定例記者会見令和6年6月

Xでポスト
フェイスブックでシェア
ラインでシェア

ページID1036364  更新日 令和6年7月1日

印刷 大きな文字で印刷

(注意)このページは、定例記者会見のもようを広報広聴課がまとめたものです。

日時・会場

令和6年6月26日(水曜日)午後1時30分から
宇都宮市役所・3階特別会議室

発表事項

庁議等案件

 それでは、本日開催いたしました庁議の結果について、発表いたします。
 まず、「『第2次宇都宮都市交通戦略 後期計画』について」でありますが、本計画は、本市が目指す「スーパースマートシティ」の基盤となるNCCの構築に向け、子どもから高齢者まで、多様な人々がそれぞれのライフスタイルに応じて、自動車に頼らなくても移動できるよう、まちづくりと一体となった交通施策(しさく)を戦略的に推進するために、策定するものであります。特徴といたしましては、「都市空間・交通」だけでなく、子育てや医療など、その他の政策分野における移動課題にも着目し、公共交通を「つかう」取組、公共交通の活用場面を「ひろげる」取組をさらに拡充したことなどであります。今後は、計画を着実に推進し、市民の移動利便性などをさらに向上してまいります。
 次に、「『芳賀・宇都宮地域公共交通計画』について」でありますが、本計画は、誰もが移動しやすい交通環境を構築するため、共通の「基幹公共交通」を有する 宇都宮市と芳賀町が一体となって策定したものであります。特徴といたしましては、ライトラインやバスをはじめとした公共交通ネットワークの実現に向け、先程申し上げた、本市の「都市交通戦略 後期計画」や、芳賀町の「都市交通マスタープラン及び都市・地域総合 交通戦略」における施策(しさく)事業を、本計画にも位置付けたたことに加え、「計画区域」を宇都宮市東部・芳賀町から宇都宮市全域・芳賀町に拡大したことなどであります。後は、本計画に基づき、 ライトラインの延伸や、バスネットワークの再編などを着実に進めてまいります。
 次に、「公共交通の新たな利用促進策について」でありますが、誰もが便利で快適に公共交通を利用できるよう、7月から、新たな支援制度を実施してまいります。具体的には、まず、バス事業者と連携し、これまでの「バスの上限運賃制度」や「ライトライン・バス・地域内交通の 乗継割引制度」に加えて、「バスからバスへの 乗継割引制度」を導入いたします。 交通系ICカードtotraを利用し、バスからバスへ乗り継いだ際、200円割引されるものであり、7月5日よりサービスを開始いたします。 さらに、「ライトラインとバスの連絡定期券 購入支援制度」を導入し、ライトラインとバスの連絡定期券を利用して通学している市内在住の学生を対象に、定期券購入額の30%を補助いたします。この制度は、7月25日より申請開始を予定しておりますので、是非ご利用ください。
 次に、「デジタル活用支援窓口の開設について」でありますが、多くの市民の皆様に行政のデジタルサービスの便利さを知っていただき高齢者などのデジタルに不慣れな方にもご利用いただけるよう、8月1日から、新たに市役所本庁舎や、地区市民センターなどに「デジタル活用支援窓口」を開設いたします。この窓口では、市公式LINE「教えてミヤリー」の登録支援や「書かない窓口システム」の利用案内などに加え、スマートフォンの基本的な操作もお手伝いいたしますので、ぜひ、お気軽にご利用ください。また、8月の開設に先立ち、7月に地区市民センターなどにおいて、本窓口の先行体験会を実施いたしますので、こちらもぜひ、ご利用ください。
 次に、「熱中症対策の強化について」でありますが、今後予測される危険な暑さから市民の皆様の命と健康を守るため迅速な情報伝達や、熱中症避難の取組を強化してまいります。主な取組としては、国が「熱中症警戒アラート」や、「特別警戒アラート」発表した際に、本市における「暑さ指数」や、熱中症対策などの情報を防災情報メール等(など)により市民の皆様へ迅速に発信いたします。また、外出の際、暑さなどで体調不良を感じた際には、市有施設の熱中症避難所において、涼しい場所と水を提供いたしますので、お気軽にご利用ください。
