作新学院高等学校 魚類・水生生物探究チーム 山本 一慧さん 岡村 琉生さん 矢萩 貴也さん 小宮山 泰盛さん 近藤 龍之介さん 赤羽 凌泰さん

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ページID1036556  更新日 令和6年7月31日

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宇都宮市(うつのみやし)には、スポーツや芸術(げいじゅつ)をはじめ様々(さまざま)な分野(ぶんや)で、日本一(にほんいち)になったり日本(にほん)を代表(だいひょう)する活躍(かつやく)をしている人(ひと)がたくさんいます。そんな、輝(かがや)いている「宮(みや)っこ」を紹介(しょうかい)します。

「未利用魚(みりようぎょ)ウザ」でつかんだ 海(うみ)なし県(けん)の海(うみ)の宝(たから)大賞(たいしょう)

作新学院高等学校(さくしんがくいんこうとうがっこう) 魚類(ぎょるい)・水生生物(すいせいせいぶつ)探究(たんきゅう)チーム 山本 一慧(やまもと かずあき)さん 岡村 琉生(おかむら るい)さん 矢萩 貴也(やはぎ たかなり)さん 小宮山 泰盛(こみやま たいせい)さん 近藤 龍之介(こんどう りゅうのすけ)さん 赤羽 凌泰(あかばね ひろやす)さん

作新学院高等学校 魚類・水生生物探究チーム 山本 一慧さん 小宮山 泰盛さん 岡村 琉生さん 近藤 龍之介さん 矢萩 貴也さん 赤羽 凌泰さん

 昨年(さくねん)11月(がつ)4日(か)、北海道大学(ほっかいどうだいがく)函館(はこだて)キャンパスで開催(かいさい)された「海(うみ)の宝(たから)アカデミックコンテスト2023」の頂上(ちょうじょう)コンテスト。
 作新学院高等学校(さくしんがくいんこうとうがっこう)トップ英進部(えいしんぶ)に所属(しょぞく)する魚類(ぎょるい)・水生生物(すいせいせいぶつ)探究(たんきゅう)チームの6人(にん)が、最高賞(さいこうしょう)の「海(うみ)の宝(たから)大賞(たいしょう)」と「水産学部賞(すいさんがくぶしょう)」をダブル受賞(じゅしょう)しました。6人(にん)は、全国(ぜんこく)から寄(よ)せられた273件(けん)の応募(おうぼ)の中(なか)から、10チームによる頂上(ちょうじょう)コンテストに進出(しんしゅつ)し、見事(みごと)、最高賞(さいこうしょう)に輝(かがや)きました。
 チームのメンバーは、3年生(ねんせい)の山本一慧(やまもとかずあき)さんが声(こえ)をかけて集(あつ)まった、岡村琉生(おかむらるい)さん、矢萩貴也(やはぎたかなり)さん、小宮山泰盛(こみやまたいせい)さん、2年生(ねんせい)の近藤龍之介(こんどうりゅうのすけ)さん、赤羽凌泰(あかばねひろやす)さんの6人(にん)です。自他(じた)共(とも)に認(みと)める魚(さかな)好(ず)きの山本(やまもと)さんは、普段(ふだん)から魚(さかな)に関(かん)する活動(かつどう)がしたいと思(おも)っていたところ、同級生(どうきゅうせい)と「グループ探求(たんきゅう)を始(はじ)めないか」との話(はな)しになり、その日(ひ)のうちに岡村(おかむら)さんを誘(さそ)い、一緒(いっしょ)に活動(かつどう)するメンバーを探(さが)し始(はじ)めました。
 単(たん)なる魚(さかな)好(ず)きの活動(かつどう)にとどまらず探究学習(たんきゅうがくしゅう)としての深(ふか)みをもたせるため、コンテストへの出場(しゅつじょう)を決(き)めた山本(やまもと)さんたちは、県内外(けんないがい)の水族館(すいぞくかん)や漁業関係者(ぎょぎょうかんけいしゃ)を訪問(ほうもん)していく中(なか)で、漁(りょう)で網(あみ)にかかってもさまざまな理由(りゆう)で捨(す)てられてしまう未利用魚(みりようぎょ)の問題(もんだい)に着目(ちゃくもく)し、研究(けんきゅう)テーマに定(さだ)めました。アンモニア臭(しゅう)が未利用(みりよう)の原因(げんいん)となるサメなどの活用法(かつようほう)を検討(けんとう)する中(なか)で「宇都宮(うつのみや)といえばギョウザだ」と考(かんが)え、料理(りょうり)が得意(とくい)な矢萩(やはぎ)さんをメンバーに引(ひ)き入(い)れ、小宮山(こみやま)さんが臭(くさ)みを消(け)す食品(しょくひん)を研究(けんきゅう)するなど、それぞれの持(も)ち味(あじ)を生(い)かし、おいしく食(た)べられる「未利用魚(みりようぎょ)ウザ」を完成(かんせい)させて、研究成果(けんきゅうせいか)をまとめました。
 コンテストの結果(けっか)について山本(やまもと)さんは「書(か)きたいことが多(おお)く、発表(はっぴょう)の資料(しりょう)や原稿(げんこう)をまとめて応募(おうぼ)できたのは締(し)め切(き)りの4分前(ふんまえ)になってしまい、最高賞(さいこうしょう)まで取(と)れるとは思(おも)っていなかった」と率直(そっちょく)に語(かた)ります。
 コンテスト終了後(しゅうりょうご)、知名度(ちめいど)が上昇(じょうしょう)したこともあり、現在(げんざい)一緒(いっしょ)に活動(かつどう)をするメンバーは20人(にん)以上(いじょう)になりました。今後(こんご)の活動(かつどう)について山本(やまもと)さんは「流通経路(りゅうつうけいろ)や加工(かこう)する場所(ばしょ)が課題(かだい)だが、今(いま)は未利用魚(みりようぎょ)ウザの商品化(しょうひんか)に向(む)けて取(と)り組(く)んでいる。自分(じぶん)が引退(いんたい)しても活動(かつどう)が継続(けいぞく)できるよう頑張(がんば)りたい」と意気込(いきご)みを語(かた)ります。
 山本(やまもと)さんたちは、海(うみ)なし県(けん)の県境(けんきょう)をも飛(と)び越(こ)える生(い)きの良(よ)さで、これからも活動(かつどう)を続(つづ)けます。

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