定例記者会見令和6年10月

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ページID1039380  更新日 令和6年10月29日

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(注意)このページは、定例記者会見のもようを広報広聴課がまとめたものです。

日時・会場

令和6年10月24日(木曜日)午後1時30分から
宇都宮市役所・3階特別会議室

発表事項

庁議等案件

 それでは、本日開催いたしました庁議の結果について、発表いたします。
 まず、「包括連携協定(ほうかつれんけいきょうてい)の締結(ていけつ)について」 でありますが、この度、本市は、民間事業者と行政の双方が有する知的・人的資源を活かし、市民の福祉の向上や 地域の活性化を図るため、「日本生命保険 相互会社」、「株式会社タイミー」と包括連携協定を締結いたします。今後は、「日本生命保険 相互会社」と、がん健診の受診率や、自転車のヘルメット着用率の 向上に向けた周知活動に、 また、「株式会社タイミー」と、スポットワークの理解促進を図り、介護・農業分野における
労働力の確保につながる取組などを推進してまいります。協定締結式は、10月31日に「日本生命保険 相互会社」と、11月8日に「株式会社タイミー」と開催いたしますので、報道関係者の皆様は、どうぞご参加ください。
 次に、「栃木県司法書士会との連携協定の締結について」でありますが、この度、本市は、栃木県司法書士会と相互に連携・協力し、空き家等に関する法的問題に適切に対応していくとともに、災害時における被災者の相談業務の円滑・迅速な実施に向けた体制整備等を図るため、「空き家等対策の 推進に関する協定」および、「災害時における 被災者相談業務の実施に関する協定」を締結いたしました。今後は、空き家に関する相談内容に応じた司法書士の紹介や、研修会・セミナーを開催するとともに、被災者が不動産登記関係などを司法書士に無料で相談できる窓口を開設するなど、安全で安心なまちづくりに向けた取組を推進してまいります。
 次に、「女性の健康情報サービス「ルナルナ」を活用した妊娠・出産支援の強化について」でありますが、本事業は、女性特有の健康課題をテクノロジーで解決する「フェムテック」 の活用促進の一環として、民間事業者と連携し、「ルナルナ」の有料機能を、宇都宮市民が無料で利用できるように  するものであります。このアプリを活用いただくことで、自然妊娠確率の向上や 適切な時期の不妊治療開始につながることが期待できます。無料利用できる協定期間は 2年間であり、11月25日からの利用開始を予定しております。10月31日の午後2時から、運営事業者である「株式会社 エムティーアイ」と 協定締結式を行いますので、報道関係者の皆様は、どうぞご参加ください。また、利用開始に合わせて今後、幅広く 利用方法をご案内いたしますので、アプリを活用した手軽で効果的な健康管理のため、ぜひご利用ください。
 次に、「令和6年度における脱炭素化の取組状況等について」でありますが、「地球温暖化対策 実行計画」の改定 初年度にあたる今年度は、「カーボンニュートラルの実現に向けたギアチェンジ」と題し、脱炭素化の取組を推進しています。まず、「脱炭素先行地域」におきましては、10月下旬より、市有施設6か所で 太陽光発電設備などの整備に着手し、脱炭素のモデル地区を創り出してまいります。このほか、市民向けの環境配慮行動の促進として、 引き続き、「みやエコ・アクション・ポイント」事業や、「中小企業向け 温室効果ガス排出量 削減目標設定企業」の支援拡大に取り組んでまいります。カーボンニュートラルのより一層の推進に向けましては、市民・事業者・行政が一丸となって取り組む必要がありますことから、引き続き、皆様のご協力をお願いいたします。
