百日咳に注意しましょう!
国内の百日咳の届出数について
全国の2025年第1週から第18週(12月30日から5月8日)の百日咳患者の届出数は、14,267人(速報値)となっており、2024年の累積報告数は4,093人、2023年の累積報告数は、1,000人と、2025年の届出数が急増しています。
本市においても、2025年第1週から18週(12月30日から5月8日)の届出数が15人、2024年の累積報告数が7人、2023年の累積報告数が0人であり、2025年15週から増加傾向がみられています。
|
2018年 |
2019年 |
2020年 |
2021年 |
2022年 |
2023年 |
2024年 |
2025年 18週まで |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
市 |
18 |
32 |
4 |
2 |
0 |
0 |
7 |
15 |
栃木県 |
79 |
126 |
41 |
3 |
1 |
4 |
12 |
154 |
全国 |
12,115 |
16,845 |
2,819 |
707 |
491 |
1,000 |
4,093 |
14,267 |
百日咳とは
百日咳はどんな病気ですか?
百日咳は、百日咳菌による感染症で、一年を通じて発生がみられます。
主に、患者の咳やくしゃみなどのしぶきに含まれる最近によって感染します。(飛沫感染)
また、感染者と接触したりすることによる感染(接触感染)とされています。
どのような症状がありますか?
経過は3期に分けられ、全経過で約2~3カ月で回復するとされています。
1. カタル期(約2週間持続):かぜ症状で始まり、次第に咳の回数が増えて程度も激しくなります。
2. 痙咳期(けいがいき)(カタル期の後に約2~3週間持続):次第に特徴ある発作性けいれん性の咳(痙咳)となります。夜間の発作が多いですが、年齢が小さいほど症状は多様で、乳児期早期では特徴的な咳がなく、単に息を止めているような無呼吸発作からチアノーゼ(顔色や唇の色や爪の色が紫色に見えること)、けいれん、呼吸停止と進展することがあります。合併症としては肺炎や脳症などもあり特に乳児では注意が必要です。
3. 回復期:激しい発作は次第に減衰し、2~3週間で認められなくなります。成人の百日咳では咳が長期にわたって持続しますが、典型的な発作性の咳を示すことはなく、やがて回復に向かいます。全経過で約2~3カ月で回復します。
予防は?
有効な予防法は、予防接種で、予防接種法に基づく定期予防接種が行われています。
生後2か月に達したら、早めに5種混合ワクチンを接種しましょう。
また、飛沫・接触感染予防として、手洗いや咳エチケット等の一般的な感染対策を心がけましょう。
治療法は?
生後6カ月以上は、抗菌薬による治療が検討されます。また、咳が激しい場合には咳止め等の対症療法が行われることがあります。
このページに関するお問い合わせ
宇都宮市保健所 保健予防課 感染症予防グループ
電話番号:028-626-1115
住所:〒321-0974 宇都宮市竹林町972
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。