田崎 俊哉さん

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ページID1041280  更新日 令和7年7月1日

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宇都宮市(うつのみやし)には、スポーツや芸術(げいじゅつ)をはじめ様々(さまざま)な分野(ぶんや)で、日本一(にほんいち)になったり日本(にほん)を代表(だいひょう)する活躍(かつやく)をしている人(ひと)がたくさんいます。そんな、輝(かがや)いている「宮(みや)っこ」を紹介(しょうかい)します。

田崎 俊哉さん

 今年(ことし)5月(がつ)、台北市(たいほくし)で開催(かいさい)された世界大会(こくさいたいかい)「ワールドマスターズゲームズ2025」。空手競技(からてきょうぎ)に出場(しゅつじょう)した田崎俊哉(たさきとしや)さんが、型(かた)65歳(さい)以上(いじょう)コンペティション部門(ぶもん)で優勝(ゆうしょう)しました。
 ワールドマスターズゲームズは、4年(ねん)に1度(ど)開催(かいさい)され、中高年(ちゅうこうねん)のアスリートが参加(さんか)する国際的(こくさいてき)なスポーツ大会(たいかい)です。さまざまなスポーツ競技(きょうぎ)が行(おこな)われ、世界各地(せかいかくち)から数万人(すうまんにん)の参加者(さんかしゃ)が集(あつ)まります。空手競技(からてきょうぎ)には、組手(くみて)と型(かた)の2つの部門(ぶもん)があり、組手(くみて)の部門(ぶもん)は、2人(り)の選手(せんしゅ)が一対一(いちたいいち)で戦(たたか)う対戦形式(たいせんけいしき)の空手(からて)です。田崎(たさき)さんが出場(しゅつじょう)した型(かた)の部門(ぶもん)は、一人(ひとり)で行(おこな)う演武(えんぶ)で、仮想(かそう)の相手(あいて)への攻撃(こうげき)と防御(ぼうぎょ)の動(うご)きを組(く)み合(あ)わせた一連(いちれん)の技(わざ)の連鎖(れんさ)を表現(ひょうげん)するものです。この演武(えんぶ)は、技(わざ)の正確(せいかく)さ、スピード、力強(ちからづよ)さなどを審査(しんさ)の基準(きじゅん)としています。
 本大会(ほんたいかい)を「マットの上(うえ)に立(た)った時(とき)、妻(つま)や家族(かぞく)、先輩(せんぱい)、先生方(せんせいがた)への感謝(かんしゃ)を忘(わす)れないよう心掛(こころが)けていた。また、日本人(にほんじん)としての礼節(れいせつ)と武道(ぶどう)の心(こころ)を持(も)ち、相手(あいて)への敬意(けいい)を示(しめ)すことを意識(いしき)した」と振(ふ)り返(かえ)ります。
 田崎(たさき)さんは高校生(こうこうせい)の頃(ころ)、当時(とうじ)流行(りゅうこう)していた「燃(も)えよドラゴン」の主演(しゅえん)俳優(はいゆう)「ブルース・リー」や「空手(からて)バカ一代(いちだい)」を見(み)て「強(つよ)くなりたい」という憧(あこが)れから、空手(からて)を始(はじ)めました。普段(ふだん)は空手道教室(からてどうきょうしつ)で子(こ)どもたちの育成(いくせい)に取(と)り組(く)みながら、自分(じぶん)の練習(れんしゅう)に励(はげ)む田崎(たさき)さんですが「日々(ひび)の練習(れんしゅう)に本気(ほんき)で取(と)り組(く)み、息切(いきぎ)れして苦(くる)しいときほど、生(いき)きている実感(じっかん)がする。この感覚(かんかく)を味(あじ)わえるのも、妻(つま)の支(ささえ)えがあってこそのもの。57歳(さい)で出場(しゅつじょう)した全日本実業団(ぜんにほんじつぎょうだん)の試合(しあい)では、闘病中(とうびょうちゅう)の妻(つま)が応援(おうえん)に駆(か)けつけてくれ、優勝(ゆうしょう)メダルを妻(つま)にかけてあげることができたので、一番(いちばん)の思(お)い出(で)になっている」と日頃(ひごろ)からの感謝(ゆうしょう)の思(お)いを語(かた)ります。
 今後(こんご)の目標(もくひょう)について、「次回(じかい)のワールドマスターズゲームズも出場(しゅつじょう)したい。今年度(こんねんど)出場(しゅつじょう)していた選手(せんしゅ)との再会(さいかい)を楽(たの)しみにしている」と笑顔(えがお)で語(かた)ります。また、「一日一日(いちにちいちにち)の練習(れんしゅう)で自分(じぶん)に負(まけ)けず、納得(なっとく)のいく演武(えんぶ)をしたい。そして、子(こ)どもたちの成長(せいちょう)を見守(みまも)るためにも、生涯(しょうがい)現役(げんえき)でいたい」と意気込(いきご)みます。
 田崎(たさき)さんはこれからも、「一生(しょうがい)現役(げんえき)」を目標(もくひょう)に掲(かか)げながら、終(お)わりのない空手(からて)人生(じんせい)に、夫婦(ふうふ)二人三脚(ににんさんきゃく)で挑(いど)み続(つづ)けます。
 

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