定例記者会見令和6年8月
(注意)このページは、定例記者会見のもようを広報広聴課がまとめたものです。
日時・会場
令和6年8月23日(金曜日)午後1時30分から
宇都宮市役所・3階特別会議室
発表事項
庁議等案件
それでは、本日開催いたしました庁議の結果について、発表いたします。
まず、「令和5年度 決算の概要について」でありますが、令和5年度 一般会計決算は、歳入 歳出とも、令和3年度に次ぐ、過去4番目の規模となり、市税収入につきましては、リーマンショック後の平成21年度以降最高を更新しました。また、地方公共団体の財政状況を客観的に表し、財政の早期健全化や再生の必要性を判断するための「健全化判断比率」につきましては、国が定める基準を大きく下回っているなど、本市の財政は、健全な状況にあります。今後とも、「更なる財源の確保」や「基金涵養(かんよう)」、「市債の計画的な活用」に努めながら、「多くの人や企業に選ばれる魅力あるまちづくり」の推進に取組んでまいります。
次に、「オープン・カンパニーの開催について」でありますが、宇都宮市役所への就職を考えている大学生や社会人を対象に、宇都宮市職員として働く魅力や職場環境を理解していただくための機会といたしまして、来月、9月30日に「オープン・カンパニー」を開催いたします。庁舎内の見学ツアーを通して、実際の職場の雰囲気や様子を体感していただき、 また、先輩職員との座談会を通して、希望する職種ごとに実際に働く先輩職員と気軽に話していただく予定です。参加者の募集は、市ホームページでご案内しておりますので、宇都宮市役所への就職を志望されている方は、是非、ご参加ください。
次に、「令和6年度イノベーション miya(ミヤ)ユース会議事業の実施結果について」でありますが、本事業は、子どもの権利などを掲げた「こども基本法」や「宮っこを守り・育てる都市宣言」の趣旨を踏まえ、市内の小・中・高・大学生などを対象に、本市のまちづくりについて意見表明する機会を提供し、それらの意見を適切に反映することで、施策事業の充実を図るものであります。今年度は、「子ども・若者が自分らしく いきいきと成長できる宇都宮」をテーマとして、アンケート調査や子どもたちとの意見交換などを行い、「理想のうつのみや像」について、「学び」や「遊び」、「子育て支援」などに関する幅広い提言をいただきました。これらの提言は、今年度改定を進めている「宮っこ 子育ち・子育て応援プラン」に反映してまいります。
次に、「大阪・関西万博 協賛 第40回 共同通信社杯 競輪の開催について」でありますが、この度、トップカテゴリーであるS級選手の中から選抜された選手だけが出場できる特別競輪の中でも、若手の登竜門といわれ次世代スターが活躍する共同通信社杯 競輪を9月13日から16日の4日間にわたり開催いたします。この特別競輪には、地元選手5名が出場予定であり、また、収益の一部は大阪・関西万博への協賛として拠出いたします。開催期間中は、先着500名に餃子の無料券をプレゼントするほか、「U字工事」などのタレントによるステージショーなど家族連れの皆様も楽しめる4日間となっておりますので、是非、宇都宮競輪場へご来場ください。
次に、「第78回 全国レクリエーション大会2024(ニーマルニーヨン)とちぎ の開催概要について」でありますが、この度、スポーツ・レクリエーションの振興とレクリエーション運動の活性化を目的としまして、ライトキューブ宇都宮やブレックスアリーナ宇都宮をはじめとする、県内の各会場におきまして、全国からの参加者と開催地住民との交流を図るとともに、レクリエーションに関する研究や実践成果を発表する「全国レクリエーション大会」を9月6日から8日に開催いたします。7日から8日の交流大会につきましては、観覧可能となっておりますので、是非お越しください。
次に、「宇都宮アーバンスポーツ フェスティバル2024(ニーマルニーヨン)の開催概要について」でありますが、本市では、現在、 全天候型で 国内有数の規模を誇る、スケートボードやBMXのパークなどを有する「東部総合公園」の整備を令和8年3月の開園を目指して進めております。その東部総合公園の開園に向けまして、当公園の認知度向上や機運の醸成を図るため、多くの市民の皆様が「見て」、「触れて」、「体験する」機会として、「宇都宮アーバンスポーツ フェスティバル2024(ニーマルニーヨン)」を9月14日に、宮みらいライトヒルなどにおいて開催いたします。当日は、国内トッププロによるデモンストレーションやサイン会のほか、アーバンスポーツに慣れ親しんでもらう体験会などを予定しておりますので、是非、お越しいただいてお楽しみください。
