から4日続き、その後高熱とともに発しんが出現します。
主な症状は、発熱・発しんの他、咳、鼻水、目の充血などです。肺炎、脳炎といった重い合併症を発症することもあります。
合併症がなければ、主な症状は7から10日で回復します。
麻しんはどのように予防するのですか?
麻しんウイルスは非常に小さいので、マスクでの予防は困難です。
唯一の予防方法は、ワクチン接種によって免疫をあらかじめ獲得しておくことです。
医療機関を受診するときは
麻しんかもしれない、と思う症状が現れた場合は、必ず事前に医療機関に電話連絡でその旨を伝え、医療機関の指示に従い受診しましょう。また、受診時は周囲への感染を防ぐため、公共交通機関の利用を避けましょう。
このページに関するお問い合わせ
宇都宮市保健所 保健予防課 感染症予防グループ
電話番号:028-626-1115
住所:〒321-0974 宇都宮市竹林町972
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。