阿久津 未来也さん

Xでポスト
フェイスブックでシェア
ラインでシェア

ページID1041440  更新日 令和7年8月1日

印刷 大きな文字で印刷

宇都宮市(うつのみやし)には、スポーツや芸術(げいじゅつ)をはじめ様々(さまざま)な分野(ぶんや)で、日本一(にほんいち)になったり日本(にほん)を代表(だいひょう)する活躍(かつやく)をしている人(ひと)がたくさんいます。そんな、輝(かがや)いている「宮(みや)っこ」を紹介(しょうかい)します。

阿久津 未来也さん

 今年(ことし)6月(がつ)に岡山県(おかやまけん)で行(おこな)われた「全英(ぜんえい)への道(みち) ミズノオープン」。本大会(ほんたいかい)に出場(しゅつじょう)した本市出身(ほんししゅっしん)の阿久津未来也(あくつみきや)さんが、見事(みごと)、優勝(ゆうしょう)に輝(かがや)きました。
 本大会(ほんたいかい)は、国内(こくない)で開催(かいさい)される男子(だんし)ゴルフの公式(こうしき)トーナメントで、4日間(よっかかん)を通(とお)して予選(よせん)ラウンドから決勝(けっしょう)ラウンドまで争(あらそ)います。上位(じょうい)に入賞(にゅうしょう)した選手(せんしゅ)には、世界最古(せかいさいこ)のメジャー大会(たいかい)である全英(ぜんえい)オープンの出場権(しゅつじょうけん)が与(あた)えられるため、世界(せかい)の舞台(ぶたい)へのステップになる大会(たいかい)として、国内外(こくないがい)から注目(ちゅうもく)が集(あつ)まる大会(たいかい)です。
 阿久津(あくつ)さんは、優勝(ゆうしょう)した時(とき)の心境(しんきょう)を「うれしい気持(きも)ちと同(おな)じくらい安堵(あんど)した。プロに転向(てんこう)し、ツアー優勝(ゆうしょう)を目標(もくひょう)に励(はげ)んできたので、家族(かぞく)や友人(ゆうじん)、ファンの期待(きたい)にやっと応(こた)えることができた」と笑顔(えがお)で振(ふ)り返(かえ)ります。
 今年(ことし)5月(がつ)に千葉(ちば)で行(おこ)われた「アジアンツアーインターナショナルシリーズ」から、3試合(しあい)予選落(よせんお)ちが続(つづ)き、数年(すうねん)抱(かか)えていたパッティングへの悩(なや)みが大(おお)きくなっていた阿久津(あくつ)さん。不安(ふあん)な気持(きも)ちのまま本大会(ほんたいかい)の初日(しょにち)を迎(むか)えていましたが、ツアー前(まえ)に、昔(むかし)からお世話(せわ)になっているクラフトマンにパッティングのアドバイスを受(う)けたことで、好調(こうちょう)な時(とき)の感覚(かんかく)を取(と)り戻(もど)すことができました。2日目(にちめ)を終(お)え、4位(い)タイで予選(よせん)を通過(つうか)し、冷静(れいせい)な気持(きも)ちで迎(むか)えた決勝(けっしょう)ラウンドについては、「本大会(ほんたいかい)開催(かいさい)コースならではの強風(きょうふう)が吹(ふ)く中(なか)で、あの環境(かんきょう)だったからこそ割(わ)り切(き)ってプレーすることができた。完璧(かんぺき)でなければならないというプレッシャーがなかった」と振(ふ)り返(かえ)ります。サンデーバックナインと呼(よ)ばれるツアー最終日(さいしゅうび)の後半(こうはん)9ホールでは、「人生で1番(ばん)パットが入った9ホールで、うれしさもあったが、不思議(ふしぎ)な感覚(かんかく)だった」と話(はな)します。
 祖父母(そふぼ)が趣味(しゅみ)でゴルフをしていたことをきっかけに、ゴルフを始(はじ)めた阿久津(あくつ)さん。「当時(とうじ)、ゴルフボールがカップに落(お)ちる音(おと)が楽(たの)しく、ゴルフが友達(ともだち)のようだった」と語(かた)ります。その後(ご)、大学(だいがく)4年(ねん)で日本学生(にほんがくせい)ゴルフ選手権競技(せんしゅけんきょうぎ)で優勝(ゆうしょう)するなど優秀(ゆうしゅう)な成績(せいせき)を収(おさ)め、22歳(さい)でプロに転向(てんこう)しました。
 プロ8年目(ねんめ)となった本大会(ほんたいかい)では、念願(ねんがん)のツアー初優勝(はつゆうしょう)を果(は)たし、本市(ほんし)の子(こ)どもたちに夢(ゆめ)と希望(きぼう)を与(あた)えた阿久津(あくつ)さん。振(ふ)り抜(ぬ)いたクラブの先(さき)に、きらめく未来(みらい)への軌道(きどう)を描(えが)き続(つづ)けます。
 

このページに関するお問い合わせ

総合政策部 広報広聴課 広報グループ(市役所3階)
電話番号:028-632-2028 ファクス:028-637-5151
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。