清原クラブ 代表 古山 明伸さん
宇都宮市には、スポーツや芸術をはじめ様々な分野で、日本一になったり日本を代表する活躍をしている人がたくさんいます。そんな、輝いている「宮っこ」を紹介します。
設立20周年 清原クラブ悲願の日本一
清原クラブ代表 古山 明伸さん
昨年8月、静岡県で開催され、全国から56チームが参加した第41回全日本9人制バレーボールクラブカップ男子選手権。本大会に出場した清原クラブが、設立20年目で、悲願の初優勝を飾りました。
4チームで行われる予選を勝ち抜き、1回戦・2回戦をセットカウント2-0で勝利した清原クラブは3回戦で山口県代表のチームと対戦。試合の序盤、強引なプレーやミスによる失点があった他、相手チームに立て続けに得点を許すなどして、1セット目を先取されました。しかし、全員が声を出し、チームで修正点を話し合うなど再び一丸となり奮起すると、続く2セット・3セットを連取し、2-1で逆転勝利を挙げました。その勢いのまま、続く準々決勝・準決勝・決勝をすべて2-0で勝利しました。
チームの設立者の1人で、代表を務める古山さんは、「普段は淡々とプレーする選手が多いが、全員が声を出し、チームで話し合うなど、まとまりがあった。優勝を目指していたが、本当に優勝できると思わなかった」と大会を振り返ります。また、勝因について、「昨年7月に行われた関東大会でベスト4で敗退したことで、エースに頼りすぎていたことや、レシーブなどの弱点が明確になり、全国大会に向けて課題を改善し、チーム力が向上した」と語ります。
清原クラブを設立した当時、県内には全国大会を勝ち抜くチームがありませんでした。古山さんは、バレーボールを楽しみながらも、全国に名前を残すチームを創り、バレーボールができる環境を整えたいとの思いから清原クラブを設立しました。その思いに共感した有力な選手が徐々に集まり、力を付けていきました。選手は企業などで働きながら、週2回程度集まり、練習や県内外のチームとの練習試合などに取り組みます。そして、大きな転機となったのが、2008年に開催された第28回全日本9人制バレーボールクラブカップ男子選手権でのベスト8進出でした。
古山さんは「徐々に勝てるようになり、全国大会ではベスト8に進出するなど、勝つ喜びを味わったことで意識が変わった」と懐かしそうに当時を振り返ります。
「次の目標は大会の連覇」と話す古山さん。バレーボールを楽しむ心を忘れず、清原クラブはさらなる高みを目指します。
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