次に「ライトライン開業 1周年記念事業イベントの詳細について」でありますが、いよいよ明後日(あさって)、8月25日 日曜日に、ライトライン開業1周年を祝う「ライトライン・バースデイ・パーティー」を宇都宮駅 東口会場 およびライトライン 車両基地会場において開催いたします。また、9月21日には、アフターイベントとして芳賀町会場においてもイベントを開催いたします。子どもから大人まで、多くの方に楽しんでいただけるようなイベントを9月まで盛りだくさんで企画いたしました。ぜひ、ご家族やご友人と一緒に、ライトライン1才の誕生日を祝う記念イベントにお越しください。
次に、「公共交通 利用促進 Move(ムーブ) Next(ネクスト) Utsunomiya(ウツノミヤ) 事業の取組について」でありますが、本市では、ライトライン、路線バス、地域内交通による公共交通ネットワークの利便性の向上に取り組みながら、市民の皆様に、環境面・健康面など公共交通が持つ多様な魅力をお伝えし、公共交通の利用を働きかける取組を重点的に実施しているところであります。今年度におきましては、ライトライン沿線である清原エリアに加え、平石エリアにおいても、皆様のライフスタイルや通勤・通学形態に対応した「丁寧な情報提供」と「きめ細かな働きかけ」を行ってまいります。こうした取組を通して、多くの皆様に公共交通をご利用いただくことにより、本市の公共交通ネットワークの機能を十分発揮できるよう取り組んでまいります。
次に、「市公式インスタグラムの開設について」でありますが、本市では、これまで、「観光」や「市内の景観」、「職員採用」など、個別にインスタグラムのアカウントを有しておりますが、今回、これらのアカウントと連携したより効果的な情報発信を行うとともに、災害等の緊急時などに
「X」,「LINE」以外でも確実に情報発信を行えるようにするため、8月28日に「市公式インスタグラム」を開設いたします。今後とも、市民の皆様に必要な情報が確実に届くよう、SNSを効果的に活用した情報発信力の強化に努めてまいります。
これをもちまして、本日の発表を終了いたします。
資料
質疑事項
庁議案件
令和5年度決算の概要について
記者 市税収入がリーマン・ショック以降過去最高最大ということで、リーマン・ショック前により高い時期があったという理解で良いか伺う。
財政課長 リーマン・ショック前は、現在と一部税制が異なっていたという要因はありますが、市税収入については、平成19年度の978億円余という金額が過去最高です。現在の税制になってからは、令和5年度の市税収入がリーマン・ショック後最大となります。
記者 市税収入の増加の内訳で、個人市民税と固定資産税の増加、給与所得の増加や家屋の新増築増加と記載されているが、この法人税に頼らず、市民個人の部分で底上げができているというトレンドについてはどのように受け止めているか伺う。
市長 県全体で見ても、貯蓄残高やその率などが高いという傾向にあるため、人口が多い本市としては大きな影響を受けている部分はあります。また、消費が回復してきたということも要因ではないかと考えております。また、法人市民税もさることながら、そうした大きな企業に勤めている市民がいるということも、宇都宮の財政の根幹を支えている大きな強みの一つとなっているのではないでしょうか。
大阪・関西万博協賛 第40回共同通信社杯競輪(G2.)の開催について
記者 全国トップクラスのレースが宇都宮競輪場で行われるという内容かと思うが、その背景として宇都宮競輪の運営実績などが評価されたと記載があり、冒頭の決算概要の資料においても、競輪特別会計において車券販売収入の増がプラス7億円になっているということで、好調な運営がされているかと思うが、この競輪事業についてはどのような存在として市長は受け止めているか伺う。
市長 増山道保元宇都宮市長から、私が若い頃に聞いたのは、競輪事業が市に寄与しているその功績は大きいということです。例えば、競輪の売り上げによって、一般会計にその利益の一部を拠出し、それを基に小中学校の体育館を作った等をおっしゃっていました。全てがそうではないとは思いますが、競輪の事業益によって、学校施設といったものが充実したというのは事実だと思います。数年前売り上げが落ちてきた中であっても、ナイター競輪など、宇都宮競輪は様々な工夫を行うことによって利益が上がってきており、一般会計への拠出も徐々に増えています。市の本業以外でもそうした事業益で宇都宮市政を前進させる、成長させるという点では、大変ありがたい事業だと思っております。事業益を周囲の環境の維持や、競輪ファンの更なる獲得などに活用し、創意工夫をしながら、宇都宮市として競輪事業をやっていて良かったと言える特別会計にしていきたいと考えております。
公共交通利用促進(Move Next Utsunomiya)事業の取組について
記者 公共交通利用促進事業の取り組みについて伺う。本事業をこの平石エリアで実施する理由や、平石エリアを市としてはどのようなエリアだと認識しており、なぜこのような取り組みをする必要があると考えているか伺う。
