エイジェックユース　多田出美瑛奈さん　駒場千織さん

宇都宮市（うつのみやし）には、スポーツや芸術（げいじゅつ）をはじめ様々（さまざま）な分野（ぶんや）で、日本一（にほんいち）になったり日本（にほん）を代表（だいひょう）する活躍（かつやく）をしている人（ひと）がたくさんいます。そんな、輝（かがや）いている「宮（みや）っこ」を紹介（しょうかい）します。

エイジェックユース　多田出美瑛奈さん　駒場千織さん

今年(ことし)7月(がつ)、神奈川県(かながわけん)で開催(かいさい)された「第(だい)11回(かい)全国女子中学生(ぜんこくじょしちゅうがくせい)硬式野球選手権大会(こうしきやきゅうせんしゅけんたいかい)」。本市在住(ほんしざいじゅう)の多田出美瑛奈(ただいでみえな)さん、駒場千織(こまばちおり)さんが、本大会(ほんたいかい)にエイジェックユースの一員(いちいん)として出場(しゅつじょう)し、見事(みごと)優勝(ゆうしょう)を果(は)たしました。
本大会(ほんたいかい)は、若手女子野球選手(わかてじょしやきゅうせんしゅ)の登竜門(とうりゅうもん)として知(し)られており、強豪校(きょうごうこう)の選手(選手)や将来(しょうらい)の日本代表選手(にほんだいひょうせんしゅ)を数(かず)多(おお)く輩出(はいしゅつ)しています。
2人(り)が所属(しょぞく)するエイジェックユースは、県内外(けんないがい)問(と)わず、小学(しょうがく)6年生(ねんせい)から中学(ちゅうがく)3年生(ねんせい)の女子(じょし)で構成(こうせい)されたチームです。チーム指針(ししん)として「ワンフォーオール　オールフォーワンの精神(せいしん)を持(も)つ」、「目的(もくてき)、目標(もくひょう)を明確(めいかく)にし、行動(こうどう)に移(う)す」、「常(つね)に感謝(かんしゃ)の気持(きも)ちを持(も)ち、相手(あいて)以上(いじょう)に相手(あいて)のことを考(かんが)え、行動(こうどう)する」、「凡事徹底(ぼんじてってい)、当(あ)たり前(まえ)のことを当(あ)たり前(まえ)に」の4つを掲(かかげ)げ、日々(ひび)練習(れんしゅう)に励(はげ)んでいます。
多田出(ただいで)さんは、本大会(ほんたいかい)について「応援(おうえん)してくれる仲間(なかま)や家族(かぞく)への感謝(かんしゃ)を忘(わ)れずにプレーできた。準決勝(じゅんけっしょう)の相手(あいて)は、以前(いぜん)コールド負(ま)けをしたチームだったため、必(かなら)ずこの試合(しあい)で取(と)り返(かえ)すという強(つよ)い気持(きも)ちで挑(いど)んだ」と強(つよ)い眼差(まなざ)しで話(はな)します。
結果(けっか)は、延長(えんちょう)までもつれ込(こ)んだ末(すえ)、多田出(ただいで)さんのサヨナラヒットで勝利(しょうり)しました。その時(とき)のことを「この試合(しあい)に勝(か)てた時、この勢(いき)いのまま優勝(ゆうしょう)できると思(おも)い、強(つよ)い自信(じしん)になった」と振(ふ)り返(かえ)ります。
また、駒場(こまば)さんは「審判(しんぱん)に注意(ちゅうい)されるくらい声(こえ)が出(で)ていた。そのくらい全員(ぜんいん)が優勝(ゆうしょう)という目標(もくひょう)に向(む)かって強(つよ)い気持(きも)ちを持(も)つことができていた」と微笑(ほほえ)みます。
今後(こんご)の目標(もくひょう)について、多田出(ただいで)さんは「尊敬(そんけい)するキャプテンのように、プレーだけでなく、声(こえ)でもチームを引(ひ)っ張(ぱ)ることができる選手(せんしゅ)になりたい」と話(はな)し、駒場(こまば)さんは「サードを守(まも)っているので、守備(しゅび)が強(つよ)い選手(せんしゅ)になって、大切(たいせつ)な時(とき)に任(まか)せられる存在(そんざい)になりたい」と語(かた)ります。
チームが代替(だいが)わりすることについて2人(り)は「今年(ことし)は特(とく)に声(こえ)が出(で)ていたチームだったので、今以上(いまいじょう)に声(こえ)を出(だ)せるようにして、学年(かくねん)を超(こ)えた仲(なか)の良(よ)さで、今年(ことし)の3年生(ねんせい)に負(ま)けないくらい強(つよ)くなりたい」と声(こえ)をそろえます。
2連覇(れんぱ)への熱(あつ)い想(おも)いを胸(むね)に、仲間(なかま)とともに成長(せいちょう)し、夢(ゆめ)を叶(かな)えるために未来(みらい)を見据(みす)える2人(り)の姿(すがた)から目(め)が離(はな)せません。