 次に、「企業版ふるさと納税を活用した宇宙関連産業の推進ついて」でありますが、宇宙関連ビジネスに取り組む事業者等(とう)を支援するため、新たに創設しました企業版ふるさと納税を財源とする「宇宙ビジネス 認定事業 補助金」の対象事業を募集し、この度、「株式会社BULL(ブル)」の「宇宙デブリ対策事業 及び 軌道(きどう)利活用 関連事業」を第1号の「認定事業」として決定いたしました。この「認定事業」に対し、令和6年6月27日から令和7年3月10日まで、企業の皆様から企業版ふるさと納税による寄附を募集いたしますので、ご理解・ご協力の程よろしくお願いいたします。
 次に、「森林公園再整備について」でありますが、利用者ニーズの多様化や施設の老朽化に 的確に対応し、観光客をより一層誘客できるよう、「芝生の上でのキャンプ」や、「湖上のアクティビティ」、「魅力的な眺望を活用した客室を備えた宿泊施設」など『アウトドアがライフスタイルになる公園』として魅力向上を図るため、主要な施設のリノベーションを中心とした再整備を実施いたします。 工事は来月から令和7年2月頃まで行い、リニューアルオープンは令和7年4月を予定しております。リノベーション後の魅力的で多彩な滞在ができる森林公園にぜひご期待ください。
 次に、「宇都宮市 防災ハザードマップの作成について」でありますが、災害時の適切で迅速な避難行動に役立てていただけるよう、「洪水」など各種の災害リスク情報と、避難行動や事前の備えなどの防災情報に関する「わが家の防災マニュアル」を統合した「宇都宮市 防災ハザードマップ」を作成いたしました。本日から市ホームページで公開するとともに、冊子版を8月下旬から全戸(ぜんこ)に配布してまいります。また、外出先でもスマートフォンなどにより、最寄りの避難場所や避難場所までのルート検索が可能なWEB(ウェブ)版の運用も本日から開始したところであります。いざという時にご自身や大切な家族を守るため、ご家庭での防災対策や地域での防災訓練などの際に、是非、ご活用ください。
 次に、「盛土(もりど)規制法に基づく基礎調査結果と規制区域案等(とう)の公表について」でありますが、危険な盛土等(もりどとう)を全国一律の基準で記載する「盛土(もりど)規制法」に速やかに対応するため、このたび、規制開始に向けた基礎調査を実施し、規制区域案を設定いたしました。規制区域案(あん)としましては、市内全域を、「宅地造成等(とう)工事規制区域」に設定し、規制区域 指定時期につきましては、令和6年10月1日からの運用開始を予定しております。引き続き、盛土等(もりどとう)による災害から市民の生命・財産を守るため、早期の規制区域指定、運用開始に向けた取組を進めてまいります。
 次に、「八幡山公園魅力向上事業における事業者公募の開始について」 でありますが、「ココロ高鳴(たかな)るまちのオアシス」八幡山公園の利用者の利便性・滞在快適性の向上を図るため、公募設置 管理制度であるPark-PFI(パークピーエフアイ)を活用し、施設整備を行う事業者公募を開始いたします。
今回の公募では、賑わいの創出と、公園の魅力向上に寄与することを要件として、カフェ・レストランなどの飲食施設や、既存の樹木や地形を生かした自然体験施設などの提案を求めてまいります。6月27日より公募を開始し年内に事業者の決定・公表ができるよう審査・選定を進め、八幡山公園のより一層の魅力向上に取り組んでまいります。
 次に、「宇都宮市 定額減税 補足給付金 及び重点支援 給付金の支給開始について」でありますが、国の総合経済対策における物価高への支援の一環として、本市におきましては、7月より定額減税しきれないと見込まれる方に対して、いち早く「調整給付金」を支給してまいります。また、令和6年度に新たに住民税 非課税、または、住民税 均等割のみ課税となる世帯に対して「重点支援 給付金」を迅速に支給してまいります。
