定例記者会見令和6年12月
(注意)このページは、定例記者会見のもようを広報広聴課がまとめたものです。
日時・会場
令和6年12月26日(木曜日)午後1時30分から
宇都宮市役所・3階特別会議室
発表事項
庁議等案件
それでは、本日開催いたしました庁議の結果について、発表いたします。
まず、「八幡山公園 魅力向上事業における公募設置等予定者の決定について」でありますが、この度、Park-PFIの手法を活用して飲食施設や自然体験施設などの整備を行う公募設置等予定者につきまして、外部有識者等で構成された事業者選定委員会の 厳正な審査を経て、「中村土建グループ」に決定いたしました。具体的な提案内容でありますが、「『八幡山 オアシス リゾートパーク』私たちの手で 自慢の公園に」というコンセプトのもと、日常を離れて 別荘地に来たような「時」を楽しめるカフェレストランの設置や、多世代が自然と触れ合える、ツリーハウスを中心とした自然体験施設の整備などであり、事業計画の実現性などが高く評価されたところであります。今後につきましては、令和9年3月の施設供用開始に向け、官民一体となって整備を進め、八幡山公園の魅力向上、賑わいの創出に取り組んでまいります。
次に、「宇都宮市 職員採用サイト U+の開設について」でありますが、本サイトにつきましては、宇都宮市役所で働くことがよりイメージできるよう業務内容や働く環境など、就職先を決める際に必要な情報を集約し、より多くの就職活動者に市役所を志望してもらえるよう開設したものであります。特長といたしましては、就職関連の様々な情報が容易に入手できますほか、制度の活用例などを図やイラストで分かりやすく解説したり、実際に働いている様子がイメージできるよう、先輩職員の経験事例を紹介している点などであります。就職・転職を考えている方は、 是非、ご覧ください。
次に、「DX人材育成について」でありますが、本市では現在、市役所全職員のデジタルリテラシーの底上げを図るとともに、庁内DXの核となる人材の候補者として、まずは234名を対象にCDXO補佐官による研修プログラムを実施しております。これらに加え、令和7年1月より、新たに全職員を対象にITパスポート試験の受験手数料の補助を実施いたします。市職員のDX・デジタルに関する知識・スキルをさらに向上させ、引き続き、市民サービスの向上や行政運営の高度化・効率化に取り組んでまいります。
次に、「『おくやみコーナー』の開設について」でありますが、ご家族が亡くなられた際に必要となるおくやみに関する手続きのご案内などを1つの窓口で行う「おくやみコーナー」を令和7年2月3日から開設いたします。この「おくやみコーナー」は予約制であり、予約時の情報をもとに、あらかじめ氏名などを印字した申請書を事前に準備しておくことで手続きに係る時間を短縮するなど、複雑で多岐に渡る手続きに関するご遺族の負担を軽減してまいりますので是非、ご利用ください。
次に、「『宇都宮市 文化財 保存活用地域計画』の策定について」でありますが、本計画は、本市が持つ歴史文化資源の価値や魅力を市民が再発見・再認識できるよう、その保存や活用の取組について具体的に示す本計画を策定したところであり、今月20日に文化庁の認定を受けたところであります。今後は、本計画に基づき、地域社会全体で歴史文化資源を保存・活用し、後世に伝えていけるよう、オール宇都宮で様々な取組を進めてまいります。
次に、「2024宇都宮ジャパンカップサイクルロードレースの開催結果概要について」でありますが、「自転車のまち宇都宮」が世界に誇る自転車ロードレース「宇都宮ジャパンカップ
サイクルロードレース」を10月18日から20日の日程で開催いたしました。今大会は、「ワールドチーム」が過去最多タイとなる7チーム参戦し、アジア最高位のワンデイレースにふさわしい白熱したレースが展開されたほか、幅広い世代が参加して楽しめる多彩なイベントを実施したことにより、3日間で、前回大会を上回る13万4千800人が来場し、経済波及効果は、過去最高の35億2千600万円にのぼるなど、本市に大きな賑わいを創出しました。今後とも、世界中から注目を集めるハイレベルなレースと多彩なイベントを通して、「自転車のまち」としての本市の魅力を全世界に発信してまいります。
次に、「『2025大阪・関西万博地方創生SDGsフェス』出展について」でありますが、本市の先導的なSDGsの取組が評価され、万博開催期間中の5日間で開催される「地方創生SDGsフェス」への出展が決定いたしました。出展体制については、本市のほか、芳賀町、宇都宮ライトレール株式会社、宇都宮ライトパワー株式会社の4者共同で進めてまいります。万博への出展を通し、地方創生に大きく貢献している、ライトラインを基軸としたまちづくりや、ライトラインを100%再生可能エネルギーで走行させる「ゼロカーボン トランスポート」など、本市が世界に誇る取組を全世界に発信してまいります。
