TBC学院国際ペット総合専門学校
宇都宮市には、スポーツや芸術をはじめ様々な分野で、日本一になったり日本を代表する活躍をしている人がたくさんいます。そんな、輝いている「宮っこ」を紹介します。
どんな要望にも応えられるトリマーを目指して
トリマー学科1年 山口ひかりさん、トリマー学科2年 丸本美瑠(みる)さん、ペットスペシャリスト学科2年 舘野響さん 令和2年3月取材当時
今年1月に名古屋市で行われた、犬のカットトリミング技術を競い合う「全国トリミングコンテスト」。学科や学年などで分かれた6部門に全国から37人が出場し、山口さん・丸本さん・舘野さんが、各部門で見事、最優秀技術賞を勝ち取りました。
まず、山口さんが出場したのは、トリマー学科に通う1年生が対象のオールシザー部門です。この部門では「ラム・クリップ」と呼ばれる、全体の毛並みを子羊のようにふんわりとした姿に仕上げるカットの技術力を競い合います。
山口さんは「出場するなら賞を取りたい」と強い思いを持って臨み、「自分を評価してもらえて、自信になった」と笑顔があふれます。
丸本さんが出場したデザインカット部門は、独創的なデザインを形にし、そのアイデアと技術力を競い合います。
丸本さんは難易度が高いハート型のカットにして、独自性にこだわりました。大会前は家に人形を持ち帰って何度も練習を重ねた丸本さんは「最高賞で自分の名前が呼ばれた時は、努力が報われ、うれしくなった」と振り返ります。
舘野さんは、ラム・クリップの技術力を競うもう一つのオールシザー部門に出場しました。
トリミングだけでなく動物看護などの幅広い分野を学ぶ学科に通う舘野さんは「練習時間が短い中、先生からのアドバイスをしっかり守ることで、今までで一番の出来に仕上げることができた。今まで頑張ってよかった」と最高賞を取った喜びを噛み締めます。
通常、犬のトリミングは、直前にシャンプーをしますが、規定により前日に犬をシャンプーした状態で臨んだ本大会。毛が立ちにくいため、3人とも少しでも形を出せるように、時間いっぱいカットし、最後、チッピングと呼ばれるはさみの刃先を使って毛先を整える手法で仕上げ、見事栄冠を勝ち取りました。
彼女たちは本大会で勝ち取った最優秀技術賞と経験を糧に、さらに技術や知識を身に付け「お客さんのオーダーやどんな犬種にも応えられ、活躍できるトリマーになりたい」と社会で働く自分の姿を見据えています。
彼女たち自身が思い描くトリマー像にさらに近づくため、日々練習に力を注ぐ姿は輝いています。
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