 次に、「『3x3(スリーエックススリー)WEEK』の開催結果について」でありますが、今年は、「ワールドツアー」の開幕戦「宇都宮オープナー」と、日本では初開催となる「パリ2024(ニーゼロニーヨン)オリンピック予選大会」の、2つの国際大会開催期間を「3x3(スリーエックススリー)WEEK」と称して、「3x3(スリーエックススリー)のまち宇都宮」を全世界に発信しました。期間中は「3xMENU(スリーエックスメニュー)」の提供やFIBA(フィバ)から寄贈されたコートの無料開放など、様々な関連イベントの開催により街なかが大きく賑わい、「宇都宮オープナー」は過去最高の来場者数、経済効果となるなど、2大会の来場者は15万8千人、経済効果は20億円以上となりました。今後も「3x3(スリーエックススリー)のまち宇都宮」にふさわしい 取組を進めてまいります。
 次に、「大谷の奇岩群(きがんぐん)と 採石産業(さいせきさんぎょう)の文化的景観」の重要文化的 景観選定について」でありますが、6月24日に国の文化審議会の答申を受け、「大谷の奇岩群と 採石産業の文化的景観」が、国内に存在する文化的景観の中でも特に重要なものである 重要文化的景観として国から選定される運びとなりました。大谷石を中心に形成された「自然」と、「石を掘る人々の営み」が共生する景観が、他に例を見ない独特な景観であると評価されたものであり、栃木県内では初めて選定されるものであります。今後、選定を踏まえ、奇岩群や大谷石 建造物など、大谷ならではの景観を恒久的に保存するとともに、適切な景観保護を図り、更なる観光振興を図ってまいります。
 次に、「ライトライン開業1周年記念事業プレ イベント等について」でありますが、ライトライン開業1周年記念にあたり、各種団体や地域の皆様で構成する実行委員会が主催となり、沿線をはじめとする地域や企業など多くの皆様と連携しながら、8月から9月に実施する記念イベント等(とう)を企画しているところであります。今回、プレイベント「ライトラインを洗おう!」と、「ライトライン デジタル謎解きイベント」の開催が決定しました。引き続き、多くの方に参画いただけるような様々なイベント等(とう)を企画し、ライトライン開業1周年をまち全体で盛り上げていけるよう、取り組んでまいります。
 次に、「若者まちなか活動・交流センターの愛称決定について」でありますが、令和5年11月にオープンし、多くの若者から学習などに利用されている、本センターが、さらに多くの若者に親しまれ、愛着のある施設となるよう、このたび、利用者による愛称の募集を行い、投票の結果、「二荒(ふたあら)テラス」に決定したところであります。この愛称につきましては、なじみがあり親しみを感じるほか、 二荒神社から若者の活動を「照らす」という意味を込めて発案されたものであります。今後、愛称定着に向け、パンフレットを作成し情報発信していくとともに、愛称決定を記念したイベントを開催するなど、多くの若者に親しまれる施設となるよう取り組んでまいります。
 次に、「上下水道ポータルサイト「みや水(すい)ポータル」の導入について」でありますが、いつでも・どこでも、WEBサイトや  スマートフォンアプリから、上下水道料金や、使用水量などが確認できる「みす水(すい)ポータル」を導入し、7月1日から各種サービスを開始いたします。
このポータルに登録することにより、過去5年間の料金等(とう)が表示され、使用状況の推移がわかるとともに、基本料金免除の実施やイベント開催など、上下水道局からの暮らしに役立つ情報を受け取ることができます。紙の検針票から、みや水(すい)ポータルに切り替えることで、紙の削減につながり、環境にもやさしい取組ですので、積極的にご活用ください。
 次に、「新たな水道PR事業について」でありますが、この事業は、 宇都宮のおいしい水道水を広く知ってもらうため、 モンドセレクション金賞を受賞した「泉水」の原水を使用して、清流を好むヤシオマスを養殖し、 水質の良さをPRするとともに、新たなご当地ブランドの開発に取り組むものであります。
特徴といたしましては、白沢浄水場内におきまして、 白沢水系の原水である  地下水を活用して、栃木県のブランド魚(ぎょ)であるヤシオマスを養殖し、いちごを加えた餌を使うことにより、宇都宮オリジナルのブランド価値を高めます。養殖したヤシオマスの名称につきましては、「うつのみや ストロベリー サーモン」といたしました。令和6年11月以降に水揚げを予定しており、今後、試食や販路の構築に取り組んでまいります。
 これをもちまして、本日の発表を終了いたします。

