作新学院高等学校 弓道部 2年 阿久津 裕斗さん

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ページID1040354  更新日 令和7年2月28日

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宇都宮市(うつのみやし)には、スポーツや芸術(げいじゅつ)をはじめ様々(さまざま)な分野(ぶんや)で、日本一(にほんいち)になったり日本(にほん)を代表(だいひょう)する活躍(かつやく)をしている人(ひと)がたくさんいます。そんな、輝(かがや)いている「宮(みや)っこ」を紹介(しょうかい)します。

作新学院高等学校 弓道部 2年 阿久津 裕斗さん

作新学院高等学校 弓道部 2年 阿久津 裕斗さん

 昨年(さくねん)12月(がつ)、三重県(みえけん)で開催(かいさい)された「第(だい)43回(かい)全国(ぜんこく)高等学校(こうとうがっこう)弓道(きゅうどう)選抜(せんばつ)大会(たいかい)」。作新学院(さくしんがくいん)高等学校(こうとうがっこう)弓道部(きゅうどうぶ)に所属(しょぞく)する阿久津裕斗(あくつゆうと)さんが、男子個人(だんしこじん)で優勝(ゆうしょう)、男子団体(だんしだんたい)では5位(い)に入賞(にゅうしょう)しました。
 大会(たいかい)は3日間(かかん)にわたり行(おこな)われ、1日目(にちめ)は男子個人(だんしこじん)の予選(よさん)と決勝(けっしょう)、2日目(かめ)と3日目(かめ)は男子団体(だんしだんたい)の予選(よさん)と決勝(けっしょう)が行(おこな)われました。個人戦(こじんせん)について阿久津(あくつ)さんは「予選(よせん)の前(まえ)に左手(ひだりて)のまめが割(わ)れるなど、予期(よき)せぬアクシデントはあったが、競技(きょうぎ)への影響(えいきょう)はあまりなかった。緊張(きんちょう)もなく、平常心(へいじょうしん)で淡々(たんたん)と競技(きょうぎ)に臨(のぞ)めた」と語(かた)ります。4射(しゃ)のうち3中(ちゅう)以上(いじょう)の的中(てきちゅう)で通過(つうか)となる予選(よせん)と準決勝(じゅんけっしょう)では、予選(よせん)は4射(しゃ)3中(ちゅう)、準決勝(じゅんけっしょう)は4射(しゃ)皆中(かいちゅう)で決勝(けっしょう)へと進出(しんしゅつ)し、22人(にん)で行(おこな)われた、的(まと)を外(はず)した時点(じてん)で脱落(だつらく)となる射詰競射(いづめきょうしゃ)による決勝(けっしょう)では、7射(しゃ)を的中(てきちゅう)させ見事(みごと)優勝(ゆうしょう)を手(て)にしました。同大会(どうたいかい)の男子個人(だんしこじん)を制(せい)するのは、県勢(けんぜい)史上初(しじょうはつ)の快挙(かいきょ)です。
 大会(たいかい)の結果(けっか)について阿久津(あくつ)さんは「練習(れんしゅう)で培(つちか)ってきた自信(じしん)が優勝(ゆうしょう)につながった。もともと緊張(きんちょう)はしない方(ほう)で、競技(きょうぎ)の際(さい)は直前(ちょくぜん)まで食事(しょくじ)などをしていても、射場(しゃじょう)に入(はい)ると切(き)り替(か)えが自然(しぜん)にできる。今回(こんかい)も、1本(いっぽん)1本(いっぽん)に集中(しゅうちゅう)できた」と自身(じしん)の強(つよ)みについて分析(ぶんせき)します。
 阿久津(あくつ)さんは陽東中学校(ようとうちゅうがっこう)1年生(ねんせい)の時(とき)に弓道(きゅうどう)を始(はじ)め、高校(こうこう)に入学(にゅうがく)してからは数々(かずかず)の大会(たいかい)で団体戦(だんたいせん)の優勝(ゆうしょう)を飾(かざ)るメンバーとなりました。
 弓道部顧問(きゅうどうぶこもん)の柏木崇哉(かしわぎたかや)先生(せんせい)は阿久津(あくつ)さんについて「普段(ふだん)は自由(じゆう)でマイペースで、楽(たの)しそうに我(わ)が道(みち)を行(い)くタイプ。選手(せんしゅ)としての特徴(とくちょう)は、普通(ふつう)の選手(せんしゅ)が弓(ゆみ)を引(ひ)く際(さい)に目視(もくし)ができる左手(ひだりて)で照準(しょうじゅん)を合(あ)わせるのに対(たい)して、目視(もくし)ができない右手(みぎて)の感覚(かんかく)で調整(ちょうせい)できるなど、かなりセンスが良(よ)く、器用(きよう)。以前(いぜん)は結果(けっか)に納得(なっとく)できず、自分(じぶん)に対(たい)する怒(いか)りをコントロールできない時期(じき)もあったが、最近(さいきん)は精神的(せいしんてき)にも成長(せいちょう)し、その課題(かだい)も克服(こくふく)できてきた」と太鼓判(たいこばん)を押(お)します。
 今後(こんご)の目標(もくひょう)について阿久津(あくつ)さんは「自分(じぶん)にとって弓道(きゅうどう)は、自分(じぶん)への挑戦(ちょうせん)。個人(こじん)では全国優勝(ぜんこくゆうしょう)できたので、次(つぎ)はインターハイや国体(こくたい)などの大会(たいかい)で、団体戦(だんたいせん)で全国優勝(ぜんこくゆうしょう)したい」と次(つぎ)のステージに狙(ねら)いを定(さだ)めます。
 決(けっ)して惑(まど)わぬ平常心(へいじょうしん)と類(たぐ)いまれなるセンスを携(たずさ)え、阿久津(あくつ)さんはさらなる高(たか)みに向(む)け弓(ゆみ)を引(ひ)き絞(しぼ)ります。

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