菊池 徹平さん

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ページID1032348  更新日 令和6年3月8日

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宇都宮市(うつのみやし)には、スポーツや芸術(げいじゅつ)をはじめ様々(さまざま)な分野(ぶんや)で、日本一(にほんいち)になったり日本(にほん)を代表(だいひょう)する活躍(かつやく)をしている人(ひと)がたくさんいます。そんな、輝(かがや)いている「宮(みや)っこ」を紹介(しょうかい)します。

自分に打ち勝ち 高みを目指す

菊池 徹平さん

菊池徹平さん

今年1月に駒沢オリンピック公園体育館で開催された、全日本選手権大会の出場者など、限られた選手のみが参加できる「第30回JOCジュニア・オリンピック・カップ・フェンシング大会」。本大会に出場した菊池徹平さんが、見事、優勝を飾りました。
 フェンシングは、幅2メートル・長さ14メートルの細長いコートで、剣を持ち、突きや斬りを行い、1対1で対戦するスポーツです。フェンシングには、使用する剣やルール、身体を突いて得点が認められる「有効面」が異なる「フルーレ」「エペ」「サーブル」の三種目があり、菊池さんは主にエペを得意としています。エペは、全身が有効面で、攻撃は突きのみ。先に突いた方にポイントが入ります。エペの魅力について菊池さんは、「早く突いた方が勝ちなので、相手との読み合いが頭脳戦で面白い」と話します。
 本大会は日本代表の選考に関わる4つの大会の内の1つで、4つのうち2つで優勝した菊池さんですが、直前の大会はベスト16で敗退。「気の緩みがあった。絶対に優勝する」と試合の前に、鏡の前で自らを鼓舞し本大会に挑みました。「ベスト8に進出できれば優勝できると考えていたので、ベスト8進出を懸けた試合では、自分に言い聞かせ、気持ちで負けずに挑んだ」と大会を振り返ります。見事、本大会で優勝した菊池さんは、日本代表として、世界ジュニアカデ選手権への切符を手にしました。
世界ジュニアカデ選手権を前に、3月にウズベキスタンで行われたアジアジュニアカデ選手権では良い成績を残すことができなかった菊池さん。コーチから「速く攻撃しないと海外では勝てない」というアドバイスを受け、手を意識した練習に励みました。その結果、4月にブルガリアで行われた世界ジュニアカデ選手権では、練習の成果を発揮し、見事ベスト16に進出することができました。
今後の目標について、「今年から17歳以上20歳未満のジュニアの部に変更になり、対戦相手は強い選手ばかりになるため、自分の力がまだ足りないと感じている。上位の選手が集う合宿に参加する権利を得る、上位16人を目指し、練習を続けたい」と力強く話します。
現状に満足せずに、常に高みを目指す菊池さん。止まることのない成長に今後も目が離せません。

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