資料

質疑事項

庁議案件

「第2次宇都宮都市交通戦略後期計画」について

記者 交通戦略後期計画について利用促進策だけではなく、今後計画の中では市の他の事業でも公共交通を噛ませていこうという理念が示されたと思うが、そのように全方位的にやっていく必要があるのか伺う。
市長 資料に記載されているだけではなく、これから公共交通に絡めた施策はどんどん作っていく必要があると思います。もちろん、うまくいかない施策も出てくると思いますが、とにかくうまくいった事業をより多く作り、より多くそれを育てていくということが必要だと思います。いろいろなものにこの事業を関連させて、公共交通というものを生かしていきたいと思っています。
記者 もっと可能性があるということか伺う。
市長 まだまだ可能性があると思います。ライトラインが誕生して、利用者数が多く、いろいろ利用目的があると思いますが、皆さん、便利だ、また乗ってみたいと言っていただけているわけですから、これを一つの装置として、バスや地域内交通をどんどん利用向上に繋げていくということが必要ですし、そこに至ってないわけですから、まだ伸びしろが相当あると思います。それが出来ていけば、地方が生き残っていけるというまちづくりになりますし、それがまさしくNCCだと思います。それをさらに発展させていけば、スーパースマートシティという宇都宮の最終ゴールに近づいてまいりますので、これからもしっかり公共交通は構築、育てていきたいと思います。

公共交通の新たな利用促進策について

記者 バスからバスへの乗継の割引制度など、新たな公共交通の利用促進策について伺う。利用促進についての目的、ねらいや、ライトレールの利用者が順調に増えている一方で、そのフィールドとなるバス路線については利用者数など課題があると思うが、どのように課題を受け止めているか、今後の展望を改めて伺う。
市長 全体のねらいとしては、市民の方に車と公共交通をうまく利用していただきたいということ、それによって街の活性化、そして住みやすさと、また健康寿命の延伸、次の世代に対する負担の軽減といったものに繋がっていくと思います。そこで特に、若年層には、公共交通を若いうちから積極的に利用していただくことに繋がっていければと思いますし、また子育て世代の経済的負担、市としてできる、いくつかのメニューがあると思いますけれども、数少ないメニューの中でこれは一つの大きな効果があるメニューだと思っていますので、そういった方々に積極的に利用していただければと思っています。
記者 バスからバスへの乗継について、ライトレールに合わせたバスの路線改編などがあり、なかなかバスの利用者数についてはまだ課題があると思うがどのように課題を捉えているか伺う。
市長 公共交通の難しさが浮き彫りになっている時代だと思います。特に、行政がやっても民間がやっても交通事業というのは大変なものだと思います。その事業者がいなくなると、市民に直接その不便さが伝わってしまいますので、やはり行政と民間の事業者が一体となって公共交通を守っていく、そのためにはさらに利便性を高めて発展をさせていく、今はそういう時代だと思っています。ですから、前から言っているとおり、赤字黒字という物差しだけではなく、市民にとって必要か否か、特に福祉の観点が今強くなっているので、その観点からすると、ますます、利便性の高い公共交通の構築を図っていかなければならないと思います。それを目指しているのが宇都宮のNCCであって、バス路線がこれからも一つの公共交通の装置として、ライトレールや地域内交通、タクシーなどと同じように持続できる取組に繋げていくためには、再編をしたり、あるいは乗りやすさを追及したり、先ほどの運賃軽減策のような利便性の向上とか、そういったものを総合的にやっていく必要があると思います。それで何とか利用者数を確保、あるいはそれ以上にどんどん使っていただいて、公共交通を維持・発展させていきたいと思っています。

「3x3WEEK」の開催結果概要について

記者 3x3について、経済効果に加えて来訪客も多く、FIBAや出場選手からも高い評価があったと思うが、市長自身の評価や感想を伺う。
市長 FIBAからは、大変高い評価をいただくとともに、初めて宇都宮オープナーに来ていただいた3x3関係者、スポンサーの方々からも、一様に、運営が素晴らしく、観る側にとって大変観やすい環境であるという評価をいただきました。また、私の感想としましては、観客の方々も慣れてこられたのか、譲り合って、少しでも多くの方に観戦していただけるような配慮なども見られましたので、そのような観戦の仕方も根付いた3x3のまちとなったと思っております。