市長 工業団地等がある清原地区に対して、田園風景が広がっている平石地区だが、いずれの地区もトランジットセンターを抱えており、バスや地域内交通等、重複して公共交通が利用できる地区であるため、トランジットセンターとして様々な公共交通の利用促進を図っていく上では、一番適しているということで平石地区を選定しました。
交通政策課長 平石地区は、トランジットセンターがあることも理由の一つであり、ライトラインが開業し、新しいバス路線も運行を始めていることから、そうした利用環境が変わったタイミングを捉えて、利用促進策を行っていく観点からも、本エリアを選定しました。
記者 バスとライトラインの乗り換え、乗り継ぎの補助制度等を発表するなど、ライトラインとバスの利用促進に取り組んでいるかと思うが、ライトライン開業1周年をまもなく迎えるタイミングで、今後取り組むべきこととして、バスとライトラインの利用促進が大きな課題、大きな次に取り組むべきことだと考えているということか。
市長 ライトラインを敷設することのみが目的ではなく、ネットワーク型コンパクトシティの形成が重要であることから、今後もライトラインを基軸に、バスの利便性を高めるだけでなく、バスの空白地域もまだ存在することから、それらをしっかりと埋めていって、地域内交通と連携してどこへでも移動ができる、自分の力で移動ができるというNCCを早く作っていきたいと考えています。そのためには、当然、西側にも基軸を作っていかなくてはならない、という考え方のもと、公共交通の充実を図っていきたいです。
記者 今回の資料の中で、モビリティマネジメントの結果、アンケート結果等の数字が出ているが、利用促進策を実施して見えてきた数字かと思う。その部分について、市長のコメントをいただきたい。
市長 公共交通の利用促進策については様々な手を打ってきました。各沿線企業への乗り継ぎの利便性についての説明や、資料の提供、乗り継ぎ割引や上限運賃制度等、そういったものの効果が表れていると考えております。数字にも表れておりますが、外出をする頻度が高まったことや、車から公共交通、ライトラインを含めて、公共交通に転換する人が増えているということ、そうした一連の事実が、将来の目的であるNCCの実現に繋がってきております。これからも創意工夫をしっかりと重ねて、公共交通と車が共存できるまちをつくるとともに、NCCの構築を進めていきたいと思います。
記者 待ち時間が少ない運行ダイヤや、通勤通学に合わせた運行ダイヤ、バスとバスの乗り継ぎ割引など、ライトラインの整備等のハード的な事業に比べ、利用者の利便性を向上させるようなソフト的な事業の方が多く取り組まれている印象があるが、ハードとソフトの事業での使い分けについて市長が意識している考えがあれば伺いたい。
市長 ライトラインを敷設し、安全に運行させること等のハード的な事業と、様々な利用環境の向上を図っていくというソフトの部分、これはセットであり、これからもずっと続くことかと思います。そして更なるサービスの向上を図り、駅西側へのライトラインの延伸を、と考えているが、当初の計画以外のことも、次の世代は考えることができるような、やってよかったという事業にするため、ハードとソフトの二つを両輪のごとく使いながら、進めていきたいと考えております。
「市公式インスタグラム」の開設について
記者 「市公式インスタグラム」の開設について2点伺う。1点目は、これまでLINEやYouTubeなどの媒体で情報発信してきたと思うが、どのような課題があったのか。2点目は、インスタグラムは拡散力や共有機能が他の媒体と比べて劣ってしまうかと思うが、災害などの緊急時はどのように工夫し、インスタグラムで情報発信されていくのか。この2点について伺う。
市長 インスタグラムのアカウントについては、各課全てが持っているわけではないが、全部で24のアカウントがあり、それら既存のアカウントがしっかりと届くように、目立つようにしていくためにも、本市としては、広報広聴課が担当して中心となるインスタグラムを作り、既存の24のアカウントや、今後各課が新たに作成するアカウントの情報を含めてまとめ、いつでも情報が的確に素早く提供できるような体制を構築していきたいと考えております。それらができてこなかったことが、今までの課題であったと考えております。災害時等には、これまで市公式Xまたは市公式LINEの教えてミヤリーでも、適時情報発信を行ってきたため、新たに加わるインスタグラム、この3本が常に災害時を含め、的確にスピーディーに情報発信することができるようになるものと考えております。
広報広聴課長 まず、これまでの課題については、市長から説明があった通り、市が保有するインスタグラムのアカウントは、分野別にそれぞれ24あるところですが、やはり一つ一つのアカウントでは、思うような広がりがないという事実もあるため、それらのアカウントの情報を、新たに設置する市公式インスタグラムで投稿した際、タグ付けを行うことで、関連する他の個別のインスタグラムも見てもらい、多くの人に見てもらえるような工夫をしていきたいと考えております。二点目の災害時の情報発信については、これまで防災情報メールを初めとし、その防災情報メールに連動する形で、市公式Xや市公式LINEでも発信を行うほか、市公式ホームページでも、災害時や緊急時には市民に情報を発信してきたところであり、さらにインスタグラムが加わることで、さらにもっと多くの人に情報が届くように努めていきたいと考えております。
