県央宇都宮ボーイズ

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ページID1027160  更新日 令和6年3月8日

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宇都宮市には、スポーツや芸術をはじめ様々な分野で、日本一になったり日本を代表する活躍をしている人がたくさんいます。そんな、輝いている「宮っこ」を紹介します。

仲間との絆を武器につかみ取った県勢初の全国制覇

県央宇都宮ボーイズ

県央宇都宮ボーイズの写真

 今年3月がつ、東京都で開催され、全国から42チームが参加した第51回日本少年野球春季全国大会。昨年度の同大会は新型コロナウイルス感染症拡大の影響で中止となりましたが、今年度は5日連続で試合をする過密な日程での開催となりました。このような厳しい条件の中、県央宇都宮ボーイズは、県予選で優勝、勢いそのままに県勢初となる全国制覇を果たしました。

 決勝戦の相手は、よく練習試合をする北関東チーム。知っている相手だからこそ、いつも通りの試合をすることをチームで共有し戦いに挑みました。試合は序盤からお互い1歩も引かぬ展開。先制し、2回には逆転を許したものの「流れを取り返そう。まずは1点取りにいこう」と選手同士で鼓舞。チャンスを逃さず、攻撃の流れを取り戻すと、3回に2点をもぎとり、見事再逆転。その後は、堅実な守備でスコアボードに0を並べ、悲願の初優勝を勝ち取りました。

 チーム一丸となってつかみ取った優勝に、キャプテンの加藤さんは「先輩たちの悔しさを晴らすことができて、とても嬉しかった」と白い歯をのぞかせます。また、入江さんは「堅い守備が持ち味。守りから攻撃の流れを作ることができた」と振り返ります。

 チームの強みは、一人ひとりの考えを集結させ、全員で戦う野球。練習の前には、前回の練習の反省を踏まえ、日ごとに目標を設定し、全員で目標が達成できるよう、互いに声を掛け合います。小宅さんは「野球はチームで戦うスポーツ。仲間とのつながりを大切に、練習に取り組んでいる」と仲間へ大きな信頼を寄せます。また、監督の影山さんは「キャプテンを中心に自分たちで良い練習環境を作り、全員で高め合いながら切磋琢磨している」と力強く話します。

 「野球を続ける限り努力し続けなければならない」と妥協を許さない小宅さん。時間を大切にという監督の言葉を忘れず、プロ野球選手という目標に向けて、憧れの選手の動画で日々研究を重ねます。また、仲間からの信頼が厚い加藤さんは「これまで学んだ野球を、分かりやすく伝えられる指導者になりたい」と話し、プロ野球選手という目標の先をも見据えます。

 次の目標は夏の大会での連覇。白球の先にある夢を追いかけ、仲間と共に高みを目指します。

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