次に、「『大学生によるまちづくり提案2024』の審査結果について」でありますが、本事業は、 学生が本市のまちづくりについて意見を表明する機会の創出などを目的に開催しております。今回は、「まちに広がる共創の輪 新たな価値の創造を目指して」を課題として、市内の3大学、13団体から、 幅広い分野の提案がなされました。提案発表会での選考の結果、優秀提案 第1位には、「宇都宮大学 遠藤研究室」の「リソース・コネクティブ・プロムナード『空間資源を活用したコミュニティの再編による白沢の継承方法』」が選ばれました。来年1月に、優秀提案3団体との意見交換会を実施するとともに、本市といたしまして実現化を図ることができる提案は早期に取り組んでいくなど、学生の自由で柔軟な発想を本市のまちづくりに活かしてまいります。
次に、「公共施設予約システムのリニューアルについて」でありますが、スポーツ施設などの公共施設を、いつでも・どこでもオンラインで空き状況の確認や予約、決済などの一連の手続ができるよう,令和7年4月1日に予約システムをリニューアルいたします。システム利用できる施設が増えるほか、施設の空き状況検索や予約などの機能が強化され、システムが使いやすくなりますので、是非ご利用ください。
これをもちまして、本日の発表を終了いたします。
資料
別紙
質疑事項
庁議案件
八幡山公園について
記者 整備を進め、オープン予定が令和9年3月ということだが、この年が八幡山公園の開園100周年になる年であり、歴史ある公園の新たな出発、リニューアルの第一歩となるが、どのような効果などを期待しているか伺う。
市長 まちの中で、こんなに大きな自然があるところというのは全国的に見ても数少ないと思います。ご指摘のとおり、100周年をまもなく迎えるわけであり、市民の方に利用していただき、自分たちの誇りを感じていただける公園に整備していきたいと思っています。今までも花見の時期などに賑わいを創出していましたが、1年を通して多くの方に利用していただける施設にすることで、皆さんのシビックプライドの醸成に繋がっていくと思いますし、自然や花をめでることにも繋がっていけば、心にゆとりなどもできると思いますので、今回の提案に期待しています。
記者 事業者に那須ハイランドパークの別荘を運営する藤和那須リゾートが入っていますが、どういう役割を担っているのか伺う。
公園管理課長 藤和那須リゾートにつきましては、主に自然体験施設の設計やプロデュース等、エリアの全体監修を行うことになっています。
DXの人材育成について
記者 全職員対象ということであるが、全職員とは対象者は何名程度か伺う。
デジタル政策課長 3、200名ほどです。基本的にはすべての職員をこれから対象にして、試験を受けて合格した職員には、補助を実施してまいりたいと考えています。
記者 ITパスポート試験をはじめとする各種試験ということだが、他にはどのような試験があるか。
デジタル政策課長 ITパスポート試験の上位試験として、基本情報技術者試験、応用情報技術者試験などレベルが4段階あり、これら上位の資格についても、全て補助の対象にしていきたいと考えております。
記者 現在行っている234名の方は、こうした資格をどの程度まで持っているのか伺う。
デジタル政策課 大多数の職員が資格は有してないと認識していますので、まず、234名の方に積極的にITパスポート試験の受験を促していきたいと考えています。
記者 事業費としてはどのぐらいの想定か伺う。
デジタル政策課長 150万円程度を予定しています。
宇都宮ジャパンカップの開催結果
記者 経済効果が35億円で過去最高だったということだが、来場者は例年通りで過去最高ではなかったと思うが、経済効果が増加した要因について伺う。
市長 物価が高騰していることも要因だが、実際にファンの方々の声などを聞くと、レースが毎年レベルアップしていることや、魅力あるチームが宇都宮に来ていただけることが魅力に繋がっていて、今年は世界トップカテゴリーのワールドチームが過去最多タイの7チームが出場し、海外に行かなくても、宇都宮でトップレベルの選手たちの真剣なレースが見ることができるというのが大きな増加の要因だと思います。
記者 来場者のアンケートでは具体的にどういった結果があるか。
スポーツ戦略室長 来場者アンケートなどの分析結果を踏まえますと、市外県外といった遠方から来る方の割合が増え、それに伴い、宿泊や飲食などの費用が増加しています。
記者 LRTの西側延伸の工事が始まった場合に、クリテリウムの開催への影響があるか伺う。
市長 ヨーロッパでも軌道のある道路で自転車レースを実際にやっており、支障はないと聞いております。ただし、工事期間中はなるべく影響がないように、区間を意識して工事をするような工夫をしていくことが必要だと思っていますので、工事の計画段階になったら工夫をしていきたいと考えています。
SDGsフェスについて
記者 LRTを再現するとあるが、レプリカではなく本物のLRTの椅子か伺う。
室長 椅子につきましてはレプリカです。実際に使ってはいませんが、同じものです。
記者 デジタルサイネージとはどのようなものか。
市長 駅のライトライン乗り場に降りるエスカレーターのところなどにもあり、動画はもちろん、いろいろな情報がタッチで取得できるというものです。
記者 このイベントは、万博期間中に万博に出展するものでよいか。
市長 万博の中に出展をさせていただくものです。