市長 写真や動画が使えるということで、大変利点が多いということと、災害時において、河川の氾濫や田んぼ等が気になって状況を見に行ってしまうような人にも、行かないでと呼びかけるため、写真や動画を示すことができれば、2次災害を未然に防ぐことにも繋がるのではないかと考えています。
庁議案件以外
ライトライン1周年について
記者 ライトラインは26日に開業1周年を迎える。記念イベントも2日後に迫っているが、この1年間を振り返りながら改めての所感を市長に伺う。また西側への延伸の意義、今後の見通しについても伺う。
市長 令和5年8月26日にライトラインが開業して以来、これまでに通勤・通学での利用のほか、買い物などに出かける手段として、多くの方にライトラインをご利用いただくとともに、先月、7月期の利用者数が過去最多となる約44万人を記録し、開業から7月末までの利用者累計は約442万人に達したところです。また、先日の「うつのみや花火大会」においては、1日の利用者が2万人を超え、臨時便を出して対応するなど、皆様に喜んでいただいていると認識しております。まちの変化については、ライトライン沿線の人口が、平成24年と令和6年を比較すると約5千人増加しているとともに、ライトライン沿線の土地の地価は、商業地で約6%、住宅地で約11%上昇しています。また、自動車からライトラインへの転換により、ライトライン沿線周辺の道路において、自動車交通量が減少するなど、様々な効果が発現しているものと捉えております。
市民生活の変化については、ライトラインの開業前後に実施したアンケート調査において、利用者の通学や通勤に係る移動の満足度が、58ポイント増加して76.1%、買い物や通院などに係る移動の満足度においても、59ポイント増加して86.7%となるなど、大幅な増加が確認できたところであり、開業によって生活行動の変容につながったものと推察されます。
さらには、本事業が各学会などから評価され、ローレル賞をはじめ様々な賞を受賞したことや、令和5年度末時点で、全国・海外から約5204名の多くの方々に視察していただき注目度が高いことは大変喜ばしいことです。アフリカはモロッコなどの大使、またアメリカはカリフォルニアのグレンデール市の市長、そしてヨーロッパはスロバキアなどの大使の方々、そしてアジアの各国の方々、そうした外国の方々も含めて多くの方に来ていただきました。今後も、芳賀町や宇都宮ライトレール社とともに、安心・安全な運行を継続し、利用者のさらなる満足度の向上に努めてまいります。
駅西側への延伸の意義と今後の見通しにつきましては、本事業は、本市が目指すNCCを形成する上で、東西方向の基軸となる基幹公共交通であり、重要であると認識しております。現在、駅西側への延伸に向け、令和7年度中の軌道事業の特許取得に必要な計画の策定を目指し、道路空間再編案や交通円滑化方策などについて各種検討を綿密に進めているところであります。
また、市内全39地区を対象とした「ライトライン体験会・意見交換会」やまちづくり関係団体への説明会、学校関係者との意見交換など、より丁寧な意見交換を行っており、これらの取組を進める中で、駅西側への早期延伸を望む多くの声をいただいていることから、2030年代前半の駅西側延伸に向けて、全力で取り組んでまいります。
国政選挙の動向に係る宇都宮市長選挙への影響について
記者 岸田首相が自民党総裁選に出馬しない意向を示したことで、自民党総裁選の結果次第では、宇都宮市長選は栃木県知事選も含めてトリプル選挙になる可能性がある。自身の選挙戦略などへの影響などはあるか伺う。
市長 戦略というのはどういう状況になっても変わらないと思います。ただひたすら市民の皆様方に、私の立場であれば、今までのお約束してきたこと、それをどのようにしてきちんと実現できたのか、説明をさせていただくとともに、これから宇都宮をスーパースマートシティというゴールに向けてどのように進めていくのか、そしてどこまで道筋をつけて、しっかりと次にバトンを渡していくのか、これが最も重要だと思っております。トリプル選挙になるということは、もちろん良い点も悪い点もあると思いますが、良い点として、選挙への注目度が高まっていくことだと思います。より関心を持っていただくことで、有権者の方々に伝わりやすくなる、投票率の向上に向けて良い機会になるかなと考えております。
ライトラインの利用者数について
記者 ライトラインの利用者数について、開業1周年を迎える8月26日に何人に達する見込みかを伺う。
