ビッグツリースポーツクラブチーム
宇都宮市には、スポーツや芸術をはじめ様々な分野で、日本一になったり日本を代表する活躍をしている人がたくさんいます。そんな、輝いている「宮っこ」を紹介します。
力強く水をかき分け全員そろって次は世界へ
ビッグツリースポーツクラブチーム 背泳ぎ:山本 正之さん(84歳)、平泳ぎ:山崎 稔さん(75歳)、バタフライ:宇賀神 正作さん(78歳)、自由形:箭内 勝一さん(83歳) 大会基準日 令和2年12月31日時点
今年1月、千葉県で開催されたマスターズ水泳の大会「第21回CMC新年マスターズフェスティバル」。男子4×100mメドレーリレーの合計年齢320~359歳区分で、ビッグツリースポーツクラブに通う、山本さん・山崎さん・宇賀神さん・箭内さんの4人が、見事、日本新記録となる7分10秒34で、優勝を飾りました。
マスターズ水泳は、18歳から100歳以上まで参加することができ、さまざまな水泳競技で、個人・団体・年齢・能力の区分ごとに競い合う水泳大会です。
4人は10年前にも、今と同じメンバーで、男子4×100mメドレーリレーの合計年齢280~319歳区分で大会に臨み、日本新記録をマークしました。
その時に「10年後も、同じメンバーで一つ上の区分に出場し、次は世界新記録を狙う」と決意し、挑んだ今回の大会。「日本記録を更新したことはうれしいが、世界新記録には約9秒届かず、悔しさが残る」と口をそろえます。
4人が水泳を始めたきっかけは、学生時代の部活動や、現在のスイミングスクールに当たる水練学校で水泳を習ったり、定年退職をしてから健康のために始めたりとさまざま。また、「昔はよく川遊びをした」と、小さい頃から水に親しんできた思い出を懐かしそうに、声を合わせて語ります。
普段のチームでの練習は、週に2回。リーダーの箭内さんが組んだ練習メニューに精を出します。その他にも、クラブのマスターズサークルでのチーム練習に加え、マシンジムでの筋力トレーニングなど、個人練習も怠りません。
水泳に打ち込む原動力となっているものは、同じくらいの年齢の人に負けたくないという気持ち。「自分がその結果に満足できるかが大事」とそれぞれに語ります。また、「現状維持は後退である」と、常に前向きな姿勢を崩さないことを大切にしている4人。「今よりも楽に、さらに速く泳ぐためにはどうしたらよいか、常に考えて練習をする」と向上心が光ります。
今後の目標は、「10年後、一つ上の区分となる合計年齢360~399歳区分に今と同じメンバーで出場し、世界新記録を樹立すること」と意欲を見せるメンバーたち。
世界を見据えて、一かき一かき力強く水をかき分け、次なる目標へ突き進んでいます。
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