ツブ貝による食中毒にご注意ください
エゾボラモドキやヒメエゾボラ、チヂミエゾボラなど、「ツブ貝」や「バイ貝」と呼ばれるエゾバイ科の肉食性の巻貝は、その唾液腺にテトラミンという毒素を含んでいます。唾液腺を除去せずにこれらの貝を食べると、テトラミンの薬理作用により視覚障害、頭痛、めまい、嘔吐(おうと)、下痢、手足のしびれ、じんましん等の食中毒症状を引き起こすことがあります。また、テトラミンは加熱してもなくならず、煮汁等に溶け出てくることもあるため、これらの貝を食べる時は、調理前に唾液腺を取り除く必要があります。
本市では、平成20年に、家庭で、加熱調理したツブ貝を原因とするテトラミン食中毒が発生しています。
ツブ貝を食べる場合は、以下のように唾液腺を取り除くか、購入時に魚介類販売店で取り除いてもらいましょう。
唾液腺の除去方法
模式図とテキストでの説明
唾液腺の除去方法
- 貝の身を取り出し、内臓と肉を切断する。唾液腺は肉に残る。
- 貝のふたを下にして切り口を入れる。
- 切り口を開き、中から白色の唾液腺を取り出す。
- 肉に唾液腺が残っていないか確認し、十分水洗いして食べる。
画像での説明
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