協働広報室長 今のところ500万人に達する見込みとしては、9月10日前後です。
記者 25日のイベント当日に、この1年間の乗客は何人、という発表をする予定はあるのかを伺う。
協働広報室 特に発表する予定はありません。
記者 開業1周年の節目でもあり、見込みの人数でも結構なので、これまでの累計の利用者数をイベント当日に提示いただけるとありがたい。
市長 マスコミの方々以外も関心があることだと思いますから、8月24日までの利用者数につきましては、25日のイベント当日に発表できるようにしたいと考えております。
ライトラインの今後の見通しについて
記者 ライトラインの今後の見通しに関して、7月31日に市長と西地区の住民との懇談会で、市長が東武線への乗り入れについて言及された。それを聞いて驚いたが、馬車道通りからレールを分離して乗り入れるという案について、なるほどこれはうまく考えたなと思ったところだ。ただ、ライトラインの電車がどこまで乗り入れることができるかと考えると、浅草までは難しいと思う。現実的に可能なのは西川田までではないかと考えており、記事をネット上に掲載している。ご一読いただきたい。
市長 はい。
サイクルトレインの実施について
記者 ライトラインが開業1周年ということで、ライトラインと自転車の関係について何点か伺う。サイクルトレインの実施について実証実験を検討されているという話だったが、今後の具体的な実施計画について伺いたい。生活利便性の向上やサイクルツーリズムの促進において、このサイクルトレインがどの程度効果があると考えているか、改めて市長の見解を伺いたい。仮に運行するとすればどういったペースで運行していくのかも伺う。
市長 二つ目の質問につきましては、日常生活で自転車と公共交通を絡めて使うことができるようになるということで、初めてのことだと思います。自転車のより一層の利用に繋がっていくとともに、もう一つは観光あるいは健康ということで、自転車のまちと謳っている中で、那須烏山方面や益子方面に行くサイクリストが多くいるため、途中あるいは帰りにライトラインをうまく活用して、更なる遠出を見込む等、そういったところにも繋がり、さらに自転車の利用、自転車利用の幅が広がっていくのではないかという期待を持っています。
協働広報室長 ライトラインでのサイクルトレインの実証実験については、来週8月27日の13時から、サイクルトレインの実証実験に向けた確認ということで、第1弾を実施する予定であります。
ジャパンカップクリテリウムについて
記者 ライトラインが駅西に延伸するということで、大通りを走るということになると、ジャパンカップのクリテリウムが大通りで実施できなくなるのではないかという懸念がある。大通りでのジャパンカップクリテリウムの実施が可能かどうかという点と、仮に実施できない場合、ライトライン沿線の別のエリアで実施するということは検討しているかどうか伺う。
市長 計画を立てたときから、その課題は地元からもいただいておりました。実施できるかという点については、実施は可能だということでありますので、その方向でこれからも進めていきたいと考えております。宮まつりもです。
記者 ロードレースも森林公園で実施しており、現在のライトラインの延伸は教育会館の前までという計画だが、将来的に森林公園前まで延伸することや、ジャパンカップのロードレースとライトラインのコラボにより、来客数を増やすことなど、何か具体的な考えはあるかを伺う。
市長 クリテリウムを始めた理由としましては、ジャパンカップサイクルロードレースの注目度が低いが、レース自体の質が向上していく過程の中で、「注目度を集めないと勿体ないだろう」というご意見を多くの方からいただく一方で、「やめた方がいい」というご意見も多数いただいておりました。せっかく続けてきたものが続けていくことができなくなると、伝統になりつつあるものが消えてしまい、また1から違うものを始めなくてはならないことから、何とか継続していくため、まず市民に認知してもらうように、大通りをスタートゴール地点にしようとなりました。警察等関係者と協議を進めてきましたが、やはりロードレース会場である森林公園までの距離が長すぎ、警備も含めて対応できないという結論になり、全く別のレースとしてクリテリウムが大通りで誕生いたしました。そういう経過もあるため、ライトラインの西側延伸と絡めるというのは難しいですが、観戦者はライトラインの最西端である教育会館まで行くことによって、シャトルバス等で会場まで行くことができるため、JR宇都宮駅から行くよりも便利になるのではないかと思います。
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このページに関するお問い合わせ
総合政策部 広報広聴課 広報グループ(市役所3階)
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