鬼怒中学校3年 幾田 悠雅さん

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ページID1030346  更新日 令和6年3月8日

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宇都宮市には、スポーツや芸術をはじめ様々な分野で、日本一になったり日本を代表する活躍をしている人がたくさんいます。そんな、輝いている「宮っこ」を紹介します。

自転車のまち うつのみや 期待の新星

鬼怒中学校3年 幾田 悠雅さん

幾田さんの写真

 今年9月に群馬県で開催された「第35回全日本自転車競技選手権マウンテンバイクダウンヒル競技」。男子ユースカテゴリーには、全国からエントリーした12歳から16歳の選手、15人が出走しました。その中で、幾田悠雅さんが見事、初出場にして初優勝に輝きました。
 幾田さんが出場したマウンテンバイクダウンヒル競技は、スキー場のゲレンデなどに作られた急傾斜のコースを、山頂から一気に自転車で駆け降りる競技です。今回競技が行われたのは、全長2・12キロメートル、標高差338メートルのコースで、前日までの雨の影響を受けた悪路でのレースとなりました。そのような難しい状況の中、幾田さんは予選を2位で通過し、上位10人で行われる決勝へと進みました。
 決勝では、参加者のうち唯一、4分を切る3分55秒42の好タイムでコースを駆け降り、2位の選手に16秒差をつけて快勝しました。この記録は、同じコースを走った16歳以上のトップ選手が出場する男子エリートのカテゴリーの中でも3位に相当する好記録です。幾田さんは本大会を「大会前の練習では姿勢や目線に注意して、体を低くしながら自転車の中心に乗ることを意識した。決勝はライバルの選手に勝つことを目標にレースに臨んだ。結果的に優勝することができてうれしい」と振り返ります。
 幾田さんは中学校でサッカー部に所属し、平日は部活動での練習、休日はマウンテンバイクの練習に勤しみます。しかし、県内には大規模な施設が無いため、家族の送迎で長野県富士見町にある国内最大級の施設を訪れ、練習を積み重ねています。また、幾田さんは、「チーム玄武」に所属。以前チームに所属していた、海外でも活躍する日本トップレベルの選手たちと共に走る機会があり、技術などを吸収し成長をし続けています。
 競技について「自転車で走り抜ける疾走感と、コースをどう攻略するか頭の中で考えて組み立て、考えた通りに誰よりも速く走れた時は、気持ちが良く魅力的」と語る一方、「転んだ際の恐怖心やトラウマを克服することが競技の難しさ」と口にします。
 今後の幾田さんの目標は、世界選手権に出場することやプロ選手として活躍することです。
 目標に向かい、一直線に駆けぬける幾田さんから目が離せません。

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