新たな水道PR事業について

記者 ストロベリーサーモンについて伺う。あくまでも宇都宮の水のPRという事業だと思うが、なぜヤシオマスにしたのか。写真を見るとそれほど大きな池ではないので、販路の構築と記載があり、それほど大きな事業ではないと思うが、今後の予定や、拡大するかなど、期待や感想も伺う。
市長 最初のスタート、実験なので、小さなマスを100匹購入して、育てていますが、1匹も死んでいません。なので、この原水が相当合っているということと、原水自体の水質がいいことが証明されたのではないかと思っています。これからどう広げていくのか、販路は、ということについては所管から説明させます。
水道管理課長 なぜヤシオマスなのかということについて、県の水産試験場に相談させていただき、水温などを説明させていただいたところ、県の特産品であるヤシオマスがいいのではないかという助言をいただき、ヤシオマスに決めた経緯がございます。また、今後につきましては、予定としては今年の11月にヤシオマスが成長してきますので、一部水揚げをして、今後の販路などを進めていくうえで、マーケティングの一部として試食用として使っていきたいと考えています。
記者 期待感を市長に伺う。
市長 上下水道局ではいろいろな試みをしているわけですけれども、給水スポットを街なかに作ってみたり、炭酸水を作ってみたり、企業局としてその機動性を生かしているわけですけれども、このヤシオマスが成功すれば、まさしく宇都宮市の水はおいしい、品質の高い原水を使ったおいしい水であるということが実際に証明できることになると思います。そして、この事業が大化けしたら企業局としては新たな事業を生み出したことになりますので、地方行政がこれから生き残っていくためには、このようなチャレンジが必要だと思いますし、これからもいろんな事業がアイデア次第で生まれてくると思いますので、その先例となるような事業に育っていければと思っています。
記者 ヤシオマスに関して、先ほど市長から大変高額であると紹介があったが、どのくらいのものか、消費者にとってどういったところがメリットになるのか、味なのか珍しさなのか、を伺う。
市長 値段ですけれども、現場を考えると、安くは売れないなと思います。管理等も極力人件費がかからないようにやっていますけれど、それでも費用は掛かりますし、特に餌代などは、オリジナルの近所の畑で採れたスカイベリーを餌の中に混ぜているという特色があることと、通常、育って2kgくらいで水揚げをするようなのですが、それを3kgまで育てたい、それは他ではない大きさらしいです。それだけ価値が希少であるというものが、宇都宮の水道局でできるわけでありますので、そういったことから、高くするというよりも安くできないということでありました。あとは、消費者の皆さんに、ここでしか食べられないヤシオマス、先ほどの餌とか原水を使って水道局内で養殖をしていますので、そんなところを実感していただければ買い求めていただけるきっかけになるのではないかと思います。
記者 通常は2kgで水揚げするが3kgでするということかを伺う。
市長 3kgまで育てたいということです。
記者 今回のこの育て方だから3kgまで育つということなのかを伺う。
水道管理課長 実際、他の養魚場などでご意見をいただき、調べてみたが、大体2kgくらいまでで出荷するということを聞いています。それは、育てる年月であったり、大きさや、収支のバランスという言い方が正しいかわからないが、いろいろな話を聞いて、やはり2kgで出荷していると、ただし水質がよくないと2kg以上には育たないということも一部で聞いておりますので、ご説明の中で、私どもの地下水の水源の水質がいいということもあると思いますので、3kg以上を目指して取り組んでいるところでございます。
 

庁議案件以外

市長選について

記者 市長選の関係で、明日、後援会の総連合会を開催し、その後に記者会見を開くと聞いているが、改めて現状についてこの場で言えることを伺う。また、新人の毛塚氏が名乗りを上げ、選挙戦が確実な情勢だが、毛塚氏の表明の受け止めなどを伺う。
市長 この場で言えることということですけれども、明日、ご案内のとおり記者会見を開かせていただきたいと思っています。皆さんには、今日の定例記者会見、明日の記者会見となり大変ご迷惑をお掛けしますことを心からお詫び申し上げたいと思います。理由としては、明日後援会の皆さんに集まっていただくとともに、もう一つの団体からも面会を求められておりまして、それが終わらないと、会見、表明ができないということもあって、日程調整をしたところ明日になってしまいました。誠に申し訳ございません。明日、詳しく皆様に経緯とともにお話しするとともに、皆様方からのご質問等にもお答えしたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。また、最初に名乗りを上げた毛塚さんもいらっしゃいますが、これからさらに、宇都宮市長選でありますので、何人かが立候補されるのではと思っています。誰がお立ちになるのかは全く想像できませんけれども、私としては、市民の皆さんが最終的には決めることでございますので、明日またその点についても詳しくお話させていただきたいと思っています。
記者 明日表明するということだが、立候補することを表明するということでよいか。
市長 明日、はっきりしますので、よろしくお願いいたしたいと思います。