記者 100%再生可能エネルギーで走行させるゼロカーボントランスポートだが、現在もライトパワーからの供給についても再生可能エネルギーによる100%供給でよいか。
市長 はい。
記者 出展についてどのようなところを見てほしいか伺う。
市長 地方から宇都宮を含めて38自治体出展することになっています。いずれも、地方でこれからの人口減少・少子化の中でいろいろ施策を展開している自治体が出展しますが、宇都宮市といたしましては、全国のトップを走る自治体といたしまして、多くの方に見ていただいて、参考にもしていただきたいと思いますし、一般や企業の方々に地方自治体はいろいろな知恵を出して政策を推し進めているということを理解していただけるものにしたいと思っています。精一杯このブースを活用させていただいて、4者の取組を大いにPRしてまいりたいと思います。
庁議案件以外
2024年の振り返りについて
記者 2024年の市政を振り返り、印象に残る施策や事業、出来事について伺う。
市長 一番は、大変な被害でありました1月1日に発生した能登半島地震ではないかと思っております。これによりまして多くの方が被災されました。改めて心からお見舞いを申し上げます。また、8月9月に宇都宮市においても大変な大雨によりまして、床上床下浸水などが発生いたしました。こうした激変していく自然環境に即座に対応していかなくてはならないと改めて感じたところです。
また、スポーツでは、国内で初めて宇都宮市でFIBA3x3パリ2024オリンピック予選大会を開催いたしました。そして、パリオリンピックには本市にゆかりのある8名の選手が出場され、鏡優翔選手が金メダル、松下選手が競泳で銀メダルと、大変活躍をされました。市民にとって大きな誇りになったと思います。
また、プロスポーツでは、プロのラグビーチームであるホンダヒートが本拠地を宇都宮に移していただけるということで、ファンの方はもちろん市民・県民の方にとっても大きな話題となり、期待されていると思います。また、宇都宮ブレックスがBリーグプレミアの参入が認められ、ファンの皆さんもほっとしていると思いますし、更なるファンの増加も期待できると思います。
また、ライトラインが開業1周年を迎え、11月には利用者数も4ヶ月早いベースで累計600万人を突破いたしました。これによって西側の延伸も弾みがつくと思いますし、ローレル賞を初め様々な賞を数多く受賞をしたということ、これもライトラインにとっては喜ばしいことであったと思っています。
また、長年の懸案でありましたパルコの新しい取得者として、縁の深いゼビオグループが名乗りを上げていただいたことで更なるまちづくりの大切なパートナーとの絆がより強固なものになったと感じたところです。そして、パルコのみならず、丸井宇都宮の建て替えも民間事業者によって動きだしました。これから、いよいよライトラインと併せまして、JR宇都宮駅西側が本格的に大きな改造がされ宇都宮のまさしく中心市街地としての顔がリニューアルされると思っています。
また、人口減少・少子化対策を続けてまいりましたが、子どもたちを大切にしようと「宮っ子を守り育てる都市宣言」を2月に制定することができました。
また、テレビCMなども昨年に続き実施いたしましたが大変反響をいただいており、メディアの力を改めて感じるとともに感謝しています。共創のまちづくりでは、女性活躍として、女性の健康情報サービス「ルナルナ」を活用した支援が開始されました。好評のため、より多くの方に知って、利用していただけるように工夫してまいります。
また、民間の各種ランキングでは、住みよさ50以上都市のランキングで6位。共働き子育てしやすい街でも2位ということで、施策をこれからも続けていかなくてはならないことが分かる良い結果が出たと思います。
LRTの東武鉄道への接続に関する協議について
記者 知事は今年度内にもという話が出ているなか、市長の一般質問などでは県の動向を注視しながらと答弁がされていたが、東武鉄道への接続については市よりも県が中心となって進めていくのか伺う。
市長 宇都宮市としましても駅東側のライトラインの計画の際には軌道幅は乗り入れ等も考えて東武鉄道と同じ幅にしました。そういうこともあり、知事があのような発言をしていただいたことはありがたく受け止めております。また、東武鉄道との関係は、我々よりも知事の方が深いため、知事に先頭になって進めていただければありがたいと思っています。
記者 具体的な接続方法などがこれから考えられる中で、市として求めていきたい内容はあるか伺う。
市長 宇都宮市としましては、西側の教育会館までの5キロの延伸を優先していきたいと思います。その中で3者あるいは4者の協議が始まることになれば、東武鉄道、東武百貨店などの話を聞かせていただきたいと思っています。
ライトラインの新規車両について
記者 万博には市長も行かれるのか伺う。
市長 はい。予定しております。
記者 提案ですが、万博の会場から地下鉄で30分から40分の東大阪にある近畿車輛という鉄道車両メーカーにぜひ行ってみてください。2030年に西側の新規開業まで5年であり、車両の開発の際は純国産の車両としてご検討ください。
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