江川 多嘉さん

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ページID1036896  更新日 令和6年8月30日

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宇都宮市(うつのみやし)には、スポーツや芸術(げいじゅつ)をはじめ様々(さまざま)な分野(ぶんや)で、日本一(にほんいち)になったり日本(にほん)を代表(だいひょう)する活躍(かつやく)をしている人(ひと)がたくさんいます。そんな、輝(かがや)いている「宮(みや)っこ」を紹介(しょうかい)します。

夫婦の絆で掴んだ 国際写真サロン最高賞

江川 多嘉(えがわ たか)さん、江川 清(えがわ きよし)さん

江川 多嘉(えがわ たか)さん、江川 清(えがわ きよし)さん

 朝日新聞社(あさひしんぶんしゃ)、全日本写真連盟(ぜんにほんしゃしんれんめい)が主催(しゅさい)し、国内外(こくないがい)から計(けい)7629点(てん)の応募(おうぼ)があった「第(だい)84回(かい)国際写真(こくさいしゃしん)サロン」。
 市内在住(しないざいじゅう)の江川多嘉(えがわたか)さんが撮影(さつえい)した作品(さくひん)「スマホに興味(きょうみ)」が、海外(かいがい)、国内(こくない)から各(かく)3点(てん)のみが選出(せんしゅつ)される、最高賞(さいこうしょう)の審査委員特別賞(しんさいいんとくべつしょう)を受賞(じゅしょう)しました。
 作品(さくひん)の受賞(じゅしょう)の連絡(れんらく)を昨年(さくねん)12月(がつ)に受(う)けた多嘉(たか)さんは、その際(さい)の気持(きも)ちを「普段(ふだん)から夫(おっと)と一緒(いっしょ)にさまざまなコンテストに応募(おうぼ)してきたが、今(いま)までで一番規模(いちばんきぼ)の大(おお)きなコンテストでの受賞(じゅしょう)で、とても驚(おどろ)いた」と話(はな)します。
 多嘉(たか)さんは、二人(ふたり)の息子(むすこ)の子育(こそだ)てが落(お)ち着(つ)いた31年前(ねんまえ)に、20代(だい)の頃(ころ)から写真(しゃしん)が趣味(しゅみ)だった夫(おっと)の清(きよし)さんの勧(すす)めで、清(きよし)さんが持(も)っていたカメラのうち1台(だい)を譲(ゆず)り受(う)け、写真(しゃしん)を撮(と)り始(はじ)めました。多(おお)い時(とき)には、月(つき)に10日(か)は夫婦(ふうふ)で一緒(いっしょ)に写真(しゃしん)を撮(と)りに行(い)っていましたが、現在(げんざい)は多嘉(たか)さんの持病(じびょう)の影響(えいきょう)で、以前(いぜん)ほどの外出(がいしゅつ)は難(むずか)しくなってしまったと言(い)います。写真(しゃしん)にのめり込(こ)んだきっかけについて「コンテストに応募(おうぼ)してみたところ、すぐに入選(にゅうせん)したことが嬉(うれ)しく、どんどん写真(しゃしん)の魅力(みりょく)に取(と)りつかれていった。一番(いちばん)の魅力(みりょく)は、写真(しゃしん)一枚(いちまい)の中(なか)にも、被写体(ひしゃたい)となる人(ひと)や物(もの)の紡(つむ)いできた歴史(れきし)や物語(ものがたり)が写(うつ)り込(こ)むこと」だと語(かた)る多嘉(たか)さん。
 今回(こんかい)受賞(じゅしょう)した作品(さくひん)は、ススキなどの草(くさ)を束(たば)ねて家畜(かちく)の餌(えさ)などに利用(りよう)する「茅(かや)ボッチ」を撮影(さつえい)しに、江川(えがわ)さん夫婦(ふうふ)と友人(ゆうじん)の3人(にん)で日光(にっこう)に行(い)った際(さい)、途中(とちゅう)の道(みち)で偶然(ぐうぜん)二宮金次郎(にのみやきんじろう)像(ぞう)を見(み)かけたことがきっかけで撮影(さつえい)したといいます。作品(さくひん)に写(うつ)っている友人(ゆうじん)の持(も)つスマートフォンを、二宮金次郎(にのみやきんじろう)が覗(のぞ)き込(こ)んでいるようなユーモラスな構図(こうず)については「いろいろな角度(かくど)から撮影(さつえい)していて、帰(かえ)ってから改(あらた)めてデータを確認(かくにん)したところ、偶然(ぐうぜん)このような構図(こうず)になっていてとても面白(おもしろ)いと思(おも)った。この写真(しゃしん)が撮(と)れたのは、いくつもの偶然(ぐうぜん)が重(かさ)なった結果(けっか)。夫(おっと)の運転(うんてん)する車(くるま)の中(なか)では、いつも景色(けしき)を見(み)ながら構図(こうず)を考(かんが)え、頭(あたま)の中(なか)のシャッターを切(き)るようにしているので、それが実(みの)った」と笑(わら)います。
 二人三脚(ににんさんきゃく)で長年(ながねん)写真(しゃしん)を撮(と)り続(つづ)けてきた江川(えがわ)さんご夫婦(ふうふ)。これからも、二人(ふたり)で切磋琢磨(せっさたくま)しつつ、お互(たが)いを支(ささ)え合(あ)いながら、まだ見(み)ぬ新(あたら)しい出会(であ)いや風景(ふうけい)を求(もと)め、世界(せかい)を写(うつ)し撮(と)る旅(たび)を続(つづ)けます。

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