県が実施する文化と知の創造拠点の構想について

記者 県が進めている文化と知の創造拠点の構想について、市長選に立候補を表明した毛塚氏は現行の計画を一部見直して、市が予算を一部負担してもライトラインが西側に延伸するエリアに整備するべきだとしている一方、知事は現状の計画を堅持すべきだとの立場である。市長の考えを伺う。
市長 仕事を進めてきた現市長としてお答えしますけれども、この図書館・美術館の移転に関しては、県と市、これは私と知事のみならず、県と市の担当部局同士でも、長年議論をしてきました。特に、県には宇都宮のまちづくり、NCCであったり、そういうまちづくりを十分に配慮していただいて、決定をしていただきました。よって、結論としては、変える必要はないと思っています。その議論の中で、相当宇都宮のことを考えていただいて、場所の選定についても具体的な場所を提示していただいたり、こちらの意見等も十分聞いていただきました。その結果でありますので、私はこれでいいと思っています。宇都宮にあるから、何でも宇都宮という考え方は、我々は思っていますけれども、県はそう思うことができない、特に、県議会はいろんな市町から選出されている議員さんがいますので、リニューアルにあたっては、おらがまちへという方もいるでしょうし、そういうことも踏まえて、なおかつ、県の事情も踏まえて、我々にも、協議の中で意見を聞いていただきましたので、それも含めて現状の場所が私はいいと思っています。
記者 毛塚氏は、宇都宮の中心市街地を活性化するためにも、ライトレールの延伸地域に整備をとおっしゃっているが、この点について伺う。
市長 ライトレールの西側の延伸は、当然ライトレールを西に延伸して、できた、で終わりではありませんので、東側もまだまちづくりを進めていく中での過渡期でありますけれども、西側についても東側同様に、沿線開発をしてまちづくりをしてまいりますが、それにはそういう施設だけではなくて、民間の施設などもどんどん誘致できるでしょうし、民間の力、企業の力、そういうものを活用しながら西側についても大いにまちづくりを進めていきたいという点では同じであります。

宇都宮ライトレールの決算について

記者 昨日、市議会でライトレールの詳細な決算が発表され、黒字決算ということで、現状の受け止めを伺う。
市長 黒字に至るまではもう少し時間がかかって、沿線の開発、そして乗降客が乗るための様々な施策・事業、こういうものを矢継ぎ早にやっていこうという考えを持っていましたので、この数字は本当にありがたいことです。ただし、今申し上げたような駅東側の沿線開発や、あるいは事業などの施策の展開、そういったものは手を緩めずにさらに進めていきたいと思っていますし、 所管も他の部署も、いろいろなところが加わっていくことができる事業に繋がっていくと思いますので、だいぶやる気も出てきたのではないかと思っています。
記者 だいぶ前に2億円くらい儲かるのではないかと予想を書いたが、8千万ということでだいぶ少ないと思うが、詳細を見ると修繕費がかさんでいたと思うが、事故が多かったからかを伺う。
市長 修繕費は、受けた事故はほとんど保険で、負担がなかったが、その中で負担があったとすれば、何が原因なのか、それは会社に聞かないとわかりません。

宇都宮ライトパワーの決算について

記者 宇都宮ライトパワーの決算で、設立から初めての黒字ということで、今回2億円という黒字が出たということだが、これについて所感を伺う。
市長 いい数字が出ましたし、将来の目的は、宇都宮市全域を再生可能エネルギーで賄っていくという気持ちでおりますので、黒字転換してよかったと思います。赤字の理由は、クリーンパーク茂原の火災が原因でありましたので、あれがなければ最初からいい数字が出ていたのではないかと思います。これからもライトパワーと連携して、さらに毎年利益を積み上げ、なおかつ民間の方にもこの電気を使っていただけるということになっていますので、どんどん使っていただいて、再生可能エネルギーの導入、利用と拡大を図っていければと思っています。

PDFファイルをご覧いただくには、Adobe Readerが必要です。お持ちでない方はアドビシステムズ社のサイト(新しいウィンドウ)からダウンロード(無料)してください。

このページに関するお問い合わせ

総合政策部 広報広聴課 広報グループ(市役所3階)
電話番号:028-632-2028 ファクス:028-637-5151
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。