アニサキス（寄生虫）の食中毒にご注意ください

全国でアニサキス（寄生虫）による食中毒の発生が増加しています。

主な原因は、サバ、アジ、イカ、イワシ、サンマなどの魚介類の生食によるものです。

アニサキスとは

アニサキスとは寄生虫の一種で、その幼虫がサバ、アジ、イカ、イワシ、サンマなどに寄生します。魚介類の内臓に寄生しているアニサキス幼虫は鮮度が落ちると、内臓から筋肉に移動することが知られています。

アニサキスの体長は約1センチメートルから4センチメートル程度で、肉眼で確認できます。

マサバに寄生するアニサキス幼虫

アニサキス虫体

アニサキスによる食中毒はなぜ起こる

アニサキスが寄生している魚介類を生でまたは加熱が不十分な状態で食べると食中毒(アニサキス症)が起こります。

アニサキスによる食中毒（アニサキス症）の症状

2時間から8時間後に激しい腹痛、悪心、嘔吐の症状を生じます。
また、10時間後以降に、激しい腹痛、腹膜炎症状を生じます。
激しい腹痛があり、アニサキスによる食中毒が疑われる際は速やかに医療機関を受診してください。

アニサキスによる食中毒の予防方法

• 魚を丸体で購入する際は、新鮮な魚を購入して、速やかに内臓を取り除いてください。
• 内臓を生で食べないでください。
• 一般的な料理で使う程度の量や濃度(塩、わさび、酢など)では、アニサキス幼虫は死滅しませんのでご注意ください。

その他

詳細は、下記のリンク先の「厚生労働省ホームページ」をご覧ください。

• 厚生労働省ホームページ（外部リンク）