 次に、「オフィス企業立地支援補助金の拡充について」でありますが、本市では、「若者や女性の雇用機会の拡大」と「地域経済の活性化」を目的として、平成30年度に「オフィス企業 立地支援補助金」を創設し、これまで、「改修費補助」や「雇用補助」など、多岐にわたるメニューにより積極的にオフィス企業の立地支援を行ってきたところであります。 ライトライン開業等を契機とした活力ある拠点形成に向けまして、オフィス企業の更なる誘致促進を図っていくため、この度、利用ニーズの高い「改修費補助」の補助率と上限額を大幅に引き上げるとともに、本年度、栃木県が創設した「栃木県 女性活躍 オフィス立地・拡大補助金」との 併用を可能とするなど、11月から支援制度を拡充いたします。引き続き、本市の魅力や支援制度等を幅広く周知しながら、オフィス企業の誘致に取り組んでまいります。
 次に、「JR宇都宮駅西口 周辺地区の将来イメージ図案について」でありますが、JR宇都宮駅西口 周辺地区におきましては、県都の玄関口にふさわしい風格と本市ならではの魅力あふれる空間の創出に向け、整備基本計画の策定に取り組んでいるところであります。この度、まちづくりに携わる関係者の皆様と将来像の共有を図り、まちづくりの検討を加速化していくため、将来のイメージ図を作成いたしました。今回作成したイメージ図は、「まちなかと駅をつなぐ、人と各交通モードが共存した人中心のウォーカブルな空間」を目指し、誰にとっても使いやすく居心地の良い、ゆったりと過ごせるような空間をコンセプトに描いております。今後は、将来イメージの共有を図りながら、官民一体となったまちづくりを、より一層、推進してまいります。
 次に、「『蓮生記念 第11回 全国競技かるた 宇都宮大会』と『第30回 うつのみや百人一首 市民大会』の開催について」でありますが、百人一首ゆかりの地である本市では、古来からの文化に親しみ、百人一首が誕生する契機をつくった歴史を 再認識していただくため、「全国競技かるた 宇都宮大会」を開催するとともに、「百人一首 市民大会」を開催しております。 今年は、「全国競技かるた 宇都宮大会」を10月26日土曜日に、「百人一首 市民大会」を11月10日 日曜日に、ブレックスアリーナ宇都宮で開催するとともに、現在、さまざまな記念事業を実施しております。南図書館内の展示ケースにおきましては、人気漫画「ちはやふる」の複製原画展を開催しているほか、ブレックスアリーナ宇都宮では、 原画や等身大パネル、ビッグコミックを展示する、原画展を開催しております。また、市民大会の第30回を記念して、「百人一首 デザインマンホール」を百人一首ゆかりの 市内3箇所に設置いたしましたので、ぜひ、お出かけください。
 次に、「宇都宮餃子祭り2024(にせんにじゅうよん)の開催について」でありますが、 毎年、県内外から多くの人々が訪れ、宇都宮を代表する本市最大の食のイベントであり、本市も後援する「宇都宮餃子祭り」が今年も宇都宮城址公園を会場に、11月2日、3日の日程で開催されます。会場には27店舗の「宇都宮餃子会 加盟店」が一堂に会し、1皿200円で販売されるほか、焼き餃子対決や音楽などのステージイベントが開催されます。また、
まちなかでは「MIYA JAZZ INN(みや ジャズ イン)」などのイベントも同時開催されますので、皆様 ぜひご来場いただき、本市の魅力を満喫してください。なお、お越しの際には、公共交通機関の利用にご協力をお願いいたします。
