五月女 かおるさん

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ページID1040920  更新日 令和7年5月1日

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宇都宮市(うつのみやし)には、スポーツや芸術(げいじゅつ)をはじめ様々(さまざま)な分野(ぶんや)で、日本一(にほんいち)になったり日本(にほん)を代表(だいひょう)する活躍(かつやく)をしている人(ひと)がたくさんいます。そんな、輝(かがや)いている「宮(みや)っこ」を紹介(しょうかい)します。

五月女 かおるさん

五月女 かおるさん

 芸術(げいじゅつ)の創造活動(そうぞうかつどう)が特(とく)に顕著(けんちょ)で、今後(こんご)の活躍(かつやく)が期待(きたい)できる芸術家(げいじゅつか)を育成(いくせい)・支援(しえん)し、本市(ほんし)の芸術文化(げいじゅつぶんか)の振興(しんこう)を図(はか)ることを目的(もくてき)に贈(おく)られる宇都宮(うつのみや)エスペール賞(しょう)。17回目(かいめ)となる今回(こんかい)は、各地(かくち)の芸術活動(げいじゅつかつどう)に参加(さんか)し、令和(れいわ)5年度(ねんど)のうつのみや市民賞(しみんしょう)を受賞(じゅしょう)するなど、精力的(せいりょくてき)に活動(かつどう)する新進気鋭(しんしんきえい)の美術作家(びじゅつさっか)、五月女(そうとめ)かおるさんが受賞(じゅしょう)しました。選考委員長(せんこういいんちょう)の佐々木吉晴(ささきよしはる)宇都宮美術館長(うつのみやびじゅつかんちょう)は「動物(どうぶつ)などを金網(かなあみ)という身近(みじか)な素材(そざい)で表現(ひょうげん)した独自(どくじ)のスタイルは、軽(かろ)やかさのうちに現代的(げんだいてき)な視点(してん)を内包(ないほう)し、大変(たいへん)ユニーク。金網(かなあみ)を使(つか)うことで、内(うち)と外(そと)、形(かたち)と空間(くうかん)という可逆的(かぎゃくてき)で双方向的(そうほうこうてき)な、日常生活(にちじょうせいかつ)と深(ふか)く結(むす)びついた表現(ひょうげん)が成(な)されている。旺盛(おうせい)な創作意欲(そうぞういよく)と多方面(たほうめん)でアートシーンに関与(かんよ)する開(ひら)かれた積極性(せっきょくせい)を持(も)つ作家(さっか)であり、さらなる飛躍(ひやく)の可能性(かのうせい)を強(つよ)く感(かん)じさせる」と選考理由(せんこうりゆう)を語(かた)ります。今回(こんかい)の受賞(じゅしょう)について五月女(そうとめ)さんは「生(う)まれ育(そだ)った地元(じもと)から支援(しえん)してもらえることは、今後(こんご)の活動(かつどう)において大(おお)きな励(はげ)みになる。今後(こんご)は制作活動(せいさくかつどう)を中心(ちゅうしん)としつつ、展覧会(てんらんかい)の企画(きかく)、運営(うんえい)にも挑戦(ちょうせん)し、市(し)の文化活動(ぶんかかつどう)に貢献(こうけん)できるよう一層精進(いっそうしょうじん)していきたい」と笑顔(えがお)で話(はな)します。五月女(そうとめ)さんは現在(げんさい)、愛知県名古屋市(あいちけんなごやし)のスタジオを拠点(きょてん)に活動(かつどう)しており、アーティストと社会(しゃかい)、作家(さっか)と市民(しみん)をつなぐ環境(かんきょう)で制作活動(せいさくかつどう)に励(はげ)んでいます。
 作品(さくひん)のモチーフや意図(いと)については「ペットや家畜(かちく)は器物(きぶつ)として扱(あつか)われ、野生(やせい)から逸脱(いつだつ)したものとして人間社会(にんげんしゃかい)に組(く)み込(こ)まれている。それらの形(かたち)を、素材(そざい)を通(とお)して客観的(きゃっかんてき)な目線(めせん)から再構築(さいこうちく)し、あえて見(み)えづらくすることで、目(め)を凝(こ)らしてじっと見(み)ることとなる。作品(さくひん)を見(み)る人には、当(あ)たり前(まえ)となっていることに対(たい)して改(あらた)めて想像力(そうぞうりょく)を働(はたら)かせる体験(たいけん)をしてもらいたい」と語(かた)ります。
 作品作(さくひんづく)りについては「最初(さいしょ)から完成図(かんせいひん)を意図(いと)して制作(せいさく)することもあれば、素材(そざい)の実験(じっけん)や、展示場所(てんじばしょ)、会場(かいじょう)の制約(せいやく)からアイデアが湧(わ)くこともある。自分(じぶん)は話(はな)すことは得意(とくい)ではないが、作品(さくひん)によって、そういった言語化(げんごか)しきれない感覚(かんかく)や、考(かんが)えを表現(ひょうげん)している」とはにかみます。
 五月女(そうとめ)さんはこれからも、アートと社会(しゃかい)の間(あいだ)を横断(おうだん)しながら、目(め)を凝(こ)らし、それらの輪郭(りんかく)を捉(とら)え直(なお)し続(つづ)けます。

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