 次に、「ライトライン開業1周年記念事業開催結果の概要について」でありますが、去る8月、ライトラインの開業から1周年という大きな節目を迎えました。この節目を迎えるにあたり、5月から9月にかけて、各種団体や 地域の皆様で構成する実行委員が主催となり、「ライトライン開業 1周年記念事業」として、様々なイベントなどを開催いたしました。 中でも、8月25日 及び 9月21日に開催した、記念イベント「ライトライン・バースデイ・パーティー」には、両日あわせて 約3万8千人が来場し、ライトラインの1才の誕生日を祝福いただきました。今後も、ライトラインがまちの誇りとして、皆様にますます愛され、地域の足として末永く根付いていく公共交通となるよう、マイレール意識醸成に取り組んでまいります。
 次に、「エスカレーターの安全利用の促進について」でありますが、本市では、公共交通の利便性向上、利用者の安全確保に取り組み、利用者数が 堅調に推移する中、エスカレーターを歩いて利用することで、転倒や、他の利用者との接触などにより、思わぬ事故につながるおそれが ありますことから、ライトラインの宇都宮駅 東口停留場や市内JR各駅に設置されているエスカレーターにおいて、歩かず、立ち止まって利用いただけるよう、この度、東日本旅客鉄道 株式会社 及び宇都宮ライトレール 株式会社 と連携し、安全利用に向けたキャンペーンを展開いたします。市民の皆様におかれましても、この取組にご協力いただき、エスカレーターでは「立ち止まって」利用いただきますよう、お願いいたします。
 次に、「土地活用モデル大賞 審査委員長賞 の受賞について」でありますが、今回で21回目となる「令和6年度 土地活用モデル大賞」につきましては、土地の有効活用などの
成功モデルとなる事例を募集し、優れたものについて表彰を行い、全国的に紹介し 普及を図ることを目的に、「都市みらい推進機構」の主催により実施しております。本年度の表彰につきましては、6事業が選定され、本市が応募した「宇都宮駅 東口地区 整備事業」が
審査委員長賞を受賞いたしました。今後は、こうした栄誉ある受賞を機に、駅東口地区の強みを活かしながら、事業者である「うつのみや シンフォニー」とともに、より一層、魅力あるまちづくりに取り組んでまいります。
 次に、「東部総合公園の愛称の投票実施について」でありますが、「東部総合公園」につきましては、アーバンスポーツを核としながら、子どもから高齢者まで多世代が集い、にぎわい、楽しめる「ライトライン沿線の新たな拠点」として、整備を進めており、市民や利用者の皆様に広く認知され、末永く親しまれ、愛される公園となるよう、この度、皆様からの投票により、愛称を決定いたします。愛称候補は4案あり、いずれも、本市在住のコピーライターである「坂本 和加(わか)」氏に 考案いただきました。投票は、 11月6日から12月20日まで受け付けておりますので、多くの皆様のご参加をお待ちしております。
 次に、「第17回 うつのみや人づくりフォーラムの開催について」でありますが、学校や家庭、地域、企業などが人づくりに関する取組の発表を行うことにより、市民の皆様が人づくりについて考え、行動するきっかけとなるよう、「うつのみや人づくりフォーラム」を11月9日、南図書館で開催いたします。17回目となる今回は、元サッカー女子日本代表で本市出身の鮫島 彩(さめしま あや)さんが、主に中高生向けに夢や目標を持つことについて語る講演会や、小学校低学年を対象とした職業体験「宮っ子ジョブタウン」、子どもから大人まで多様な団体によるステージイベントなどを予定しております。皆様、ぜひ、ご来場ください。 
 これをもちまして、本日の発表を終了いたします。

資料

質疑事項

庁議案件

JR宇都宮駅西口周辺地区の将来イメージ図(案)について

記者 西口の再開発とLRTの西側延伸というのは非常に密接な関係にあるかと思う。LRTについては2030年、こちらの再開発の想定図に関しても2050年頃となっており、当然LRTの構造については確定したものではないが、やはり、LRTが通る形やどのように位置づけるかというところがこの再開発の形を決めるものになると思うが、どういうふうにイメージしているか伺う。
市長 LRTの西側の開通と西口の整備については切り離して考えることはできませんので、併せて考えていくとともに、それによってトータルなデザインやまちの機能、効率性、そういったものも整えることができると思います。今後、LRTについてはその通る位置など詳細を決定していき、当然、一体でまちのデザインも決まってくると思います。来年度には「軌道運送高度化実施計画」を国に提出しますので、そのあたりから動きが活発になってくると思いますし、その頃には具体的なデザインもお示しすることができると思います。西口は宇都宮のまちづくりの担い手として、今まで宇都宮を発展、そして引っ張ってきていただいた大きな存在でありますから、千載一遇のチャンスとも言える大きなまちづくりの一つとして、しっかりとデザインも含めて進めていきたいと思います。
記者 LRTの具体的な通り方だったり、構造というのはこれから具体化を進めていくところかと思うが、イメージ図を見るとしばらく高架になっていたり、何か繋がっていたり、非常に将来性を感じさせるようなものになっていると思うが、現時点で、市長の中でこんなふうになるといいなというイメージはあるか伺う。
市長 このイメージ図は、現時点において確定したものではありませんが、私としては機能的なあり方というのを西口には求めていきたいと思っています。今、バスやタクシー、一般車両の乗降、そういうものがセパレートしておりますが、うまく機能してない、事故などもあったわけでありますし、来街者の方にわかりやすいバス停やタクシー乗り場、また、地元の方々の駅への送迎などが簡単に、そしてわかりやすく利用できる機能性と併せて、西口は西側の中心市街地まで続く大切な部分でありますので、デザイン的にもいいものを作りたいと思っています。よって、LRTへ動線もしっかりと考えていかなければならないと思いますので、あくまでもイメージとしてこうなっていますが、これもこれでかっこいいと思います。ただ、より良いものを作っていかないといけないと思っています。
記者 宇都宮に路面電車を通すのは、北関東でも、さらには関東地方でもなかなかないようなことで、東口でかなり苦労したと思うが、パース図があることによって話し合いが進めやすいなど、このパース図が持つ効果はどのように考えているか伺う。
市長 東側のときに、わかりやすい図面になるものをイラストも含めて見せてもらいたいという声が強かったです。出したいのに具体的に示すことができず、また、どのようにレールを敷設していくのか、どこをルートに確定するのかなど、なかなか決まりませんでしたので、市民の皆さんや問い合わせをされている方も、やきもきされたのではないかと思います。西側は東側で得た経験がありますので、もっと早くお示しすることができると思います。そうすることによって、市民の皆様方への更なる理解促進に繋がっていくと思いますので、うまくこのようなイメージ図やパースなどを使っていくことができればと思っています。
記者 東の経験を西に生かすその一つということか。
市長 あとは、市民の皆様も市民以外の方々も東で利用されていますので、こうしたイメージ図などをお示しすることにより、イメージの理解が早まるのではないかと思います。
 

庁議案件以外

市長選について

記者 来月の市長選まで1ヶ月を切り、今回は5期目最後の定例記者会見となるが、選挙戦で特に重点を置く訴えはなにか、また、どんなテーマが争点になると考えているか伺う。
市長 宇都宮市が目指しているネットワーク型コンパクトシティを土台とし、そこに3つの柱、地域にしっかりと消費が生まれ、経済が循環する、地域経済循環社会、そして昔なら当たり前に行っていた、しかし最近希薄化してしまったお互いに助け合ったり、お互いに協力をするという地域共生社会、また脱炭素社会、この3つを大きな柱として、それを人やデジタルの力で推しと進めていき、それによって誰もが、赤ちゃんから高齢者まで、誰もが夢や希望を持って、そして少子化においても本市が発展し続けることができるというスーパースマートシティをゴールにしていますので、これを訴えていきたいと思います。また、それに対するさまざまな取組も説明の中で訴えていきたいと思います。具体的に言うと人口減少、少子高齢社会に対応した持続可能な都市であるNCC(ネットワーク型コンパクトシティ)です。そしてもう一つが、本市の宝である子どもたちを守り育てる子育て環境の更なる充実、また、高齢者や女性、障がい者を始め、誰もが生き生きと活躍できる環境づくり、特に障がい者においては福祉的就労の工賃アップ、そして親亡き後の対応をしっかりと進めていきたいと思います。また、今お話があったJR宇都宮駅西口の再開発、そしてライトラインの駅西側延伸と、そういったものを具体的には柱としてお示しをして、そして訴えていきたいと思います。
記者 構図は完全に固まっていないが、争点には何がなりそうだと考えているか伺う。
市長 私はとにかく相手と戦うのではなく、市民の皆さんに投票日まで、今申し上げたことをただひたすらご説明をさせていただいて、ご理解をいただき、できればご賛同いただく、この作業に終始徹底していきたいと思っています。その中でおそらくだんだんと争点となるものが出てくるのではないかなと思っています。

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